〔フクイチ核惨事 被曝地で失われたもの〕◆ 「もう、ここには帰れない」――在京の外国人カメラマン・コンビが、フクシマを写した「フォトエッセイ・プロジェクト」の写真を、CNNを通じ、国際社会に公開! / いつも買い物していたスーパー、学校の体育館、パチンコ屋、美容室、食堂……フクイチ原発難民たちは「3・11前の日常」に、その場所に、一時的に帰った。荒廃した、荒涼とした思い出の現場で、過去と現在が交差する時間のなかで、カメラの前に立つために!
★ カメラは、この人たちから奪われたもののすべてを、見えないものとして――いや、そこに今も残る、フクイチ前の時間と空間と人びとの生活の名残りを、見る者には見えるものとして、静止画として、とどめた!
★ フクイチ核惨事がどれだけ(さりげなく)残酷なものなのか、この写真を見れば分かる。
写真に写った人たちの、心に入り、その人の思いをともにし、その人の目で、あたりを見渡せば、分かる!
この人たちは生活を再建するために、一歩前に踏み出すために、3・11前の日常を確認し、それを思い出に、もう一度、歩き出すために(振り返らないために)、現場に帰ったのではないか!
*
★ 鮮明な写真(12枚の組み写真)は、下記リンクをクリック!
*
★ 撮影したのはギヨーム・ブレッソンさん(右)と、カルロス・アイェスタさん
*
〔★は大沼〕◎ CNN・Style : You can't go home again: Rebuilding lives after Fukushima
⇒ http://edition.cnn.com/2015/10/08/arts/cnnphotos-fukushima-aftermath/
・ It's part photo essay, part art project. Former residents are seen in their familiar surroundings, posed and lit by the duo, giving an unsettling simulacrum of normalcy amidst the ruin.
By inviting people to return to the dilapidated spaces of their former lives and posing them in some sense of normalcy amongst the ruin and decay of the disaster zone, the pair underscore the human cost of the tragedy.
Posted by 大沼安史 at 07:09 午後 | Permalink