〔核武装国家、アメリカの悲劇 明るみに!〕◆ IRRADIATED(被曝)、3万3480人以上が被曝して亡くなり、米政府の補償を受ける!――「マンハッタン計画」に始まった70年の核の歴史は、これほど多数の(それも、実態としては、それ以上の!)アメリカ人の命を奪っていた! 米紙が調査報道で隠されたレガシーの全容に迫る! ★ 日本政府も原発など核施設での作業従事者に対し、米政府にならって補償基金を設け、被曝補償をするべきである!
★ 核兵器はその製造過程の被曝ににより、自国民をも、これだけ殺すものであることが、米国の新聞ジャーナリスト集団によって暴露された!
何が「核の抑止力」なものか!
それは「クリーンで安い、無限エネルギー」とウソがつきまくられた、この国(日本)の原発作業現場でもいえることだ!
何が「クリーンなエネルギー」なものか!
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◆ 米国の核兵器開発で被曝し、癌になったアメリカ人は、10万7394人。
◆ 米政府、2001年に「核兵器製造従事者に対する補償基金」を設ける。
◆ 同基金で被曝補償金受け取った、すくなくとも3万3480人が、これまでに死亡している。これはイラク・アフガンでの米軍戦死者の4倍以上に相当する。
◆ これまで被曝補償を受けた核兵器製造従事者の総数は、5万3000人以上。
◆ しかし、補償を申請した人のうちの半分以下しか、補償金を受け取って(補償されて)いない。1ドルも補償金を受け取れずにいる被曝作業員は5万4005人に達する。
◆ 同基金が創設された2001年以降、製造現場の安全基準は強化されたことになっているが、きびしい被曝環境は続いており、同年以降、新たに働き出した118人に対し、補償を行なっている。
◆ 老朽化したB61核爆弾を解体し、新型核兵器に再生しているテキサス州の「パンテックス工場」では、組合をつくった1100人の作業員がことし9月、ストライキに立ち上がり、39日間、闘い抜いて勝利を収めた。
◆ 米政府は1兆ドルを投入、保有全核兵器の「現代化」を続けようとしている。
◆ 2011年11月8日(フクイチ核惨事の8か月近くあと)、アイダホ州のアイダホ国立研究所で、プルトニウム新型実験炉の燃料プレートのテープが破れ、プルトニウムの粉末が飛び出し、空中の浮遊した。
ラルフ・スタントンさんら16人の作業員が吸引被曝した。
◆ ことし10月1日、テネシー州のオークリッジのすむエヴェリン・バブさん(90歳)が自宅で死んでいるのを、息子さんが見つけた。
エヴェリンさんは1944年、19歳で、オークリッジのY12工場でウラニウム分離の仕事に携わり、被曝した。
彼女は「カルトロン〔ウラニウム分離装置〕・ガールズ」といわれた、数千もの女性作業員の一人だった。
ヒロシマの原爆づくりのなかで被曝し、補償金を受け取った。
◆ サウスカロライナ州のサバンナ・リバー核施設で1975年10月、プルトニウムの汚泥が建屋の事務室の壁を破って雪崩れ込んで来た。
汚泥は床上1.2メートルもの高さに達した。
バイロンさん(84歳)は男性ながら乳癌を発症した。酸素マスクで生きている。
35万ドルの補償金が交付された。
◆ 同じサウスカロライナ州のサバンナ・リバー核施設で17年間働いたスミッティーさんが骨髄腫と診断されたのは、2008年9月のことだ。
スミッティーさんは5万4千人以上いる「補償金をびた一文もうけとっていない」被曝者の一人。
聖書をモルヒネを頼りに生き、ことし11月5日に亡くなった。62歳だった。
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★ マックラッキー新聞連合は情報公開で、なんと7000万件のデータを取得、全米の核兵器製造被曝者100人以上にインタビューし、この長文記事にまとめた。
日本の新聞社も、原発列島化したこの国で、どれだけの人びとが作業中、被曝被害に遭い、その後、どのような人生を送ったか、そろそろ総力取材すべきである。
それにしても、米国は核の抑止力=核兵器製造にこれだけの人のいのちの犠牲を払っていながら、戦争を抑止するどころか、これまでずっと、自分から戦争を仕掛け、戦い続けて来た。
なにが「核の抑止力」なものか!
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〔★は大沼〕 ◎ McClatchy Washington Bureau : The hidden legacy of 70 years of atomic weaponry: At least 33,480 Americans dead Will the nation’s new nuclear age yield more unwanted fallout? (核兵器の70年 悲劇の伝説は隠されていた! 少なくとも33480人が被曝死 この国の新たな核の時代は、新たにどれだけの被曝犠牲をもたらすか?)
(11日付け ビデオ付き)⇒ http://media.mcclatchydc.com/static/features/irradiated/#storylink=cpy
Posted by 大沼安史 at 05:41 午後 | Permalink

















