« 〔フクイチ核惨事・潜在的核武装の底流〕◆ 安倍晋三首相の祖父、岸信介氏は、その「回想録」でこう語っていた。「(原子力の)平和利用にせよその技術が進歩するにつれて、(核)兵器としての可能性は自動的に高まってくる」 ★ 岸氏はまた、首相として、「自衛権の範囲であれば核保有も可能」(1957・5・7)「防衛用小型核兵器は合憲である」(1959・3・2)と国会で明らかにしていた。岸信介氏こそ、「日本の核」の野望と悲劇の原点である! | トップページ | 〔フクイチ核惨事〕◆ 汚染水タンク中の放射性物質の量は(それだけで)チェルノブイリ放出量を上回る / 「タンクに溜まっている放射性物質の総量は123PBq」 / 「セシウム137とストロンチウム90が同じ濃度比率で含まれていたとして……チェルノブイリ事故での両放出量合計95PBqの約1.3倍になる」/ 山田耕作・渡辺悦司両氏の論文より ★ ああ、「フクイチ核毒水地獄」の恐ろしさよ! »

2015-04-24

〔フクシマ核惨事〕◆ 浪江町津島地区――DASH村は荒廃し、集落から人のにおいが消えた! 亡くなった勇夫さんは、家の前に腰かけて、酒を飲みながら、ジーッと山を見てた。「いい風が吹いてくっど」ってポツリと言った。/ 写真家の八木澤高明さんがフォトルポ、『にっぽんフクシマ原発劇場』

 ◎ 日刊サイゾー : 『にっぽんフクシマ原発劇場』発売記念インタビュー  / 人のにおいが消えた集落、荒廃したDASH村、にぎわう歓楽街……写真家が語る、百人百様「福島」の風景
 ⇒ http://www.cyzo.com/2015/04/post_21594.html

 ・ もう亡くなられてしまいましたが、利仙さんと同じく津島にとどまり続けた勇夫さんの姿はとても印象に残っています。仕事もしておらず、普通に考えたら避難するはずなんですが、彼にとって血肉となっている故郷の姿、土地に対する思いがあったんでしょうね……。勇夫さんの家に行くと、お酒を飲みながら家の前の庭に腰掛けてジーッと山を見ていました。何を話すわけでもなく、誰を待っているわけでもなく。ただ「いい風が吹いてくっど」ってポツリと言うだけ。山を見ながら、遠い昔を思い出していたのかもしれません。あの光景は忘れられませんね。

 ・ DASH村という空間は、エンタテインメントのための場所であり、そこで行われていたことは、農家からすれば、ままごとのような農作業体験だった。しかし、それでも血肉が通った土地であり、そこが草ぼうぼうになって納屋も壊れています。震災を伝えるに当たって、その現状を表に出す意義があると思いました

 ◆ 現代書館 : 『にっぽんフクシマ原発劇場』/ 八木澤高明 著・写真 四六判上製 288頁 定価2400円+税
   ⇒ http://www.gendaishokan.co.jp/article/A00001.htm

 ・ 福島第一原発の事故という恐るべき事態は、フクシマに何をもたらしたのか。その社会、人間の模様を2011年から2014年にかけ追った気鋭 のフォトジャーナリストによるルポ。著者が追ったフクシマは以下のような場所であった――。

 放射能汚染により帰還困難区域となった浪江町津島には地域の酪農家には廃業するものもあれば、命を絶つことを選んだものもあり、また新たな場 所で酪農を再開するものもあった。また帰還困難区域からの避難を拒み故郷と共に命を終えることを望んだものもあれば、この歴史的な惨事で儲け る商売もあれば、儲けそこなった人もあった。世間の事故への注目は減衰していったが、収束作業は未だ終わらない。冬が来て春が来る。季節の移 り変わりを繰り返すなかで、人々の悲しみが、せつなさがあった。

 小学館ノンフィクション賞受賞の著者がレンズとペンでえぐり迫る。しかしフクシマにとってフクシマとは何なのだ ろうか。読む者に迫る。

[著者紹介・編集担当者より]

 八木澤高明(やぎさわ・たかあき)

 1972年生。写真週刊誌『フライデー』カメラマンを経て、2004年よりフリーランス。『マオキッズ─毛沢東のこどもたちを巡る旅』(小学 館)で2012年、第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。他の著書に『ネパールに生きる』(新泉社)、『黄金町マリア』(ミリオン 出版)、『写真録・さらば中国』(ミリオン出版)、『フクシマ物語─幸四郎の村』(新日本出版社)、『フクシマ2011、沈黙の春』(新日本 出版社)、『娼婦たちから見た日本』(KADOKAWA)がある。

Posted by 大沼安史 at 06:23 午後 |