[フクイチの闇]◆ 「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんは1979年、下請け作業員として現場で働いた「原発ジプシー」のフリーライター、堀江邦夫さんとコンビを組み、「フクイチの闇の真実」を描いていた! / 原子炉内に響き渡るアラーム音、それをフクイチ作業員たちは「パンク」と呼んでいた!

★は大沼 ◎ 「アサヒグラフ」(1979・10・26、11・2号)に連載された「パイプの森の放浪者」を、朝日新聞出版が『福島原発の闇 原発下請け労働者の現実』(本体1000円)
⇒ http://honto.jp/netstore/pd-book_03450183.html
★ 右下は、水木さんが描いた挿絵イラストの1枚。
そこに堀江邦夫さんのこんな文章がついている。
*
……待機していた二人の労働者が部屋に走りこんでゆく。引き続きボルト締めの作業をやっているのだろう。
四、五分後――。

「ピィーッ」
重い低い連続音が部屋のなかから聞こえてきた。
「パンクだ」。
*
★ わたしは、こういう被曝労働に支えれたフクイチ原発だからこそ、トリプルメルトダウン核惨事も起きたのだと思う。
これは人間のやる「労働」ではない。被曝労働は労働ではない。
それは、水木しげるさんが南方で経験した「戦争労働」が労働ではないことと同じである。
日本の原発はフクイチ核惨事でもって、すべて「パンク」したのである。
安部首相も経産省のエリート官僚も、
原発が「パンク」していないと言い張るなら、いちど、原発内被曝労働に従事してみたまえ!
Posted by 大沼安史 at 08:18 午後 | Permalink

















