〔沖縄の美ら海を守れ〕<東京新聞・社説>◆ 沖縄戦70年 再び捨て石にはできぬ /★ 血の泥水をすすって生き延びた14歳の少女はいま、「雨の日も風の日も休まずに朝から座り込みに加わる」。島袋文子さん(85歳)。「島袋さんにとって辺野古は、日本を再び『戦争のできる国』にしない闘いの最前線」だ。
(28日付け)◎ ⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015032802000138.html
・ 沖縄戦で無念に死んでいった人や子孫の未来を思いながら、島袋さんは今日も座り込みに連なる。「国を守るだなんて言う人は、血の泥水をすすってから言ってごらん。自衛隊を戦場に行かせて、格好いいのか、面白いのか。その目で見てから辺野古に基地を造ると言ってごらん」
・ 沖縄戦で島袋さんは、大やけどを負った両手を上げて壕から投降した。今、その両手を上げ、基地建設のトラックの前に立ちはだかる。それは七十年前、十五歳の少女にかなわなかった抵抗の姿だ。
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・ 野中広務元官房長官はたびたび沖縄を訪れ「沖縄を忘れることは、第二次大戦を忘れること。戦争の恐ろしさを忘れないためにも沖縄を絶対に忘れてはいけない」と語り、遺骨の一部を慰霊塔に納めてほしいと望んだ。そんな自民の心はどこにいったか。
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◎ 関連:琉球新報・社説 : 米軍上陸70年 沖縄戦の教訓全国へ 時代逆戻りは許されない
(26日付け)⇒ http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240919-storytopic-11.html
・ 70年前のきょう26日、米軍が慶良間諸島に上陸し、沖縄戦は地上戦に突入した。
米軍は4月1日には沖縄本島に上陸し、住民を巻き込んだ日本軍との戦闘が泥沼化する。日本軍の組織的な戦闘が終わる6月中旬までに、多くの尊い命が奪われたことを忘れてはならない。
取り返しのつかない多大な犠牲を払った体験から日本は戦争放棄を誓い、平和国家として歩んできた。それが今、国のカタチを根底から覆す動きが加速していることを危惧する。
あの時代への逆戻りは許されない。沖縄戦の教訓を全国に発信し続ける責任が私たちにはある。
・ 日本は戦後、憲法が掲げる理想の実現に向かってきたからこそ、各国からの信頼を得てきた。
理想を実現するのが政治家の役目である。理想を時代にそぐわないとすることは政治家失格と言わざるを得ない。国民に犠牲を強いた戦争の教訓を学ぶべきだ。
安倍首相が自衛隊を「わが軍」としたのも改憲志向の表れである。菅義偉官房長官も「自衛隊はわが国の防衛を主たる任務としている。このような組織を軍隊と呼ぶのであれば、自衛隊も軍隊の一つということだ」と述べている。
戦後の歩みを否定する発言であり、許されるものではない。
Posted by 大沼安史 at 09:54 午前 | Permalink

















