〔フクイチ核惨事 広瀬隆さんが新著『東京が壊滅する日』で警告 〕◆ このトンデモナイ“殺人者”たちが、国会を占拠しているのだ。/ 私は、日本人として生まれたことが、これほど恥ずかしいと思ったことはない。重要なことは、助け合いの“精神”ではない。助けるための、“実効ある手段”なのである。避難によって生じた肉体的・精神的な被害と、経済的被害を賠償することである。
◆ フクシマ原発事故被害者の賠償を放置したまま、再稼働など許されるか?
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◎ ダイヤモンド・オンライン ⇒ http://diamond.jp/articles/-/75078?page=3
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◆ フクシマ原発事故は、日本の歴史上最大の企業犯罪である。福島をはじめとする人々の生命と、財産に重大な被害を及ぼした
◆ したがってこの原発事故でも、生活の基盤すべてを失った人たちには、同様の賠償をしなければならないはずだ。
その金額は、福島県だけでも200万人の人口だから、200兆円の賠償金が必要になる。
そのような大金は、この国のどこを探してもない。
そこで、加害者である東京電力と、その破綻した電力会社を実効支配した日本政府は、いかにして賠償金を踏み倒そうかと、悪知恵をしぼってきた。
◆ ……かなりの人は、福島県から、あるいは関東・東北地方から、できるだけ遠い西日本などの地方に自主的に避難して、苦しいながらも「放射能汚染の恐怖」より「安心できる生活」を選んだ。
ところがこの勇断を下した自主避難者は、国から「勝手に避難した」との烙印を押されて、まったく補償を受けられないのである。
えっ? 「勝手に事故を起こした」のは誰なんだ!
◆ 1951~57年に計97回行われた米ネバダの大気中核実験では、核実験場から220キロ離れたセント・ジョージで大規模な癌発生事件が続出した。220キロといえば、福島第一原発~東京駅、福島第一原発~釜石と同じ距離だ。
核実験と原発事故は違うのでは? と思われがちだが、中身は同じ200種以上の放射性物質。福島第一原発の場合、3号機から猛毒物プルトニウムを含む放射性ガスが放出されている。これがセシウム以上にタチが悪い。
3.11で地上に降った放射能総量は、ネバダ核実験場で大気中に放出されたそれより「2割」多いからだ。
不気味な火山活動&地震発生の今、「残された時間」が本当にない。
子どもたちを見殺しにしたまま、大人たちはこの事態を静観していいはずがない。
Posted by 大沼安史 at 06:09 午前 | Permalink