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2015-05-07

〔9条を守ろうと呼びかけた、元米海兵隊ン アレン・ネルソンさん 講演記録〕◆ 96年5月20日、東京の早稲田奉仕園で開かれた講演会の記録(要旨)★ ネルソンさんはこの年、1996年の来日で、日本国憲法第9条を知り、衝撃を受けた!

Nelson001〔★は大沼〕 
 ⇒ http://www.jca.apc.org/~uratchan/gbmarines/allen.html

 ← (写真) ネルソンが左胸につけているまるいバッジには、漢字で「平和」と書かれています。

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 ◎ 関連 :  (拡散希望)〕◆ ドキュメント、『9条を抱きしめて~元米海兵隊が語る戦争と平和』/ 故・アレン・ネルソンさんは言った。「みなさんとみなさんの子どもたちはこれまで憲法第9条に守られて来ました。今後はみなさんが第9条を守るために立ち上がり声をあげなくてはなりません」/ 「世界平和はここから、この部屋から、わたしたち一人ひとりから始まるのです」 

 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2015/05/post-3472.html#more

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◎ 〔講演要旨より〕

 ◆ 私は沖縄に駐留している米軍基地の撤去を支持します。

  沖縄に駐留している米軍は「人殺しの訓練」をしているからです。

  解決策はあります。自分たちをピースキーパーと呼んでいる軍隊は、すべての戦車、すべての銃、戦闘機を捨て去り、ガンディーのしていたような眼鏡を支給し、髪の毛はそり、ガンディーの絵がプリントされたシャツを着て、平和維持のために行進させればいい。

  こうすれば平和は非暴力的に維持することができます。(以下に続く)

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 ◆ 私たちはベトナムで、ある村に入りました。そして迫撃砲を撃ち始めました。ベトナムの人たちはみんな家の後ろに防空壕を持っていてアメリカ軍が空から攻めてくると、みんな子どもを抱えて防空壕に逃げ込みます。私は壕まで降りていき、攻撃しました。すると誰かが私のそばにいるのに気がつきました。よく見ると、それは16~17歳ぐらいの若いベトナム女性でした。最初にすべきことは彼女を「殺す」ことです。「殺人」は今までにもしてきたことであり、子どもでも、老人でも、誰でも殺しました。それは「命令」なのです。アメリカ兵は戦争を「ゲーム」のように思っています。オリンピックのようなもので、笛が鳴ったら急いで多くの人を殺すという「ゲーム」のように。私が「子どもでも誰でも殺した」と言うと、みんな驚きます。戦争とは、残虐な「ビジネス」です。人間が戦争でどんなことをしているのか、理解するのは難しいでしょう。

 さて、私は彼女を撃とうとしましたが、何かが私がそうするのを止めました。彼女の出血の仕方が今まで見たこともないようなものだったからかもしれません。けがをしているのか、なんだかよくわかりませんでした。とにかく、私は一瞬ちゅうちょし、よく見てみると、彼女は壕の中の壁を背に座り込み、何かを押し出すような、そんな動きをしていました。彼女は汗びっしょりでした。彼女に呼びかけると、私に殺されるのではないかとおびえていました。彼女は相変わらずなにかを押し出すような動作をしていました。

 ふと、両足の間を見ると、小さな頭のようなものが見えました。私は、高校で「出産」のことを習ったこともなかったし、映画でも見たことがなかったので、それが「出産」だとはすぐには気がつきませんでした。彼女は、さらに押しだそうとしており、私は思わず両手を差し出して、赤ちゃんを受けとめたのです。

 小さい目は閉じられたまま、小さな手は握りしめられ、へその緒もついたままでした。彼女はへその緒を口でかみきると、私の手から赤ちゃんを奪い取り、自分の着物に包んで壕から急いで逃げていきました。

 目の前で起きたことが信じられませんでした。あまりにも一瞬の出来事でした。もし、私の手にその「出産」のあとが残っていなければ、幻覚だったと思ったかもしれません。

 壕から出てきた私は、壕にはいる前と、違っていました。仲間の海兵隊員も「どうかしたのか」と声をかけてきました。私の気持ちが動転していた理由、それは、ベトナム人も「人」だということに気づいたからです。 海兵隊での訓練では、ベトナム人は「Gooks(=よごれ、いなかっぺ、黄色人種)」または「Slant eyes(目のつり上がった東洋人種-軽蔑的表現)」、「共産主義者」、「人間ではない」、「共産主義者=人間ではない」と教えられました。「Gooksは自分たちと同じような父、母を持たない」と教えられました。

 私は気がついたのです。自分がこれまで殺してきたベトナム人は、同じ「人間」であり、故郷で待っている自分の妹と同じくらいの年齢の少女たちを殺してきたのだということを…。私はいてもたってもいられない気持ちになりました。私はずいぶんひどいことをベトナム人にしてきたのです。また、今現在それを続けていることに気づいたのです。私はどうしたらいいのか、悩みました。以前の私を「攻撃的」というなら、「防衛的」になりました。以前は「狩り」をするために「獲物」を探していましたが、もはや「狩り」もしたくなければ、「獲物」を見つけたくもありません。どうしても殺さなければならないときだけ、非常に限定して、銃を使うようになりました。

 〔★は大沼〕 
 ⇒ http://www.jca.apc.org/~uratchan/gbmarines/allen.html

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 ◆ ドキュメント、『9条を抱きしめて~元米海兵隊が語る戦争と平和』/ 故・アレン・ネルソンさんは言った。「みなさんとみなさんの子どもたちはこれまで憲法第9条に守られて来ました。今後はみなさんが第9条を守るために立ち上がり声をあげなくてはなりません」/ 「世界平和はここから、この部屋から、わたしたち一人ひとりから始まるのです」
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2015/05/post-3472.html#more

Posted by 大沼安史 at 07:11 午前 6.命・水・祈り |