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2015-12-26

〔アベノ死の灰の商人〕◆ インド政府高官 東芝子会社の米ウェスチングハウス社に原発6機(基)を発注する可能性を示唆 ―― ロイター通信が「契約はほぼ確実になった」と国際社会に速報!

 ★ 武器輸出の「死の商人」と化したアベ政権が「死の灰の商人」になって、なりふり構わず、核不拡散条約に加盟していないインドのモディ政権と原子力協定を結ぼうとしている理由が分かった!

 日印首脳会談で日本の原発輸出を可能にする原子力協定を結ぶことに原則合意した安倍首相に対して、ナガサキの被爆者5団体は15日、「正気の沙汰とは思えない」と抗議文を送ったが、安倍政権は「狂気の確信犯」であることは今や明白である。

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 ★ ロイター電によると、東芝はこんなそろばんをはじいているという。

 「東芝によると、1基あたりの受注額は、設計から建設まですべて請け負うEPC契約の場合、約20億ドル(約2400億円)にのぼる。6基ともEPC契約とは限らないため、受注総額は単純に6倍となるわけではないが、仮に受注できれば巨額な契約になることは間違いない」

 死の灰は金まみれでもあるということか?

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 ★ このロイターは、こうも報じている。

 「原子炉メーカーのインド進出をめぐっては、原発事故が起こった際にメーカーにも賠償責任を負わせる原子力損害賠償法の存在がネックとなっていたが、先のインド政府高官によると、インドは数週間以内に原子力損害の補完的な補償に関する条約(CSC)を批准する見通しで、最後のハードルも越えたようだ」

 「CSCは署名国に対し、原子力事故の賠償責任を事業者のみに集中させ、補償基金へのアクセスを認める」

 フクイチでのように、原発で核惨事が起きてもメーカーの責任が問われなくなるから、売り込みに拍車をかけている……というわけである。

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 〔★は大沼〕 ◎ ロイター電(日本語)焦点:東芝子会社がインド原発受注へ、中ロ躍進で先行き懸念も
 (24日付け)⇒ http://jp.reuters.com/article/toshiba-westinghouse-india-idJPKBN0U70T220151224

Posted by 大沼安史 at 03:00 午後 |