〔フクイチ核惨事 何が起きているのか?〕◆ 「トリチウム怪霧」(?) フクイチの40メートル付近に幅1キロにわたって濃霧が発生し、居座る! / 菅直人元首相と「週プレ取材班」が洋上取材で遭遇 / 菅さんをはじめスタッフ全員が「赤黒く」“日焼け” / トリチウム崩壊によるベータ線被曝の疑い(?)
★ 写真説明 「フクイチの地上40m付近に、幅1kmにわたって発生する霧。季節、天候、時間に関係なく頻繁に出現する
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◆ しかしフクイチの霧は、どうも様子が違った。気温の上がった昼近くになっても、他の場所よりも濃い霧の層がしつこく居座り続けた。少し強く海風が吹くと一時的に薄れるが、しばらくするとまたモヤモヤと同じ場所に霧の塊が現れた。
この海上取材から10日後の8月2日には、3号機燃料プール内に落下した大型瓦礫を撤去する作業が行なわれた。その際にも、3・4号機付近から濃霧が湧き出すように見えるニュース画像が話題になった。
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◆ その出来事とは、取材班全員が短時間のうちにひどく“日焼け”したことだ。フクイチ沖を離れた後、我々は楢葉町の沖合20㎞で実験稼働している大型風力発電設備「ふくしま未来」の視察に向かった。この時は薄日は差したが、取材班数名は船酔いでずっとキャビンにこもっていたにもかかわらず、久之浜に帰港した時には、菅氏とK秘書、取材スタッフ全員の顔と腕は妙に赤黒く変わっていた。つまり、曇り状態のフクイチ沖にいた時間にも“日焼け”したとしか考えられないのだ。
「トリチウムは崩壊する際にβ(ベータ)線を放射します。これは飛距離が1m以内と短い半面、強いエネルギーを帯びています。私たちが1時間ほどいたフクイチ沖1500mの空気にも濃度の高いトリチウムが含まれていたはずで、それが皮膚に作用したのではないでしょうか」(小澤氏)
だとすれば、我々は、トリチウムによるβ線外部被曝を体験したのか…。
〔★は大沼〕 ◎ 週プレ フクイチ周辺にだけ発生する“怪しい霧”に“異様な日焼け”が警告するものとは
(25日付け)⇒ http://wpb.shueisha.co.jp/2015/10/25/55426/
Posted by 大沼安史 at 03:47 午後 | Permalink