〔フクイチ核惨事 現場(構内)にたまり続ける放射能汚染廃棄物 時限爆弾化!〕◆ 原子力規制委、専門委員会を設け、(放射能汚染)廃棄物の建設資材としての再利用を念頭に協議を開始 / 構内保管 15万トンに 1年半後(2017年3月)には保管能力、限界に! / 現状は――「線量に応じて固体廃棄物貯蔵庫や覆土式の一次保管施設に収納しているほか、シートをかぶせるなどして構内に保管・仮置き」でしのでいるそうだ!
★ 写真は、版画家で画像解析の専門家でもある岩田清さんが視覚化した、フクイチ構内の「ホットスポット島」。
この島状の飛び地が、今回、福島民報が報じた、放射能廃棄物の捨て場なのだろうか?
どれほどひどい汚染状態なのか、第三者機関の立ち入り調査が必要だ!
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★ この問題を報じた、地元紙、福島民報によると、なんと「放射性物質の付着した廃棄物を構外に運び出すのに法的な制約はない」のだそうだ!
法的に問題ないから、運び出してよいものだろうか?
運び出して建材に混ぜ込んで処分する?
この問題を取り上げた「ずくなしの冷や水」のブログ子は、「すでに放射性廃棄物の一部は、建設資材の骨材として再利用されている。下水焼却汚泥などはセメント材料になっている。これからどんどん身近に迫ってくる……そのうち、鉄材も、スクラップを使う電炉メーカーの製品に汚染が出てくるだろう……環境放射能は、全般的に上がってくるだろう。若い人は、やはり海外を目指したほうが良い」と警告している。
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◆ 東電は福島第一原発構内の廃棄物を線量に応じて分類している。
1時間当たり30ミリシーベルト超の放射線量を発する廃棄物は固体廃棄物貯蔵庫に保管する。4号機燃料プールなどから撤去したがれきなどが該当する。
10ミリシーベルト超~30ミリシーベルト以下は覆土式一時保管施設に搬入。
汚染水タンクの設置で発生したコンクリートなど0.1ミリシーベルト以下は屋外に集積している。
廃棄物の最終的な処分工程は決まっていない。
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〔★は大沼〕 ◎ ブログ「ずくなしの冷や水」: 「このままでは日本は本当に住めなくなる」より
(7日付け)⇒ http://inventsolitude.sblo.jp/article/165160988.html
同ブログが引用した福島民報の記事は、5日付け、「29年3月に保管容量超える見通し 廃炉作業廃棄物」。
Posted by 大沼安史 at 04:39 午後 | Permalink