〔アベノ政治を――アベノ談話を、アベノ戦争法案を許さない!〕★ 1944年の春、クリスチャンの渡部良三さんは学徒出陣先の戦地で、中国人捕虜を刺殺する殺人演習を命じられた。そうして……自分の番が迫ってくる……その時、渡部さんは「ある声を聞いた」そうだ。これは、そのときの歌 ―― 鳴りとよむ大いなる者の声きこゆ「虐殺こばめ命を賭けよ」
★ 鳴とよむ……とよむとは、響き渡るの意。
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そして――
縛らるる捕虜も殺せぬ意気地なし 国賊なりとつばあびさる
渡部さんは「殺人演習」を拒み通したが、にもかかわらず良心の痛みに苦しむ。
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だから――
すべもなきわれの弱さよ主の教え 並みいる戦友に説かずたちいつ
――と。
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戦後70年の「首相談話」は、こうした倫理の極みから、なされるものであったはずだ。
自分の言葉で、詫びることができなかったアべ首相。
首相はせめて、戦争法案を撤回すべきである。
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〔★は大沼〕★ 雑誌『世界』最新号(9月号)に、憲法学者の蟻川恒正さんが<「個人の尊厳」と九条>という論文を寄稿している。
その中に、渡部良三さんの体験が書かれていた。
渡部さんの歌集は、『歌集 小さな抵抗――殺戮を拒んだ日本兵』として、「岩波現代文庫」に収録されている。
Posted by 大沼安史 at 02:49 午後 | Permalink

















