〔米科学者が被曝研究で来日、日本の厚生省とも協議の上、広島・長崎の小学生ら1000人にX線を照射!〕◆ 1947・48年、スタンフォード大のグルーリック教授が実施 手・肩・膝・足をX線で撮影 比較対照群として、非被曝地の佐世保の子どもたちにも照射―― 東京新聞が米国の公文書で突き止める ★ 70年近く前の秘密被曝人体実験だが、こうなると、山口や岡山の元研究者が訴える「中性子線・被曝被害」も、にわかに現実味を増し、恐怖を覚えてしまう!
〔★は大沼〕◎ 東京新聞 「児童1000人にX線 米教授撮影 47年広島、長崎で 原爆影響調査無用の被ばく」
(2014年8月2日 夕刊 第2社会面)
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◆ 広島、長崎で1947年9月、米スタンフォード大学のウィリアム・グルーリック教授(解剖学)が小学生ら約1000人を対象に関節のエックス線撮影をしていたことが1日、米科学アカデミー・研究評議会(NAS・NRC)や米エネルギー省核実験公文書館が所蔵する文書で判明した。
エックス線撮影は、治療の目的ではなく、原爆の放射線が子どもの成長に及ぼす影響を調べる研究の予備調査として実施。実際の被ばくの線量は不明だが、被爆児、比較対照群の被爆をしていない子を巻き込んだ「無用の被ばく」だった。
……教授は(1948年)8月22日、米海軍機でグアムから東京に到着。連合国軍総司令部や旧厚生省と協議を重ねた。
その後、国立予防衛生研究所の医師やABCCの米軍医からの協力を得て…………
教授は48年秋にも長崎で調査。53年に米学会誌に論文を発表した。……
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★ 上記の引用は、東京新聞の記事の一部にすぎない。記事全文は、「G-サーチ」有料検索などで、入手可能。
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★ 記事本文の末尾に、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中煕巳事務局長の「完全に『モルモット』扱いだ」との怒りのコメントが紹介されている。
その通りだ。「その態度は冷酷で非人道的としか言いようがない」
それにしても、こうした非人道的な研究に、日本の厚生省と国立予防衛生研究所が協力していたとは――――ひどい話である。
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★ わたしは東京新聞のこの記事を、広瀬隆さんの新著、『東京が壊滅する日』(ダイヤモンド社 215頁)で、遅まきながら知った。
広瀬さんの言うように、米国ではプルトニウム注射による生体実験など被曝の効果を見る残虐な実験が平気で行なわれて来た。
軍事研究とは、かくもむごたらしいものだが、それにしてもすでに原爆で被爆したヒロシマ・ナガサキの子に、さらにX線を照射し、その効果を測っていたとは…………!
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★ 日本政府によるフクイチ被曝地の小児甲状腺癌調査などのやり方にも、同じような「モルモット(実験データ)扱い」を感じて仕方がない。
本気で助けよう、治療しようという気持ちがまったくもって感じられないのだ。
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★ もうひとつ、注意喚起をお願いしたいことがある。
それは、本ブログでなんども紹介したように、山口県と岡山県で、「中性子線被曝」を訴えている方が――それも高専や大学の元研究者の方が、それも中性子専用線量計の検出データをもとに――訴えていることである。( 山口県の方は ⇒ こちら / 岡山県の方は ⇒ こちら)
中性子線の「線源」の問題を考えると、首をかしげてしまう向きもいるだろうが、子どもに対して、ひそかにX線を照射していたという驚くべき事実を知ってしまったからには、軍事的な被曝実験で、ひそかに中性子線照射装置を開発し、この2人の元研究者をモルモットにして、ひそかに照射実験を続けているのではないか――との疑いを(少なくとも)持たざるを得ない。
とくに岡山の「被害者」(元「岡山大学教員 日本物理学会員)の方は、中性子線の照射が、なんと自宅の上方(上空)からも来ていることを突き止め、衛星からの照射かも知れない、と問題提起をしている。
こうなると、(米軍の)衛星兵器の実験ではないかと、またまた疑わざるを得ない。
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★ いずれにせよ、山口、岡山の住宅地での「中性子線検出」問題は重大なことである。
ヒロシマ・ナガサキを経験したこの日本で、「中性子線によるヒバクシャ」が出ているわけだから。
山口県の場合は、周辺の住宅地だけでなく、山陽自動車道まで中性子線が飛んでいる可能性もあるという。
警察や原子力規制庁などに訴えても動いてくれない以上、これはもう「被団協」などが前面に出て、新たな「核被害」問題として、実態究明に乗り出すべき問題ではないか!
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★ 子どもたちに平気でX線をあてる科学者がいるのだから、元研究者らをモルモット代わりにして、平気で中性子線を浴びせる輩がいても、すこしも不思議ではない。
Posted by 大沼安史 at 09:45 午前 | Permalink

















