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2015-04-04

〔イラク核協議合意〕◆ イラン、中東のアメリカの警察官に? 「それはありうることだ」 ―― 英紙インディペンデントの中東専門家、ロバート・フィスクさんが解説記事 / 「米国、サウジアラビアとの関係見直しも」  ★ スンニ・シーア派対立激化 「イスラム国」軍、バグダッド進攻の可能性も! 

 ★(〔★は大沼〕) フィスク(ベイルート駐在)さんは、インディペント紙が誇る、中東報道の2枚看板のひとりである(もうひとりは、バグダッド駐在のパトリック・コバーンさんだ)。

 そのフィスク記者が、こんごの中東情勢を占う、大胆な観測記事を書いた。

 イランが、シャー時代(パーレビ王政)のように、中東における米国の同盟国(ポリスマン)の立場に戻るかもしれない、と。

 フィスクさんによれば、これが今回の「枠組み合意」で、サウジが怒っている(最大の)理由だという。

 しかし、フィスクさんの観測で、なによりも驚かされるのは、米国がサウジとの関係を見直すかもしれないと指摘している点だ。

 これは、フィスクさんの同僚のパトリック・コバーンさんが、新著の『イスラム国の反乱』でも詳しく述べていたことだが、サウジアラビアの国教である、イスラムのワッハービズム(スンニ派に位置づけられる。イランはシーア派)は、「イスラム国(IS)」などイラク・シリア内で暴れ回っている聖戦士集団と同じか、それに近いものである。

 アルカイダのビンラディンも、9・11のハイジャック・テロリストの多くも(19人中15人)もサウジの出身。

 「イスラム国」など聖戦士集団にしても、サウジなど湾岸諸国(スンニ王政)からの資金援助で、軍事的勝利を収めているのが実態だ。

 こんご、米国がイランにさらに接近することがあれば、サウジが反発を強めることは必至。

 サウジなどの支援を受けた「イスラム国」が、イラクのシーア派政権の首都・バグダッドへ侵攻する可能性もまた高まったと言わざるを得ない。

 中東のシーア派対スンニ派の対立は、こんごさらにいっそう激化することになるだろう。

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 〔★は大沼〕◎ Iran nuclear deal: A powerful Tehran turned into America’s policeman in the Gulf? It could happen / This week’s Lausanne deal could trigger a political earthquake
⇒ http://www.independent.co.uk/voices/commentators/fisk/iran-nuclear-deal-a-powerful-tehran-turned-into-americas-policeman-in-the-gulf-it-could-happen-10154920.html

 ・ ……the framework could one day return the 36-year-old Islamic Republic to the status of a regional superpower which last existed under the Shah.

 Which is why the Saudis are so angry. For Iran as America’s new best friend may seriously damage Saudi Arabia’s privileged alliance with the United States.

 ・ …… Iran could, over time, become America’s “policeman in the Gulf” as it was under the Shah’s reign.

 ・ And who would be surprised if the US begins to re-examine its relationship with the Wahhabi Saudis who gave the world Osama bin Laden and 15 of the 19 hijackers of 9/11? Their state religion is the same as that of the Taliban and, alas, of the more gruesome rebels in Iraq and Syria. Saudi Arabia as a state will do its best to pose, as usual, as the symbol of the local “anti-terrorist” struggle. But the times they are a-changing, albeit slowly.

Posted by 大沼安史 at 10:23 午前 1.いんさいど世界 |