〔(少なくとも)日本の12大学・研究機関の研究者に米軍が2000年以降、2億2600万円以上の研究資金、投下〕◆ 共同通信が調査報道で暴露! ★ 非人道的な研究にも、フクイチ被曝地での被曝研究にも、米軍資金が投下されているのではないか? 全容の解明が求められている!
★ 東京新聞が掲載した共同電では、米軍が資金供与した研究の中身について、わずかに東工大の「炭素繊維複合材」が挙げられているだけで、全容はなお不明だ。
共同通信にはこの点についても追及・解明していただきたい。
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★ わたしは米軍資金は、以前、カナダのマクギル大学のキャメロン博士や米エール大学のデルガド博士らによるマインド・コントロール研究のような、非人道的な研究にも投下されているのではないか、と疑っている。
あるいはフクイチ核惨事で汚染された被曝地での医学的なデータ収集などにも投下されているのではないか、とも疑っている。
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★ 元・東大全共闘議長の山本義隆さんの自分史的時代回想録、東大闘争とその源流をたどった『私の1960年代』(金曜日・刊)によると、山本さんが大学院の博士課程の時――米軍のベトナムにたいする軍事行動がエスカレートしていった1967年の5月に、前年の9月、日本物理学会主催で国際会議の開催費用を米軍が支出していたことが新聞報道で明らかになった。
「一切の軍隊からの援助、その他一切の協力関係を持たない」――「物理学有志の会」が結成され、決議文が採択された。
山本義隆さんはその運動に参加し、それが東大闘争のひとつの源流となって行く。
それから半世紀――。
この日本の大学の「軍学協同化」路線の進みようは、いったい、何なのだ?
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〔★は大沼〕 ◎ 東京新聞 日本の研究者に米軍資金 12大学・機関に2億円超
(7日付け)⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015120702000125.html
Posted by 大沼安史 at 04:32 午後 | Permalink