〔夕陽村舎日記〕★ ♪ Simple Song Of Freedom
きょう、机に向かって仕事をしながら、BBCラジオ・スコットランドのイアン・アンダーソンさんの番組を聴いていたら、終りの方で、この歌が――ボビー・ダーリンのこの歌が聴こえてきて、思わず耳を澄ました。
〔ユーチューブは ⇒ こちら 〕
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ボビー・ダーリン、といっても、いまの若い人は――「シールズ」の若者たちも、ピンと来ないはずだ。
アメリカの歌手、Bobby Darin (1936~1973)。
「マック・ザ・ナイフ」とか「ドリーム・ラバー」で有名な、ぼくのような戦後、団塊世代のアイドル歌手。
その彼が、こんな反戦歌を歌っていた――だなんて知らなかった。
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♪ Simple Song Of Freedom (自由のための、シンブルな歌)
歌詞に、たとえばこうある。
Come and sing a simple song of freedom
Sing it like you've never sung before
Let it fill the air, tell the people everywhere
We, the people here don't want a war
さあ、歌おうじゃないか、自由のためのシンプルな歌を
歌おう 歌ったことのない歌を初めて歌うように
空に広げよう そしてみんなに告げるんだ
ここにいるぼくたち民衆は戦争を望まないと
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イアン・アンダーソンさんが24日放送の番組プレイリストに、さりげなくこの歌を入れたわけは、もはや言うまでもなかろう。
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昨日午後、山形市の「シベール(遅筆堂文庫)アリーナ」で、ピーター・バラカンさんの「ライブDJ」があり、聴きに行った。
トークのなかで、バラカンさんが、Power to the Peaceful Tシャツをつくったと紹介していたので、帰りに一枚、買い求めた。
Power to the Peaceful (平和な心のある人たちに権力を!)
ジョン・レノンの、Power to the Peace(平和に権力を) のもじり――いや発展形か?
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ピーター・バラカンさんは、もう世界は音楽を愛するピースフルな人たちでいっぱいだ、心のなかはもう平和でいっぱいだ、だから大丈夫、ぼくらは平和な世界を目指していける、と(たぶん)言っているのだ。
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さて、ボビー・ダーリンはこうも歌う。
♪ 戦わずに楽しんでいるやつもいる
大統領や首相や王様ってやつらのような
棚をつくって、そこに乗せてさ 好きなだけ戦わせてやるさ
その間、ぼくたち民衆は、自由のための歌を歌える
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わたしたち、日本の平和を愛する者が歌う歌も、全部、Simple Song Of Freedom だ。
しかし、歌を歌うには、戦争大好き指導者どもを「棚上げ」しなければならない。
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日本の若者たちよ、「行かないやつらに、させられることはない」!
♪ We, the people here don't want a war
ボビー・ダーリンが歌う「われわれ」とは、君たちのことであり、「ここ」とは、この日本のことではないか。
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国会前で、自由のための歌を歌いたまえ!
戦争法をゴミだしし、安倍政権をゴミだしし、平和の歌を歌いたまえ!
Posted by 大沼安史 at 02:19 午後 5.希望・連帯・創造 | Permalink