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2015-12-06

〔南太平洋の楽園 平和なうつくしま、マーシャル諸島が地球暑熱化=海面上昇で水没の危機に直面〕◆ 島の男たち、子どもたちと一緒に、日曜日を除く毎日、コンクリ片や金属スクラップで手製の防波堤づくり ◆ 2013年には洪水で数百戸、浸水 ―― いまなお1~2か月に一度、高潮被害 ◆このままでは今世紀末まで1~4フィート、海面上昇。マーシャル諸島の標高は6フィート未満。高潮が来たら、水没! ―― ニューヨーク・タイムズがパリCOP21に合わせ、現地ルポで警告!

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 ★ 南極大陸の西側氷床が解ければ、世界の海面は数メートル上昇するのではないか、との観測もある。

 これにより、バングラなどの沿岸地帯の人びとが避難・移住を強いられることが懸念されているが、日本のわたしたちが心配しなければならないのは、フクイチなど原発への影響である。

 温暖化の進行による海面上昇――それにともなう沿海原発の危機!

 これを安倍政権はどうしようとしているのか?

 「クール・アース」「美しいの星」を守る?…………口先でごまかさず、真剣に対策を考えてほしいものだ。

 地球暑熱化防止は、原発再稼働列島のハルマゲドン危機を回避するものであることを、安倍首相は認識すべきである!

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 ★ ニューヨーク・タイムズのルポは、マーシャル諸島が、冷戦期に米国が、隣のビキニ環礁などで続けた原水爆実験(計67回)についても触れている。

 現在、パリCOP21にマーシャル諸島共和国を代表して参加しているトニー・デブラム外相(70歳)は、祖父と一緒に漁をしていた9歳のときのことを今も、鮮明に覚えているという。
 
 「閃光のあと、空が血の色に染まった」と。

 マーシャル群島には、原水爆を逃れて、人々がビキニなどから逃げて来ている。

 「核」と「地球温暖化」――マーシャル諸島の人びとは、現代最大の悪をふたつも背負い込んでいるのだ。

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 ★ タイムズのルポによれば、マーシャル諸島では海岸線の墓地が流される事態にたっており、「コンクリ製の地上墓」でしのいでいるが、それさえも波が洗い始めているという。

 これはしかし、日本列島の海辺の墓地の未来図であることを忘れてはならない。

 ★ 海水の浸透で、主産物の「パンノキ」が枯れてしまったそうだ。

 ★ マーシャル諸島のクワジャレーンには、米軍のミサイル発射基地がある。「ロナルド・レーガン・弾道ミサイルサイト」だ。

 2008年、同基地を高潮が襲った。

 米軍は海水淡水化設備を設置し、防波堤を強化したという。

 米国はマーシャル群島全体に防波堤網を張り巡らすべきではないか?

 ★ ニューヨーク・タイムズがこのルポ記事を掲載する前、実は、ワシントン・ポスト紙も、11月27日付けで、A Ground Zero Forgotten(忘れられた爆心地)というタイトルで、長文のマーシャル諸島ルポを報じている。

 それによると、アンジーのよって映画化もされた「アンブロークン」の主人公、五輪陸上アスリート、ザンペリーニさんも、マーシャル諸島に旧日本軍が設けいていた収容所に42日間収容され、拷問を受けたそうだ。

 マーシャル諸島は旧日本軍が占拠し、米軍との間で死闘を続けた玉砕の島だ。

 島民にもどれだけ迷惑をかけたことか?

 日本政府は、アメイカの顔色のうかがい、マーシャル諸島の危機に目をつむってはならない。

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 〔★は大沼〕 ◎ ニューヨーク・タイムズ The Marshall Islands Are Disappearing(マーシャル諸島が消えて行く)
 (2日付け)⇒ http://www.nytimes.com/interactive/2015/12/02/world/The-Marshall-Islands-Are-Disappearing.html?_r=2

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 ◎ ワシントン・ポスト A ground zero forgotten
  ⇒ http://www.washingtonpost.com/sf/national/2015/11/27/a-ground-zero-forgotten/

Posted by 大沼安史 at 07:55 午後 |