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2015-03-16

〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕◆ メルケル訪日のドイツでの報道/ ドイツのメディアから匙を投げられた安倍政権とNHK / ◆ 南ドイツ新聞は社説で言った。「民主的な政府には異なる意見が必要である…… 日本の公共テレビのNHKはこのことからまったく学ぼうとはしない。そのニュースでは首相がどこに登場したかを、ある新聞社でとしか伝えなかった。日本の学習能力はこの程度である」

 ⇒ http://tkajimura.blogspot.jp/2015/03/nhk.html

 ・ ドイツの主要プリントメディアでは、なんと安倍首相との首脳会談後の記者会見の写真が、まったく使われませんでした。代わりに天皇を訪問した時と、朝日新聞社と日独センター共催の基調講演で中学生に歓迎されるメルケル首相の写真だけです。
 このこと自体が、いかにドイツメディアが安倍政権に失望して、匙を投げてしまっていることの現れであるといえます。すなわち首脳会談としての報道価値がないとの判断の現れです。

 ・ この短い論説に良く示されているように、メルケル首相は、非常に慎重に、脱原発の選択肢や、特に歴史認識に関して、その意義を伝えたいとしたのに、アレルギー的に拒否反応するだけで、聞く耳を持たない出来の悪い反抗期の子供のような安倍政権と、「朝日新聞社で」と具体的に伝えないNHKは、ドイツメディアから落第点を付けられ、ついに匙を投げられてしまいました。これが7年ぶりのドイツ首相の日本訪問の結果の現実でした。日本の報道だけではこのような国際世論は伝わらないでしょう。

 ただひとつ、メルケル首相は天皇だけとは、予定時間を越えて20分も大変気持ちの良い対話ができて非常に喜んでいるとの、政府報道官からの情報がありました。上記の記事の写真も、その天皇に対する表敬の意であると解釈することもできます。

Posted by 大沼安史 at 06:28 午後 |