« 〔夕陽村舎日記〕◆ 紅葉の花が咲いた! | トップページ | 〔パトリック・コバーン記者の中東報告〕◆ シーア派武装勢力「フーシ」がスンニ派のハディ大統領をクーデターで追い落としたあと、サウジアラビア主導で「フーシ」支配地域への空爆がつづくイエメンで、(スンニ派の)「アラビア半島のアルカイダ」が県都・アルムカラーを、ハディのイエメン政府軍から奪取! / 「敵の敵は必ずしも味方ではない」――★ これが中東というものだ!  »

2015-04-16

〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕◆ ギュンター・グラス氏の訃報に接して : 「墓の下からも大喧嘩」の遺言詩 / そこで旧い記憶をたどると、確か30年ほど前に、日本の雑誌の取材で彼の北ドイツ海の近くのアトリエを訪ねたことを思い出しました。彼は小説家であるだけでなく非常に優れた画家でもあり彫刻家でした。これが初対面で インタヴューの後に「これはポルトガルのものだよ」と珍しいイチジクのリキュールを親切にふるまってくれ乾杯しました。

 ⇒ http://tkajimura.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html

      Wegzehrung   旅の糧

 Mit einem Sack Nüsse   ひと袋の堅果*とともに
  will ich begraben sein    わたしは埋葬されたい
  und mit neuesten Zähnen. もっとも新品の歯もそえて。
 Wenn es dann kracht,   そして砕く音が響けば、
 wo ich liege,          わたしが横たわっているところで、
 kann vermutet werden:   こう推測されてよし:
 Er ist das,           それは彼だ、
 immer noch er.        またもや彼だと。

 Aus: „Fundsachen für Nichtleser“, 1997『読者でない人への遺失物』1997より
 (翻訳:梶村太一郎。訳注:堅果*はクルミやハシバミのような堅い殻のある木の実)

〔★大沼〕 加藤周一さんは、幽霊になって残る、と言い遺した。

 グラスさんも同じような気持ち、なのだろう。

Posted by 大沼安史 at 04:47 午後 |