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2015-07-20

〔フクイチ核惨事の真相〕★ 東電が、なんと、4年以上も経ってから「2号機ベント失敗」をようやく認める / ニューヨーク・タイムズは2011年5月段階ですでに、「記録」を根拠に、――2号機ベント、「安全バルブ」を手動で開栓を試みるも、圧力下がらずに失敗――と報道! / しかも、米NRC(原子力規制委)は、事故当時の内部「議事録」で、専門家が2号機で「小規模核(水蒸気)爆発」の可能性を指摘! ★ ということは、ベント失敗で核爆発!? 

 ★ 東京新聞の下記報道によると、安倍政権が再稼働を強行する川内原発は、ベント自体の取り付け自体が、来年(2016年)になる予定。

 フクイチ核惨事を教訓とするなら、取り付けたベントが作動するかどうか(についても)確認してから、川内原発再稼働認可の審査を始めるのが筋をというものではないか?

 さもないと、フクイチのようにベントが効かず、爆発が続く最悪の事態になる。

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 ◎ 川内原発のベント問題については、東京新聞の以下の記事(⇒ こちら )を参照。

 2014年7月16日付けの、その記事(疑問抱え再稼働「適合」 川内原発 規制委が審査結果案)には、以下のように書かれている。

 ・ 重大事故時に、放射性物質の放出を千分の一程度にとどめつつ、格納容器内の水蒸気を抜いて圧力を下げるフィルター付きベント(排気)設備の完成は二年後。

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 ★ ニューヨーク・タイムズは、2号機について、ベント失敗を事故4ヵ月後の時点で報じていた。

 そして、NRC当局者による、「(圧力)容器を飛び出した核燃料が、格納が破れる中で大音響を引き起こしたともおそらく言える」発言!

 ベントをしなかった(できなかった)東電の責任は、それだけでも重い。

 ベント装置の欠陥問題はもちろん、2号機核爆発説を含め、事故の再検証・真相追及が求められている。

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 〔★は大沼〕  ◎ 河北新報 : <福島第1> 2号機ベント失敗 装置作動せず
 (5月21日付け)⇒ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150521_63016.html

 ・ 東京電力福島第1原発事故で炉心溶融した2号機について、東電は20日、重大事故時に放射性物質を外部に放出する装置の一つ「ラプチャーディスク(破裂板)」が放射能で汚染されていなかったとの調査結果を発表した。ディスクが作動せず、原子炉の破損を防ぐベントに失敗した可能性が裏付けられた。

 ・  ベントは、格納容器外に出る配管に設置された弁を開け、外側にある薄いステンレス製のディスクを内部の圧力で破って蒸気を放出する仕組み。

 東電は2011年3月13、14両日、2号機のベント弁を開ける操作をしたが、圧力は下がらなかった。15日にも試みたが、圧力上昇を防げず、格納容器につながる圧力抑制プールが破損。大量の放射性物質が放出され、所員の多くが一時退避する事態につながった。

 <ラプチャデスク> 格納容器から蒸気を外部放出するベント配管に設置されているステンレス製の薄い板。誤ってベントの弁が開いてしまった場合に、格納容器から気体が漏れるのを防ぐ装置。逆に格納容器破損の恐れがあるほど内部圧力が上昇した場合には破れる。東京電力福島第1原発2号機のラプチャーディスクは設計上、格納容器の圧力が約5.3気圧になると破れる仕組み。

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 ◎ ニューヨーク・タイムズ(電子版) : In Japan Reactor Failings, Danger Signs for the U.S.
 (2011年5月17日付け ⇒ http://www.nytimes.com/2011/05/18/world/asia/18japan.html?pagewanted=2&hp

 ・ At Reactor No. 2, workers tried to manually open the safety valves, but pressure did not fall inside the reactor, making it unclear whether venting was successful, the records show.

  <関連> 本ブログ既報 : 「ベント」のバルブ 制御室からのコマンド効かず 「手動」でのバルブ開放 1号機:放射線高すぎて断念 2号機:開放したはずなのに圧力下がらず 3号機:7回試みたが開かず ニューヨーク・タイムズが報道 
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/05/post-6c3d.html

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 ◎ 本ブログ既報 : 〔★ NRCフクイチ議事録〕 2号機で大音響の爆発 ドライウエルの内部から 小規模な水蒸気爆発の疑い 落下した溶融核燃料が水と接触?

 (2012年3月2日付け) ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2012/03/post-3a82.html
 

 ・ そして数時間前、大きな爆発音を聞いた。ドライウエルの中からの爆発音のようだった。三気圧から一気圧に下がったのはその時だ(内部の空気圧だ)。これは格納容器が破れたことを明確に意味する。かなりの炉心溶融が起きている。そして、容器を飛び出した核燃料が、格納が破れる中で大音響を引き起こしたともおそらく言えるね。

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 ◎ 「小出裕章ジャーナル」 2号機ベント失敗の検証報告について
 (2015年7月18日)⇒ http://www.rafjp.org/koidejournal/no132/

 ・ ベントという作業は、特殊な配管を使うわけですが、その配管にバルブが付いています。そしてそのバルブを開いて、格納容器の中にある放射能で汚れたガスを外に出すわけですけれども、バルブを間違えて開いてしまった場合に、外に出てしまうというそういう可能性もあるわけで。それを防止しようということで、バルブを開いた先にラプチャーディスクという、破裂板というような薄い金属の板が挟んであったのです。そして誤操作して、特別放出しなくてもいいような時には、そのラプチャーディスクが破れることもなく、放射能を格納容器の中に閉じ込め続けるという、そういう考え方でした。

Posted by 大沼安史 at 01:11 午後 |