〔英誌「エコノミスト」が日本の御用報道を批判〕◆ 日本のマスコミ、「悪を言わザル(Speak no evil)」 / 「安倍政権はかさにかかってメディアを威嚇する強面キャンペーンを強めている(Yet it is waging an increasingly heavy-handed campaign to intimidate the media.)」
★ 左の風刺画つきで、エコノミスト誌が見出しに掲げた Speak no evilは、英語のことわざ、see no evil, hear no evil, speak no evilから取ったものだ。
「悪を見ず、聞かず、言わず」
つまり、わたしたちのいう、「見猿・聞か猿・言わ猿」。
これを「エコノミスト」誌が見出しに採用したことは、日本のメディアがどれだけ「美しい国のポチ」に成り下がっているかを一言で――端的に示したかったからだろう。
エコノミスト誌は、サブ見出しで「日本のメディアは政府の圧力に怯えている」(Japan’s media are quailing under government pressure)とも指摘している。
情けないことだ。
社会の木鐸、ペンは剣より強よし、ではなかったか!
日本のマスコミは恥じるべきである。
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★ 古賀茂明さんの「報ステ追放(removal from “Hodo Station”)」問題についても、国際ビジネス社会に紹介!
政府の言うことに従うと宣言したNHKの籾井会長が、「ミスター・アベの友だち( Katsuto Momii, a friend of Mr Abe)」であるとも!
おかげで日本の報道の自由は、「国境なき記者団」の世界ランクで、この5年間に、50位も急落し、いまや61位のありさまだと。
(In a global ranking of media freedom by Reporters Without Borders, a Paris-based watchdog, Japan now comes 61st, a fall of 50 places in just five years.)
Posted by 大沼安史 at 09:34 午前 | Permalink