〔泉田知事は憤った〕◆ 「汚染水の問題にしても、現場は早い段階から対策を練っていたのに、東電の経営陣が安全よりカネの問題を優先して、むしろ現場のプランを止めてきた。銀行から借り入れができないと、おカネの問題を言い訳にして、やるべきことをさぼってきたのが経営の現実です。借金や廃炉、汚染水への対処に加え賠償問題で社長の頭の中の9割がいっぱいになっている状況で、原発の安全な運営などできるはずがありません」
◎ 現代ビジネス ⇒ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38192
・ 金融機関に巨額の〝東電マネー〟が次々と流れ込む様が一目で見て取れる。
「(最上段の)約4兆5000億円融資の大半を占めるのが、メインバンクである三井住友銀行を筆頭に、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行のメガバンクや三井住友信託銀行などの主力銀行です。それぞれ1000億円単位のカネを融資し、潤沢な利息を受け取っています」(大手証券会社幹部)
ほとんど知られていないが、原賠機構や政府を通じて東電にカネが流れる「別ルート」を通じても、金融機関は相当な額を受け取っている。
「たとえば'12年7月に原賠機構が東電に1兆円出資した際のカネは、金融機関による融資で賄われています。この融資は1年や半年と短期のため、借り換えるたびに金融機関の懐にカネがジャブジャブと転がりこむことになる仕組みです」(同前)
どの銀行に融資してもらうかは入札で決定されるため、その入札にかかわる業務が、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行に委託され、億単位の額を3メガバンクは得ている。入札の度に業務委託するので、ここでもその都度カネが金融機関に入ることになっているのだ。
Posted by 大沼安史 at 07:14 午前 | Permalink