〔アベノ戦後70年談話〕◆ 「金曜日(の談話)の謝罪の欠落(The lack of an apology on Friday )は、アジアの隣国から、シラケと苛立ちの反応を呼び込んだ」――CNNが全世界に衛星報道 ★ たしかに、「おわび(アポロジー)」は「談話」で、一か所だけだ! (おわびとは繰り返すものであるはずなのに……) アベ・シンゾーというひとりの男のために、わたしたちはまたも、戦後70年にしてまたも、あらたな「歴史の債務」を背負うことになった!
〔★は大沼〕◎ CNN Abe: 'Profound grief' for WWII, but Japan can't keep apologizing
(14日)⇒ http://edition.cnn.com/2015/08/14/asia/japan-wwii-abe-apology/
・ The lack of an apology on Friday drew some tepid to irritated reactions from Japan's Asian neighbors, including China, which Japan had invaded and occupied.
★ CNNのヘッドラインは、<アベは「痛切な反省」を口にしたが、日本は謝罪し続けるわけにはいかい、と言った>――だった。
これを読んだ(見た・聞いた)世界の人びとは、アベノ日本が居直っている、との印象を持った(つ)のではないか?
アベは「逃げ」を打ち、世界の人びとの心に伝わる、誠意のこもった「謝罪」を繰り返さなかった。強調しなかった。
ここで、この70年談話で、日本軍性奴隷問題などについて、アベが明確に謝罪したならば、談話のなかにある、「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」――の一文も生きただろうに。
歴史の節目に、アベ・シンゾーという男を「首相」にもった、わたしたちは悲しい。
そして、恥ずかしい。
◎ 参考 官邸 談話(日本語)⇒ http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/discource/20150814danwa.html
(英語) ⇒ http://japan.kantei.go.jp/97_abe/statement/201508/0814statement.html
Posted by 大沼安史 at 08:01 午前 | Permalink