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2015-03-07

〔夕陽村舎日記〕 岩よ、水よ、いのちの宿り

 久しぶりで徹夜をした(3~4日)。

 体調はよくなかったが、朝の8時まで、ぶっとおしで机に向った。

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 岡山中央郵便局まで出かけ、翌日午前着(東京)の速達便を出した。

 丸善でスクラップブックを買って――帰り道、岡山北署前の道を通った。

 津山に向かう川沿いの道の向かい側には、砕石場の大きな岩山があって、はだかになったその姿を見るたび、悲しい気がしていた。

 その岩山が、そのとき、なぜか輝いて見えた。削られた岩壁が、繊細な色彩の層を見せていた。

 光の山が、そこにあった。

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 今朝、布団のなかで、『イスラーム教を知る事典』(渥美堅持著、東京堂出版)をめくっていたら、メッカ郊外、ヌール山の写真が出ていた。

 その山に、ムハンマドがこもった、あの有名な「ヒーラーの洞窟」がある。

 この岩山の洞窟で、彼は、天使、ジブリールから神の言葉を伝えられたのだ。

 岩の洞窟での啓示。

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 わたしは昨年8月のある日、四国・室戸岬の洞窟に入った。

 若き空海がこもった洞窟である。

 明星が来影した、岩の洞窟での開眼。

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 なぜ、岩なのか? なぜ、神は岩の中へ、現れたのか?

 徹夜後遺症のもうろうとした頭の中から、立ち上った答えは、こうだ。

 たぶん、岩が石清水の中に保持してきた原初の神の意志――いのちを生みだした、初原の意識が、そのとき、そこにいた空海やムハンマドに、神意を伝えたのではないか?

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 妄想である――わかってはいるが……そう思ったのにはわけがある。

 保江邦夫さんが、ギザのピラミッド、「王の間」での体験で、これに似たことを書いていたのが、ひとつ。

 もうひとつは、マエ・ワン・ホー女史が、イタリアの物理学者、エミリオ・デル・ギューディスさんの急逝をいたんでお書きになった「レヴュー」を、わかりもしないのに、読み通したからだ。

 そこにナノ(10億分の1メートル=100万分の1ミリ)・スペースに閉じ込められた水の、驚くべきパワーが書かれていた。

 それは「水の記憶」を可能にしているものでもあると。

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 岩に含まれた水に宿りし、わたしたちのいのちをつくった原初の意志。

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 わたしが暮らし始めた吉備高原の古民家の井戸のそばには、ご神体のような大岩がでんと御座している。

 台所の窓にそばにおいてあるペットボトルの水道水は、2本とも、日中、あさみどり色の水柱を立てる。

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 わたしはこの吉備の国に来て、どうやら健康を取り戻したらしい。

 徹夜仕事は、回復の程度の証である。

 回復の秘密は、山水(湧出水)を水源とする、水道水か。

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 借り受けた旧家の神棚には素戔嗚さまがいらっしゃる。

 だから――そう、だからわたしは、台所の蛇口からほとばしる水道水を「すさのお水」と呼び、のどを潤しているのだ。

 その水に、神意が含まれていることを信じて、飲んでいる。

Posted by 大沼安史 at 03:55 午後 |