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2015-04-16

〔パトリック・コバーン記者の中東報告〕◆ シーア派武装勢力「フーシ」がスンニ派のハディ大統領をクーデターで追い落としたあと、サウジアラビア主導で「フーシ」支配地域への空爆がつづくイエメンで、(スンニ派の)「アラビア半島のアルカイダ」が県都・アルムカラーを、ハディのイエメン政府軍から奪取! / 「敵の敵は必ずしも味方ではない」――★ これが中東というものだ! 

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 ★ コバーンさんは、嘆き含んだ皮肉まじりに、こう書いている。

 西側当局者は数ヵ月前、彼らのイラク・シリア政策のねじれについて、「敵の敵は必ずしも味方ではない」と、コバーンさんに説明したという。

 米国など西側にとっての「敵の敵」――たとえば、西側が打倒を目指す(敵である)「シリアのアサド政権」の「敵」は「イスラム国」などアルカイダ型聖戦組織だが、それは西側にとって「味方」ではないのだ。

 中東にはこういう、ねじれと複雑さがある。

 イエメンで、サウジなど湾岸スンニ派王国が米軍とともに空爆しているのも、(少なくとも今のところは)シーア派の「フーシ」であって、アルカイダ型の聖戦組織ではない。

 コバーンさんは、この記事でも、強調している。

 「イスラム国」などアルカイダ型聖戦組織に対処する道は、それらを育てたサウジやパキスタンなどの中にある、と。 

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 〔★は大沼〕◎ 英紙インディペンデント (Sunday 12 April 2015 )/ In the Middle East, our enemy's enemy must be our friend (中東でも、われわれの敵の敵は友でなければならない)
 ⇒ http://www.independent.co.uk/voices/in-the-middle-east-our-enemys-enemy-must-be-our-friend-10169984.html?origin=internalSearch

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 ・ Once again al-Qaeda-type movements are not being targeted effectively despite their many enemies. This failure can best be explained by a saying popular a few months ago among western politicians and diplomats to explain their policy in Syria and Iraq. This was “the enemy of my enemy is not necessarily my friend”.

 ・ What should be done? The only way of dealing with Isis, al-Qaeda and other jihadi movements is in the countries where they flourish.

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★〔新刊案内〕◆ パトリック・コバーン著、『イスラム国の反乱 ISISと新スンニ革命』(緑風出版)

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Posted by 大沼安史 at 06:58 午後 |