〔アベノ政治を許さない!〕◆ 「沖縄人の意志を踏みにじる!(Denying the Will of Okinawans)」 / ニューヨーク・タイムズが辺野古問題で日米両政府を批判する社説 / 「沖縄人の憤激の中心にあるのは、大いなる不正義に対する怒りだ」「沖縄の島は頭の先から足元まで軍事基地で窒息している」 ★ 「日本で最もつけこまれて来た沖縄」に、さらなる犠牲を強いる日米両国政府を、「平和と人権と民主主義」の看板が問われていると厳しく叱りつける! (全文和訳)
★ わたしはニューヨーク・タイムズの長年の読者であり、現在は電子版の購読者だが、社説(電子版)に写真がついたのを見たのは、今回が初めてである。
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◎ 「沖縄人の意志を踏みにじる!(Denying the Will of Okinawans)」 (拙訳)
反乱対策装備の日本の警察官たちは、おじいさん、おばあさんたちを引きずり出した!
抗議する人びとは腕を組んで、軍用トラックの前に寝ころんだ!
沖縄の地元の市長は、日本政府の無法ぶりを非難している。沖縄の知事は東京の「非情な支配(iron-fisted rule)」を非難している。
これが沖縄が置かれた、張り詰めた、そして醜悪な状況である。
そこでは、日本政府が戦略パートナーとともに孵(かえ)した基地計画をめぐって、これまで続いてきた戦い( old battle )が激しさをましている。
沖縄人(オキナワン)たちが長い間、怒りとともに言い続けてきた反対を無視して、アメリカ軍基地が、さらに広大に拡張されようとしている。
米政府と日本政府は沖縄本島にある、人口の密集した宜野湾市にある米海兵隊基地を、その北に位置し、人口のすくない辺野古湾に、より広大な基地をつくることで、閉鎖しようとして来た。
日本の最も貧しい県であり、最もつけこまれた(put-upon)沖縄は、アメリカの軍事プレゼンスの下で、長い間、さいなまれた怒りを募らせて(has long chafed )来た。
沖縄の人たちは(辺野古に基地をつくっても)、それでは危険と騒音と環境破壊を島内の別の場所に移すだけのことではないか、と言っている。
沖縄の人たちはなかでも、清浄な海の湾を埋め立て、巨大な滑走路にしてしまう計画を恐れている。そこにはサンゴ礁があり、マナティーに似た、絶滅危惧種のオキナワ・ジュゴンが生きている。
沖縄県知事の翁長雄志は先月、建設許可を取り消した。日本の中央政府は、彼を無視した。そして10月29日、埋め立てのための地域の建設工事を再開した。
翁長知事が東京に対する抵抗を続けると誓うなか、抵抗者たちは警察と衝突した。
こうした沖縄人の憤激の中心にあるのは、大いなる不正義に対する怒りだ。
日本はアメリカの軍事プレゼンスでの安全保障を欲しがり、沖縄人はそのツケを払わされている。
これは第二次世界大戦の終結以来、続いてきた真実である。沖縄で行なわれた太平洋戦争最悪の流血戦は島を粉砕し、島民の四人に一人の命を奪った。
米軍に侵攻され、占領され、いまもってアメリカ人が引き揚げていかない場所は、日本のなかで沖縄だけである。
沖縄は日本の国土の1%未満を占めるだけだが、在日米軍5万の兵士の半分以上が駐留している。
沖縄の島は頭の先から足元まで軍事基地で窒息しているのだ。それらの軍事基地は沖縄人から奪った土地の上につくられたのである。
そして、戦争のマシーンと軍隊は、問題も一緒に引き連れて来た。騒音、米軍兵士による死亡事故、女性たちに対する暴行。
日本とアメリカは、自分たちのことを平和と人権と民主主義にコミットする国民国家だ言っている。辺野古の行き詰まりを解決できないでいる怠慢は、そうした主張そのものを、ふるいにかけ続けるものである。
Posted by 大沼安史 at 12:34 午後 | Permalink

















