〔東京新聞〕◆ 「想定外」を一蹴 IAEA報告書 「国際慣行に従わず」批判 / ウィーン発共同電(解説続報)を掲載 / 「勧告した安全評価を十分実施しなかった」 / ★ この大ニュースを報じたのは、東京新聞のほか、中国新聞など、ごく一部! 日本のマスコミの、この気味の悪い、ほぼ総崩れの、沈黙!
★ グーグールのニュース検索(IAEA、福島、原発)の結果、日本政府・東電を批判した(あるいはその責任を追及した)「ウィーン発共同電の解説続報、あるいは第一報本記)」を報じたのは、東京新聞のほか、
◎ 中国新聞 : 福島原発事故、大津波の危険対策怠る IAEA報告書 (第一報記事)
⇒ http://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?
comment_id=157479&comment_sub_id=0&category_id=256
◎ 中日新聞 :「東電・政府が津波対策怠る」 IAEAが福島事故を総括 (同)
⇒ http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015052502000071.html
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また、共同電をもとに「社説」で報じたのは、南日本新聞 : [IAEA報告書]認識の甘さ 痛烈に批判
⇒ http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=201505&storyid=66672
★ 日本のその他、有力マスコミの、この気味の悪い沈黙な何なのだ!
政府筋からの圧力に屈した?
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〔★は大沼〕◎(24日付け) ⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015052502000146.html
( ◎ ウィーン特電第一報(本記)は ⇒ 上記、中日・中国新聞報道 )
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◆ 東京新聞掲載記事 ・
【ウィーン=共同】 「勧告した安全評価を十分実施しなかった」「国際的な慣行に従わなかった」。国際原子力機関(IAEA)がまとめた東京電力福島第一原発事故の最終報告書は、東電や規制当局の認識の甘さを痛烈に批判している。
・ IAEAは日本が何十年にもわたり原発の安全性を過信し、発生の確率が低い災害などに十分備えてこなかったと一蹴した。
IAEAは福島の事故前から、加盟国に対し原発の安全性を評価する際、機器の故障などが大事故に至るすべての可能性を把握する確率論的安全評価(PSA)の適用を勧告。
二〇〇七年の専門家による訪日調査では「日本には設計基準を超える事故について検討する法的規制がない」と指摘し、過酷事故に十分備えるよう求めていた。
しかしIAEAの勧告や助言を受けた抜本的な対策は取られず、報告書によると、第一原発ではPSAを十分適用せず、非常用ディーゼル発電機などの浸水対策が不足。
十年ごとの定期安全レビューでも地震・津波予測の再評価が義務付けられておらず、過酷事故への対応や安全文化の見直しも含めて「国際的な慣行」に十分従っていなかった。
Posted by 大沼安史 at 08:38 午前 | Permalink