〔アベノ再稼働 許すまじ〕★ 安倍政権は「今にも第2のフクシマ原発事故を起こそうとしているわけです」「今も、表向きは動き出したように見えますが、すぐに事故を起こすと断言します」―― ◎ (大手メーカーで金属腐食の研究をしていた)広瀬隆さんが警告!
★ 米国のNPO「憂慮する科学者たち」のデイブ・ロックバウム博士は、とくに「配管(パイプ)」がヤバイと警鐘を鳴らしている!
全米約100の原発炉で、破断など4000件以上のトラブル。
ということは日本でもその半分、2000件以上のトラブルが発生しているはずだ!
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★ 広瀬隆さんの以下の警告は、とりもなおさず、「日本滅亡」の警告である。
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◆ 部品が何千、何万とあって、しかも川内原発も伊方原発も、4年間、動かしていなかったのです。
◆ 一番こわいのは海の塩分ですね。あれで金属が腐食します」。「再稼働原発はなぜ事故を起こすか?
◆ 柏崎原発も2007年の中越沖地震で、2年近く止めていて、強引に動かしましたが、すぐに止まりました。長く止めておいたものは、特に危ないのです。
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★ ロックバウム博士によると、米国の原発では1961~97年までの間、なんと4064件の配管故障(事故)が起きたそうだ。
このうち漏洩事故は2247件(破断・切断179件など)。
米国の原発(炉)は約100機だから、日本の2倍。
ということは、日本でも米国で起きた配管故障(事故)が「半数」起きていても不思議ないわけだ。
広瀬隆さんの警告を裏付ける、統計ではある!
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〔★は大沼〕 ◎ 広瀬隆さん / ダイヤモンド書籍オンライン ⇒ http://diamond.jp/articles/-/82660?page=3
◆ 原発は、自動車の部品の比ではありません。自動車を何千台も集めたような設備ですから、部品が1つも壊れないなどということは、考えられないでしょう? 必ず故障します。現実に、自動車業界はリコールだらけです。ところが原発は、それを修理しながら運転している。つまり、高速道路を突っ走りながら、ブレーキ・テストをやっているのと同じです。部品が何千、何万とあって、しかも川内原発も伊方原発も、4年間、動かしていなかったのです。
私は大手メーカーで、金属材料の腐食の研究をやっていたエンジニアなのでわかるのですが、この状態で動かせば、必ずトラブルを起こします。すぐに起こします。問題は、九州電力の社員たちは、全員が、箝口令を敷かれていますから、何かトラブルがあっても隠すということです。上から、再稼働の厳しい命令を受けていますので、ね。それが最もこわいことです。今も、表向きは動き出したように見えますが、すぐに事故を起こすと断言します。
みなさんの中でエンジニアの方はご存じでしょうが、川内原発もほかのすべての原発も、海岸線にありますから、一番こわいのは海の塩分ですね。あれで金属が腐食します。
みなさんはパソコンを使っているでしょうが、5年くらいですぐ壊れるでしょう? 詐欺みたいなトラブルで、すぐに買い換えなければならないため、絶えずお金を取られていますね。部品のなかでとりわけ危険なのは、電気回路です。昔でしたら、たいていの電気製品は、自分で分解して直すことができました。
でも、今は何も直せないようになっている。今のパソコンは、われわれ技術者でも修理できません。回路の中の部品を交換しないといけない。そうした電気回路が山のようにあるのです。そうしたものが、原子炉の制御装置です。
次に再稼働させようとしている伊方原発も、川内原発と同じ状態です。
オペレータの人たちは必死になって検査をしているが、パーツごとにバラバラに検査しても、実際の危険性はわからない。
制御棒を引き抜いて核分裂がはじまり、原子炉の内部が高温、高圧になります。そうした過酷な運転条件に突入して初めて、トラブルが判明するのです。原発のおそろしいところは、そのトラブルが1ヵ所だけでなく、あちこちで同時に起こってくることです。
そんなことは、事態が深刻にならない限り、一切報道されません。しかし内部では、今もさまざまなトラブルが日々起きています。深刻になった時には、もう手遅れです。
つまりわれわれは、大事故の生体実験にかけられているのです。
それが現状です。ハッキリ言っておきますが、今にも第2のフクシマ原発事故を起こそうとしているわけです。
Posted by 大沼安史 at 02:57 午後 | Permalink