〔フクイチ核惨事 破局へのカウントダウン〕◆ ≪私がずっと継続している問題に、福島原発内の「1/2号機排気筒」がある……この煙突に2013年9月、高さ66メートル部分の東西南北4方向に8か所の破断が切れ目が見つかった……(この)排気筒と1号機2号機の間には原子炉の冷却装置があるのだ≫ ―― 排気筒倒壊による破局的な事態を、「おしどりマコ」さんが「DAYS JAPAN」最新号で警告!
★ 台風シーズン!
超巨大化した、猛烈な暴風台風による直撃は時間の問題になっている。倒壊への備えは? 帰還地域住民の再避難計画は? 安倍首相には「外遊」している暇などない!
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★ 「マコ」さんによれば、排気筒(塔)の根本には毎時25シーベルト(10分ほどで致死量に達する)もの、猛烈な汚染ヵ所があるという。
塔の根本が「死のホットスポット」になっている!
ということは、補修作業はかなり難しいものになる、ということだ。
東電まかせにして、「なるようになるのを待つ」だけではだめだ。
安倍政権は早急に補修対策に乗り出すべきだ!
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★ 根本の外側でも、毎時25シーベルト……ということは、排気塔の煙突の内部は、もっともっとすごい「死の煤」にまみれていることを意味する。
強風にあおられ、倒壊したら、猛烈な「死の煤」でフクイチ構内は汚染されるし、煤が風に飛ばされ、風下にひどい放射能汚染を広げることになる!
「マコ」さんは指摘するように、排気塔が原子炉冷却装置に倒れ掛かったら、冷却装置が破損するばかりか、その場が「放射能地獄」と化すことで、破損を修復することもできなくなる! 冷却ができなくなる恐れがある!
フクイチ放棄を迫られるハルマゲドン的事態が出現し、いわゆる「悪魔のシナリオ」が現実化し、東日本全域からの住民避難も迫られることだろう!
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★ 安倍政権は「日の丸兵器」の輸出促進などを狙って防衛装備庁を発足させたが、「死の商人」になる前に、「死の灰対策の防衛装備」を、人員・機材の両面で抜本的に強化する必要がある。
「おしどりマコ」さんはまた、最新号の記事、≪作業員が「まるで戦場」と語る混乱の現場≫のなかで、彼女が2013年7月、原子力規制庁が原発再稼働の新規制基準を作成した際、フクイチ作業員のみなさんにインタビューした結果についても、こう報告している。
≪――するとこういう回答が返ってきた。
「……今回の原発事故のとき、自分は現場で死ぬかと思った。決死だった、自衛隊が到着した、という知らせを聞いたときには『助かった!』と思った。しかし、自衛隊は特に防護伏も無く、原子力や放射線の知識も無いということで、結局自分たちが決死隊になるしかなかった」 ≫
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★ 自衛隊さえ、そんなお粗末な状況である。海外派兵する金があったら、国内の原発事故に対応する装備の充実を図るべきではないか!
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★ 「マコ」さんは、こうも指摘している。
≪新規制基準は……テロ犯などが意図的に(あるいは)航空機が原子炉に突入した場合も「原則、事業者が対応」としているというのだ。なぜ事業者が、なのか。自衛隊や消防との連携がある程度考慮されてもいいのではないだろうか。規制庁の職員にそう質問しても、答えは「事業者が対応することになっております」のみだった≫
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★ 結局、安倍政権は、フクイチ封じ込め対策からも、あらたな原発災害対策からも、逃げ回っているのだ!
アメリカにしっぽを振りまくりながら、逃げ回っているのだ!
この国の最高責任者として無責任なことだ。卑怯なことだ!
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★ 安倍首相はこの美しい国を、死の灰災害から守るために動いてほしい!
「休日ゴルフ」に、「夜の美食」に、台風の秋の「外遊」に、逃げてはいけない!
責任を放棄しないでください!
フクイチ排気塔倒壊問題に、自分の持てる対策の矢を、何本でもいいから放ってほしい!
そうして国民を守ってほしい!
それが日本の首相になった、男らしい男の――大和魂を持つ男のすることだ!
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★ 安倍首相は改造内閣を、 「未来へ挑戦する内閣」 と言ったが、「未来に挑戦する」ではなく、この国の未来を守るため――日本人の未来を閉じてしまわないために、排気塔問題をはじめとするフクイチ対策に総力を挙げるべきだ!
「アンダーコントロール」と言って逃げ回ってはいけない。
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〔★は大沼〕◎ DAYS JAPAN 10月号 ⇒ http://www.daysjapan.net/about/index2.html
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★ わたしが引っ越した山形市は、風が強くないと聞いていたが、きょうはけっこうな風が吹いている。
気象が激化している!
「フクイチ排気塔」には、くれぐれも注意してほしいと、わたしは言いたい。
わたしは岡山から山形に移ってから、スイス気象台の大気拡散予測(動画シミュレーション)を毎日、見るようになった!
⇒ http://www.meteocentrale.ch/ja/weather/weather-extra/weather-in-japan/weather-extra-japan-zoom.html
台風シーズンである。
注意が必要だ!
Posted by 大沼安史 at 03:07 午後 | Permalink