« 〔アベノ戦後70年談話〕◆ 「金曜日(の談話)の謝罪の欠落(The lack of an apology on Friday )は、アジアの隣国から、シラケと苛立ちの反応を呼び込んだ」――CNNが全世界に衛星報道 ★ たしかに、「おわび(アポロジー)」は「談話」で、一か所だけだ! (おわびとは繰り返すものであるはずなのに……) アベ・シンゾーというひとりの男のために、わたしたちはまたも、戦後70年にしてまたも、あらたな「歴史の債務」を背負うことになった! | トップページ | 〔アベノ戦後70年談話〕◆ 「彼は自分自身の新たな謝罪の言葉を語らなかった(he did not offer a new apology of his own.)」―― 国際世論に大きな影響力のあるニューヨーク・タイムズが全世界拡散報道! / 「戦争責任を、だれも責任をとらなくていい歴史のツナミ(kind of historical tsunami for which no one should be blame)のようにして、薄めている印象も」「中国の習政権、国内問題を反日へ転化する誘惑にかられるかも」 »

2015-08-15

〔アベノ戦後70年談話〕◆ 「日本の指導者のアベ、第二次大戦で謝罪しそうになったが、止める(Japanese leader Abe stops short of apology for WWII)」―― 米国で最大部数の「USAツデー」紙が、上記ヘッドラインで全米拡散報道 / 中野晃一教授の「日本の右翼の何人かを喜ばせる談話かもしれない」との指摘も、アメリカの読者に伝わる!

 ◎ ⇒ http://www.usatoday.com/story/news/world/2015/08/14/japanese-leader-abe-stops-short-apology-wwii/31700051/

 ・  Prime Minister Shinzo Abe endorsed past government apologies for his nation's wartime aggression and colonial rule in a speech Friday marking the 70th anniversary of Japan's surrender in World War II, but he stopped short of repeating those apologies himself.

 ・ “The statement might please some right-wingers in Japan, but will upset many others,” Nakano said.

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 ★ stop short of の意味を、ネット辞書のGOOで、念のため、たしかめた。

    ⇒ http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/76844/m0u/

 (…)しそうになったがやめる,(…する)までには至らない((of doing, at ...)

 例文は、 He stopped short of firing her.
     彼女を首にしそうになったが思いとどまった.

 もう、安倍を首にするのを思いとどまる人は……おるまい!

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 ★ USAツデーの記者も、お詫びを、自分の言葉で、繰り返さなかったことに注目している!( but he stopped short of repeating those apologies himself.)

 アベ首相は談話で「我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました」と、主語を「我が国」にし、それも「過去形」で語っていた!

 こういう小細工が、見破られた!

Posted by 大沼安史 at 08:22 午前 |