〔夕陽村舎日記〕♪ ふるさとは未来に
今朝、畑に出て、ようやく出来た。
3・11のあと、なんどもつくりかけて、出来なかった歌が出来た。
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歌詞だけ、書く。
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ふるさとは未来に
1
この道は 未来の その日から 来る道
もう二度と 世界を汚しては いけない
空の風神 悲しみ 吹き飛ばし
いざ行かん、明日の光の その中に いざ
ふるさとは愛 ふるさとは心に
母に負われて つかんだ雲へ
向かわなん いざ
ふるさとは夢 ふるさとは未来に
友と語らい 描いた空を つくりなん いざ
2
この道を 歩けば ふるさとが 近づく
もう二度と 世界を壊しては いけない
海の竜神 苦しみ 呑み込んで
いざ行かん 明日の光の その中に いざ
ふるさとは愛 ふるさとは心に
父に引かれて あるいた道へ
すすみなん いざ
ふるさとは夢 ふるさとは未来に
友と並んで 見上げた空を つくりなん いざ
*
3
つくりなん いざ 新しきふるさと
笑いはじける 平和な時を 刻まなん いざ
歌わなん いざ 新しきふるさと
心あわせて しあわせ歌う ふるさとを いざ
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わたしはフクイチ核惨事が、わたしたちの時間意識に、変更、あるいは逆転(少なくとも追加)を迫っていると考えている。
道は未来へ続くものだが、未来から来るもの…………いや、未来からしか来ないものではないか?――と。
ふるさとも同じ。
わたしたちのふるさとはそれぞれの過去にあるものだが、未来にもあるもの…………いや、いまや、未来にしかないものではないか?――と。
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いまや、ふるさとは、帰る場所ではなく、つくる場所ではないか?
フクイチ核惨事がなおも続く、この日本においては。
Posted by 大沼安史 at 09:17 午前 | Permalink