« 〔夕陽村舎日記〕◆ サクランボ一揆へ | トップページ | 〔フクイチ核惨事 首都放射能汚染〕◆ 「東証近く セシウム452ベクレル検出」――「広範囲の放射能汚染まざまざ」 東京新聞が調査報道! ―― ≪ 首都高速道路の橋脚が川の中に林立する日本橋川は状況がまるで違った。採泥器を下ろすと、ふわっとした感触が伝わり、上げると中には真っ黒な泥がたっぷり……含まれるセシウム濃度はマップの通り。今すぐ何かが起きる汚染レベルではないが、日本の金融の中心地に、福島第一から飛んできた大量のセシウムが眠っているのも事実。あらためて原発事故の影響が広く及んだことを実感した≫ »

2015-10-09

〔フクイチ核惨事 子ども甲状腺がん〕◆ 福島県の小児甲状腺がんの多発は「スクリーニング効果」や「過剰診断」ではなく、「被ばくによる過剰発生」―― 岡山大学の津田田敏秀教授らのチームが国際学術誌に発表した疫学研究結果を、AP通信が世界拡散報道! / 米コロンビア大学医学センターのデイヴィッド・ブレナー教授も、津田教授らの結論を支持! 「フクシマ甲状腺がんの高い発生率はスクリーニングによるものではない。それはリアルなものだ(is "not due to screening. It's real.")」

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 ★ AP通信は、米ノース・カロライナ大学のアンドリュー・オルシャン教授の「この研究は、今後の(フクイチ放射能による)健康の影響に関する追加研究を呼び掛けた点で死活的に重要なものだ」とのコメントを掲載している。

 津田教授のチームの研究で、「放射能甲状腺がん」である疑いが確証されたのだから、日本政府は、すみやかに救済策の検討に入るべきだ。

 厚生労働省は、あるいは日本の医学会は、その行政責任、職業倫理を賭けて、実態の究明に動かなければならない。

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 ★ AP通信の記事は、日本のマスコミ各社が配信を受けている。

 日本のマスコミは見て見ぬふりをしてはならない。

 とくに福島のマスコミは、勇気をもって報道すべきである!

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 〔★は大沼〕 ◎ AP通信 : Researcher: Children's cancer linked to Fukushima radiation
 (8日付け) ⇒ http://bigstory.ap.org/urn:publicid:ap.org:9bd0b3e588634b908193939638126250#

 ・ A new study says children living near the Fukushima nuclear meltdowns have been diagnosed with thyroid cancer at a rate 20 to 50 times that of children elsewhere, a difference the authors contend undermines the government's position that more cases have been discovered in the area only because of stringent monitoring.

 ・ David J. Brenner, professor of radiation biophysics at Columbia University Medical Center, took a different view. While he agreed individual estimates on radiation doses are needed, he said in a telephone interview that the higher thyroid cancer rate in Fukushima is "not due to screening. It's real."

 ・ Andrew F. Olshan, professor at the Department of Epidemiology at the University of North Carolina, in Chapel Hill, noted that research on what follows a catastrophe is complex and difficult.
 …… "Nonetheless, this study is critical to initiate additional investigations of possible health effects, for governmental planning, and increasing public awareness."

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 ★ ハフィントン・ポストは、このAP電に、「フクシマ原発近くに暮す子どもたちに、恐ろしい癌発症率」(Children Who Live Near Fukushima Have Alarming Cancer Rates)との見出しをつけて報じている。
 ⇒ http://www.huffingtonpost.com/entry/children-who-live-near-fukushima-have-alarming-cancer-rates_56168961e4b0082030a15ccc

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 ◎ 関連 本ブログ既報 : 〔フクイチ核惨事 小児甲状腺癌〕◆ 「スクリーニング効果」や「過剰診断」ではなく、「被ばくによる過剰発生」―― 岡山大学の津田敏秀教授らのチームが国際環境疫学会のる医学雑誌「エピデミオロジー(疫学)」オンライン版が研究結果を公表!
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2015/10/post-3530.html

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 ◎ 関連 〔フクイチ核惨事 被曝受難〕◆「2度の手術も、リンパや肺に転移。弟2人も甲状腺に嚢胞が…………」 / ★ 福島県の中通に住む20歳の女性――彼女の「3・11」は、中学校の卒業式の当日だった。県立高校に進学した翌年、2年生の夏、甲状腺がんが見つかった。卒業後、県外の芸術系大学に進学、夏休みに帰郷して、がんの再発が告げられた! やむなく、大学を退学!………… ―― 「フライデー」でジャーナリストの明石昇二郎さんが告発報道!
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2015/09/post-6d18.html

Posted by 大沼安史 at 05:15 午後 |