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2015-05-05

〔◆ 憲法記念日 舞の海氏が新説「日本人力士の“甘さ”は前文に起因する」「反省しすぎて土俵際…」〕★ なるほど、外人横綱の白鵬や朝青龍が無敵なのは…………彼らの祖国、モンゴル国憲法の前文のせいか? ★「八百長相撲」も、日本国憲法「9条」のせいだと言い出しかねない、「舞の海」氏の(懸賞金のつくような)勢いではある! 

 ★ えっ? 「美しい国」の「国技」は、「諸国民(力士)の信義」を疑わなければ、勝てない?

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 国技館の土俵上には、こんな「決め手」も、いまに登場するかも知れない。

   「だまし投げ」「公約変えし」「ナチスすかし」「メルトダウン」……

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 ★ そして……ウィキペディアによると、相撲とは、力士とは、本来、次のようなものである。

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 相撲はもともと神前で行われ、日本固有の宗教である神道にもとづき神に奉納される神事である。

 力士とは四股名を持ち、神託によって神の依り代になり特別な力(神通力)を備え、神からの御利益のある特別な者である。

 具体的には四股を踏む「しこ」とは醜女(しこめ)の「しこ」をあらわし、穢れ、邪気を祓う行為。それによりその土地に五穀豊穣や無病息災をもたらすと言われている。

 また、力士に赤子を抱いてもらうと、その子は健やかに育つと言われている。手形などは縁起物として珍重される。

 力士の中で最高位の者を横綱と呼び、全ての力士の象徴として神の依り代の証である「注連縄を張る」のは御神木や夫婦岩などと同じである。

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 ★ つまり、わたしたちの国の「相撲」とは、「力士」とは、「戦争」でも「戦士」でもない。

 邪を払い、平和と豊かな実りを祈る神事であり、そのための稀人である。

 その意味で「舞の海」氏の発言は、この国の伝統に反するものと言わざるを得ない。

 戦時中、戦争にとられた力士も多かったことを、「舞の海」氏は忘れてはならない。

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 〔★は大沼〕◆ 産経ニュース ⇒ http://www.sankei.com/politics/news/150503/plt1505030021-n1.html

 ・ 元小結の舞の海秀平氏が3日、東京・平河町の砂防会館別館で開かれた公開憲法フォーラム「憲法改正、待ったなし!」で提言を行った。昨今の日本人力士の「甘さ」は憲法前文の影響だと持論を展開し、会場の笑いを誘った。

 ・ 日本の力士はとても正直に相撲をとる。「自分は真っ向勝負で戦うから相手も真っ向勝負で来てくれるだろう」と信じ込んでぶつかっていく。

 ところが相手は色々な戦略をしたたかに考えている。立ち会いからいきなり顔を張ってきたり、肘で相手の顎をめがけてノックダウンを奪いに来たり…。あまりにも今の日本の力士は相手を、人がいいのか信じすぎている。

 「これは何かに似ている」と思って考えてみたら憲法の前文、「諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」に行きついた。逆に「諸国民の信義」を疑わなければ勝てないのではないか

Posted by 大沼安史 at 10:28 午前 |