〔アベノ政治を許さない!〕◆ デイビッド・マックニール東京特派員(エコノミスト誌)は言った! 「先日、SEALDs の3人に特派員協会でインタビューしました。一番面白いと思ったのは、三人とも福島原発事故がきっかけでマスコミや政府に対する疑問が芽生えて、反対運動を始めたという点です」 ―― ★ 「フクシマ」が日本の若者たちの決起のきっかけをつくっていたことが(初めて)明らかになった!
★ 3号機 「水素!」爆発!!
〔★は大沼〕◎ 「世界」11月号 「海外特派員が見た安倍政権・安保法案・日本のメディア ―― ディビッド・マックニール〔英エコノミスト」誌〕×マーティン・ファクラー〔ニューヨーク・タイムズ前東京支局長〕×(司会) 中野晃一」
⇒ https://www.iwanami.co.jp/sekai/
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◆ ファクラー 日本のガラパゴス化を象徴していますね。海外では、まず元「慰安婦」の証言、それからたとえばオランダ政府の1994年の報告書などをもとに「慰安婦」問題を見ているわけです。朝日の報道など関係ないし、吉田証言に関する記事が取り消されたからといって海外の議論が影響を受けることもない。この点を日本の新聞が伝えないのもおかしい。
◆ ファクラー 「慰安婦」問題については、日本国内では歴史認識や日本軍の評価の問題になっているけれども、海外では完全に女性の人権問題です。
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◆ マックニール 『エコノミストでは安倍さんの独占インタビューを一度掲載したことがありましたが、事前にいろいろやりとりがあって、面白かったのは菅官房長官から二つ条件が出されたことです。一つは安倍さんを表紙に出してほしい、もう一つはこの雑誌のスタイルである批判的な風刺がみたいなものは使ってほしくない、と。 『エコノミスト』がそんなことを言われたのは初めてでしたね。
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◆ ファクラー (今後の注目点)やはり、アベノミクスの行方ですね。失速すれば、来年の混乱は大きいと思うんです。
◆ マックニール 同感です。『エコノミスト』の場合、アベノミクスが失敗したら次の首相は誰になるかも含めて、アベノミクスが第一の関心事です。『エコノミスト』では、次のリーダーがなかなか出てこない中ではある程度の混乱が見られるだろうと予測しています。……ロンドンの編集部はちょっと不安を持って見始めているけれども、今後の判断というところです。
Posted by 大沼安史 at 08:55 午前 | Permalink