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2015-10-12

〔フクイチ核惨事 被曝地へ「帰還」〕◆ ≪安倍首相は「NARAHA(楢葉町)」への住民帰還を「希望の光」と言ったが、ほとんど無人の午後のストリートを歩くと、むしろ場所を間違えた楽観主義への警告譚のように聞こえる≫ ―― 英紙ガーディアンのジャスティン・マッカリー記者が現地ルポ! 

 ★ 鮮明な写真は下記記事リンクをクリック!(それにしても、こういう現場写真を、どうして日本のマスコミは報じないのだろう?)

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 ◆ 数少ない帰還者のひとり、奥さんと2人で戻ってきたコウヘイさん(79歳)は、言った。

 「うちの子どもたちは絶対戻らないと言った」

 「わたしらは年を取りすぎているから、被曝して癌になるなんか気にしちゃいない。老人はたくさん帰りそうだが、子どもや孫は来ない。子育てが難しくなっているんだ」

 “Our children told us never to come back to this place,”
 “We’re too old to be worried about getting cancer from radiation exposure. I expect a lot of older people will return, but not their children or grandchildren. It’s going to be difficult to raise children here.”

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 ◆ 大工さんのシュンペイさん<65歳)は母親らに頼まれ、家の修理をしているが、いわき市の仮設ずまいを続けるつもりだ。

 「水道の水は安全だというが信用できない。まともな店がない。コンビニと自動販売機があるだけ……」

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 〔★は大沼〕 ◎ 英紙ガーディアン Safe at last? View from Naraha – the first Fukushima community declared fit for humans (ついに安全? 楢葉から見えて来るもの ―― 人間が住むに相応しいと宣言された、最初のフクシマの町)
  (12日付け)⇒ http://www.theguardian.com/environment/2015/oct/12/safe-at-last-view-from-naraha-the-first-fukushima-community-declared-fit-for-humans

 ・ Japan’s prime minister, Shinzo Abe, has touted Naraha as a beacon of hope for about 70,000 other Fukushima residents who have yet to be given the all-clear to return to their homes.

 Yet Naraha’s streets, mostly deserted even on a sunny Friday afternoon, suggests the town serves as more of a cautionary tale about misplaced optimism.

Posted by 大沼安史 at 05:19 午後 |