〔アベノ再稼働 破局への暴走を許さない〕◆ 屋外外部被曝線量、フクイチと同条件で最大500.9ミリシーベルト / 「死の灰」、30キロ圏外にも! 東電が狙う柏崎刈羽原発、再稼働して重大事故が起きた際の「放射能雲」拡散予測を、新潟県庁(泉田知事)が公表!―― ★ 越後平野ばかりか、関東甲信越北陸が汚染されてしまう!
◆ 雨が降ったら、40キロ圏外の魚沼市でも72時間で1ミリシーベルト!
◆ ベント作動に成功しても、30キロ圏を大きく超えて、放射性物質が拡散!
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◆ 東電福島第1原発事故と同様に、発生から8時間後に格納容器が破損し、ベントを使用しないで放射性物質の放出が72時間続いた場合(図参照)、屋内退避などをせずに屋外にいたケースの外部被ばく線量は最大値で500・9ミリシーベルト。
これに対し、同じ気象条件で事故発生から6時間後にベントを行った場合の最大値は88・61ミリシーベルトで、未使用時の約6分の1に抑えられた。
ベントの効果が一定程度確認された一方、ベントを使っても、外部被ばくに影響する希ガスなどの放射性物質の拡散を完全に防ぐことはできず、多くのケースで原発から半径30キロ圏外まで影響が及ぶことも示された。
北西に中程度の風が吹き、雨が降っている場合=図(2)参照=、原発から40キロ以上離れている魚沼市でも72時間で1ミリシーベルトの外部被ばくをする計算だ。これは国際放射線防護委員会(ICRP)が公衆の線量限度とする年間1ミリシーベルトの被ばく線量に相当する。
拡散予測は16日、柏崎刈羽原発の安全性を議論する県技術委員会で示された。会合後の会見で、座長の中島健京都大教授は「防護対策として何を考えるか。(ベントをしても残る放射性の)希ガスにどう対応するか。今後議論したい」と述べた。
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〔★は大沼〕 ◎ 新潟日報 原発ベントでも30キロ圏外に拡散 県が公表 放射性物質の拡散予測
(17日付け) ⇒ http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20151217223870.html
Posted by 大沼安史 at 06:16 午後 | Permalink