〔フクイチ核惨事〕◆ 「イスラエルのバイオテク企業が被曝治療をフクシマで実験(Israeli biotech firm to test radiation therapy in Fukushima)」 ◎ 「プルリステム(Pluristem)」社、福島医大と組んで、人間の胎盤細胞から抽出した同社の被曝治療薬をテストへ 高レベル被曝で、肺・皮膚・骨髄・腸管に急性被曝症状を起こした原発廃炉作業員を想定 ―― ロイター通信が報道
★ 被曝治療薬のテストを行なうのは福島医大だそうだが、医大病院で誰を対象に行なうつもりなのか?
すでに被曝した福島県民(入院・外来患者)をモルモット代わりにするつもりなのか?
県民の被曝症状を治療する治療薬としてテストするものなら――特効薬になり得るものなら、それはそうと明らかにすべきである!
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福島医大はそもそも――たしか、子どもたちの甲状腺被爆癌は「考えられない」としていたはず。
被曝など医学的に考えられないとしながら、どうして、その一方で、被曝治療薬の治験に携わるのか?
福島医大はこの問題について情報公開すべきである!
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★ ついでにフクイチ核惨事の際、自分たちだけ安定ヨウ素剤を服用したことについても、その理由を情報公開してもらいたい!
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〔★は大沼〕 ◎ ロイター通信 Israeli biotech firm to test radiation therapy in Fukushima
(3日付け)⇒ http://www.reuters.com/article/pluristem-fukushima-idUSL8N13S17F20151203#ijl4sI6pYVxUTjbj.99
・ Israeli biotech firm Pluristem Therapeutics has partnered with Japan's Fukushima Medical University to test its radiation treatment derived from human placenta cells, which it hopes will protect workers decommissioning nuclear reactors.
・ Pluristem said on Thursday the collaboration will focus around a new placenta-based therapy for cases of Acute Radiation Syndrome, caused by exposure to high levels of radiation.
・ Pluristem's PLX-R18 therapy is meant to combat potentially lethal damage to the lungs, skin, bone marrow and gastrointestinal tract. Fukushima Medical University will conduct studies to test the therapy.
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◎ 日経新聞 放射線障害の治療薬、日本で共同開発 イスラエルの医療VB
(3日付け)⇒ http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ02IBZ_T01C15A2EAF000/
・ ナスダック上場の再生医療ベンチャー、プルリステム・セラピューティクス(イスラエル)は福島県立医科大学と放射線障害の共同研究を始める。原子力に関する事故などで発生する高線量放射線被曝(ひばく)によって臓器に致死的な影響を与える急性放射線症候群やがんの放射線治療後に骨髄が正常な血液を作れなくなった際の治療薬の開発を目指す。……
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★ 「プルリステム・セラピューティクス」を紹介する英語版ウィキによると、今回、福島医大にテストさせる被曝治療法かどうかわからないが、同社の「 PLX cells」が2012年5月、7歳のルーマニアの少女に筋肉注射され、減少していた赤血球、白血球、血小板を著しく回復したことがある。
少女は退院することができたという。
Posted by 大沼安史 at 09:47 午後 | Permalink