〔野原千代さん 逝く!〕◆ おしどりマコさんがツイッターで訃報! シジミチョウの異変(内部被曝問題)をフクイチ被曝地に入り、観察・研究していた琉球大学の院生、野原千代さんが28日夜、死去 / 60歳 急性心不全で / 遺体と対面した矢ヶ崎克馬・琉球大学名誉教授は言った。「野原千代さんは彗星のごとく現れ、あっという間に偉大な成果を成し遂げられた」
★ 野原千代さんが琉大の大瀧研究室の中軸として突き止めた真実とは――フクイチ放射能が「いのち」に重大な異変・障害をもたらしている事実だった。
子どもたちの甲状腺がん多発にも通じる真実だった。
野原さんは、まるでこの真実を突き止めるために、運命に導かれるように――愛知大学の准教授のポストをなげうって沖縄に行き、琉大で院生として学びはじめ、福島に通い――ついに真実を突き止めた。
わたしもまた野原千代さんに感謝申し上げ、冥福を祈らせていただく。
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★ おしどりマコさんは、野原千代さんと「生き抜こう、絶対に生き延びよう」と約束していたそうだ。
マコさんの知る、「被ばくの取材や報道をされてた方で亡くなったのは6人目。今年も研究者がお一人自死」。
フクイチ被曝問題に関する報道と研究は、「命がけ」になっている!
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★ 負けてはいけないし、絶望することはない。
「いのち」とは「個」としてあらわれる「いのち」の連続のこと。
野原さんら斃れた人に感謝し、その生き方を考え、その心を思うことは、その人の「いのち」が「個」の制約を脱し、わたちたちの意識(いのち)のなかに入る、ということである。
見えない蝶のように。
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★ 見えない放射能は、死の化身だが、見えない蝶は、死によっても滅しない、いのちの化身である。
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〔★は大沼〕◎ # おしどり♀マコリーヌ @makomelo · 10月29日
被ばくとヤマトシジミ(蝶)の研究の野原千代さんが昨晩お亡くなりになりました。心不全です。5か月闘病をされてました。悲しい。力が抜ける。被ばくの取材や報道をされてた方で亡くなったのは6人目。今年も研究者がお一人自死されて、千代さんと生き抜こう、絶対に生き延びようと約束したのに。
⇒ https://twitter.com/makomelo/status/659614473741713408
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◎ ブログ 【追悼】内部被曝研究者の野原千代さん10月28日に急性心不全でご逝去
⇒ http://www.sting-wl.com/noharachiyo.html
・お通夜10月31日(土)午後6時~
・告別式11月1日(日)午前11時~
【会場】〒901-0242 沖縄県豊見城市高安560-1
セレモニーホールとみしろ
TEL0120-24-0994
・ 昨夜、矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授や福島原発事故の避難者の皆さんと一緒に野原千代さんのご遺体と対面してきました。矢ヶ崎克馬先生のおっしゃった「野原千代さんは彗星のごとく現れ、あっという間に偉大な成果を成し遂げられた」という言葉が、内部被曝の研究者としての野原千代さんの4年弱という非常に短い…しかし決して朽ちることのない研究者人生を表していると思います。
◎ 関連 SWI スイスインフォ・CH 原発事故のチョウへの影響、スイスでの講演発表が大反響
(2014年12月3日付け 里信邦子さんのレポート)⇒ http://www.swissinfo.ch/jpn/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AE%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF-%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%A7%E3%81%AE%E8%AC%9B%E6%BC%94%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%81%8C%E5%A4%A7%E5%8F%8D%E9%9F%BF/41148962
・ 野原さんは、もともと理学畑の人ではない。それどころか、官庁の監査を行う「公監査」を愛知大学准教授として教えていた。その後、環境問題に方向転換して沖縄に移住。その矢先に3・11が起こった。
・ 内部被曝させるため、汚染したカタバミを採集に郡山や(原発から西へ約60キロメートルの)本宮に10日に一度通っていたからです。
沖縄から羽田に飛び、そこから車を走らせて福島県に着き、カタバミのあるところを探し、同時にそれを宅配便で一日3、4回沖縄に送ってくれる業者を探しました。
一度行くと3泊し、沖縄に戻ると私の不在中に草をやってくれていた研究者に負担をかけたくないので、到着の夜はそのまま研究室で徹夜し草をやる。そんな生活を1年半やりました。
Posted by 大沼安史 at 11:59 午前 | Permalink