〔高浜MOX核燃疑惑〕★ 福井地裁の判決を受け、関電、高浜原発3号機に(3号機だけで)MOX燃料、「157体」、装荷へ / 4号機は年明け1月下旬装着 ……10月時点では「3号機用20体、4号機用4体」しかなかったはずなのに、どうして急にそれだけ、手充て出来たのか? ★ フランス・シェルブール発の謎の放射性物質運搬船「BBCシャンハイ号」は、高浜向けMOX燃料をひそかに大量に運んでいたのかもしれない?! 福井地裁で「再稼働OK」判決が出るのを見越して!
★ BBCシャンハイ号は、インドネシア当局によると、核廃棄物「125トン」と積んで、フランス・シェルブール港を出港。
シドニー・ケンブラ港で12月5日、「25トン」を下ろし、その後、豪東海岸を北上。
今月22日、上海港に入港するといったまま、消息を絶っている。
⇒ https://www.vesselfinder.com/vessels/BBC-SHANGHAI-IMO-9224623-MMSI-304322000
本ブログは差し引き「100トン」が同船によって、どこに運ばれているか、追跡せざると得ないとして追及して来たわけだが、高浜原発3・4号機MOX発電のため、急にこれまでなかったはずの「MOX燃料」が“突如”用意されたところからみると、「BBCシャンハイ号」――もしくはインドネシア海軍が同じように阻止線を張った「MV トレーダー号」によって、MOX燃料が運び込まれた可能性を排除できない。
ひょっとしたら、「BBCシャンハイ号」(あるいは「MV トレーダー号」)は、まだ高浜・原発港にいるかも知れない。(あるいはとっくに積み下ろして、すでに上海に入港しているかも知れない)。
地元の報道陣には、確認していただたい。
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高浜原発向けのMOX燃料の一部が、2013年6月に輸送船でもって運び込まれた。
その輸送の際、インドネシアかど輸送ルートの各国から抗議の声が上がっていた。
もしかしらた関電は、今回の福井地裁での関電勝訴判決を見越し、国際社会の抗議に肩すかしさせるため、フランスから豪への核廃棄物返還にかこつけ、MOX燃料を高浜へ運び込んだのかも知れない。
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★ さらに想像力(妄想力)をたくましくすると、高浜向けのMOX燃料が「100トン」に満たない場合、その差は何なのか、という重大な問題が提起される。
あくまでも想像だが、その差は使用済核燃料から抽出された〔安部政権が目指す?核武装用の〕兵器用=軍事級プルトニウムも、その「差」に含まれいているのではないか?
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★ つまり、福井新聞など地元のジャーナリストにたしかめてもらいたいのは、こういうことだ!
高浜3・4号機用の「追加MOX燃料」は、どこから、降ってわいたか?
ぜひとも、追及をお願いしたい!
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◎ 産経ウェスト 3号機は今月25日に燃料装荷 営業運転は2月下旬に 4号機は1カ月遅れ
⇒ http://www.sankei.com/west/news/151224/wst1512240069-n1.html
・ 関西電力は24日、高浜原発3号機(福井県高浜町)の原子炉に燃料を挿入する「燃料装荷」を25日に行うと発表した。
5日程度かけて燃料157体を入れ、来年1月下旬に原子炉を起動して再稼働を目指す。2月の上旬に発電、下旬に営業運転する見通しという。
高浜原発4号機については、来年1月下旬に燃料装荷し、2月下旬の再稼働を目指す。3月下旬に営業運転する方針で、3号機の1カ月遅れで作業が進められている。
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◎ 福井新聞 高浜3、4号にMOX燃料装荷へ 再稼働時、関西電力が方針
(10月12日)⇒ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/npp_restart/81473.html
・ 高浜3、4号機では現在、MOX燃料の新燃料24体(3号機用20体、4号機用4体)、3号機で一度燃やした燃料8体を使用済み燃料プールに保管。プルサーマル発電の実績がない4号機は、原子炉に装荷する前に新燃料の使用前検査が必要となっている。
Posted by 大沼安史 at 08:49 午後 | Permalink