〔フクイチ核惨事 アウト・オブ・コントロール〕◆ まったく報じられない「排気筒問題」と 2号機「大惨事」の危険性 ―― おしどりマコちゃん×広瀬隆対談【パート4】 ◆ ◎ 広瀬さん 「排気筒が倒壊すれば、排気筒の下部に蓄積された放射性物質がどっと舞い上がります。原発作業者は作業を投げ出して逃げるしかない」―― ◎ マコさん 「原発作業員の人たちが一番こわがっているのは、倒壊して2号機の建屋が破損することです」
広瀬さん 東海村にある日本原子力研究所・東海研究所の原子炉JRR-2は、東日本大震災が起こったときに解体中でしたが、2011年3月23日の余震で40メートルある原子炉排気筒の先端15メートルがポッキリと折れましたよ。これが、そのときの写真(左)です。
ところが、福島第一原発では、それを修理しようにも、排気筒の下は線量が高い。毎時25シーベルトもの地点があります。7シーベルト浴びると人は死ぬと言われていますから、短時間近づくこともできません。
……原子力規制庁の官僚たちも、東電とグルになって放置しているわけだ。
もし、排気筒が倒壊すれば、排気筒の下部に蓄積された放射性物質がどっと舞い上がります。原発作業者は作業を投げ出して逃げるしかない。
マコさん 原発作業員の人たちが一番こわがっているのは、倒壊して2号機の建屋が破損することです。じつは、2号機は爆発していないので、建屋内に大量の放射性物質のダストが溜まっています。2号機の建屋が少しでも破損すると、近隣に大量の放射性物質のプルームが流れます。
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Posted by 大沼安史 at 05:29 午後 | Permalink