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2015-04-24

〔フクイチ核惨事〕◆ 汚染水タンク中の放射性物質の量は(それだけで)チェルノブイリ放出量を上回る / 「タンクに溜まっている放射性物質の総量は123PBq」 / 「セシウム137とストロンチウム90が同じ濃度比率で含まれていたとして……チェルノブイリ事故での両放出量合計95PBqの約1.3倍になる」/ 山田耕作・渡辺悦司両氏の論文より ★ ああ、「フクイチ核毒水地獄」の恐ろしさよ!

〔★は大沼〕◎ 市民と科学者の内部被曝問題研究会 : 補論2 汚染水問題について、青山道夫氏の『科学』論文によせて 山田耕作・渡辺悦司
 (7日付け) ⇒ http://blog.acsir.org/?eid=36

 ・ 東京新聞は、すでに2013年夏の漏洩事故当時、旧発表の濃度を基に当時溜まっていた汚染水量33万トンに掛け算して、タンクに溜まった汚染水の放射性物質の総量を27PBqと概算していた(2013年8月23日付)。

  東電が新しく発表した濃度と青山氏の引用している汚染水総量を使って再計算してみると、タンクに溜まっている放射性物質の総量は123PBqとなる。

  昨年夏以降現在までに、処理が進んでいる分は減少方向に、新たにデブリから溶け出して汲み上げられた分は増加方向に変化しているはずであるが、ここでは概数が必要なだけである。

  青山氏は、汚染水中では現在セシウムは回収が進んで減少し、ストロンチウム90の割合が大きくなっている点を指摘している。

  いまこの123PBqすべてがストロンチウム90と仮定すると、チェルノブイリ事故のストロンチウム90放出量10PBqの12.3倍が福島の汚染水タンク中に溜まっていることになる。セシウム137とストロンチウム90が同じ濃度比率で含まれていたとしても、チェルノブイリ事故での両放出量合計95PBqの約1.3倍になる。

 このように汚染水に含まれる放射性物質の量は法外に巨大である。青山氏が言うとおり汚染水の問題が極度に深刻で危機的状況にあるのは疑問の余地はない。

Posted by 大沼安史 at 06:39 午後 |