« [だからあじさいの国へ]◆ 「報ステ」 岩路ディレクターが、死体で発見 エネニュースが全世界拡散報道 / カリフォルニアに息子さんを連れて避難し、「安全なエネルギーを求める家族たち」を立ち上げ活動を続ける米国人女性、ビバリー・カネコさんが、ことし1月、日本人の夫とともに私的に会っていた岩路ディレクターの「自殺」をめぐり、米国の反原発ネットラジオで詳細に証言! / 彼は(トモダチ作戦で洋上被曝した)空母ロナルド・レーガンの水兵たちについての番組を計画していた! | トップページ | [だからあじさいの国へ]◆ 「トモダチ作戦」参加の米水兵らの対東電10億ドル訴訟に、ヨコスカ・厚木両基地の原告も! / ヨコスカでは、米軍人家族の少年(当時12歳)が白血病に / 厚木基地でも当時8歳の少年が激しい嘔吐、鼻血 ★ 洋上被曝だけでなく、陸上被曝問題としても急浮上 »

2014-09-16

[あじさいは平和の花]◆ 「イスラエル版NSA(米国家安全保障局)」といわれる最高機密諜報組織の「8200部隊(Unit 8200)」予備役らベテラン43人が、パレスチナ占領地域での作戦参加を拒否! 連名の抗議の手紙で暴露! / 一般のパレスチナ住民に対して、電子的な「全面諜報活動(“all-encompassing” intelligence )」を続け、「弱み」を掌握して協力者に仕立てるなど、パレスチナ人の生活に侵入・コントロール 

 ★ 内部告発によると、「8200部隊」は占領地域などのパレスチナ人社会全体をターゲットとして、「テロリスト」ではない、「罪もないパレスチナ人」に対し、(スノーデンさんによって暴露された米NSA同様)、メールや電話など通信を傍受するなどして、生活情報を把握、それをもとに、脅迫やデマでもってイスラエルの協力者に仕立て上げることを続けてきた。

 一般のパレスチナ人ターゲットの性的嗜好、不倫、金銭問題、家族の病気などの情報をもとに、脅しや事実関係の歪曲でもって、協力者に仕立てるなどの「政治的迫害」を続けてきた。

 部隊の「全面諜報活動」は、ターゲットのパレスチナ人カップルの「セックス会話」に及び、傍受したものを、部隊のメンバー間で交換し、自分たちの娯楽としていたことも。(★ ということは通信の傍受だけでなく、何らかの方法による盗聴も行われていたことになる)

 部隊は、イスラエル国家のための任務だけであく、イスラエルの政治家の個人的な問題のための任務を強いられることもあった。

 ガーディアンの報道によると、「8200部隊」は、イラン核施設へのインターネット攻撃で使われた「 Stuxnet ウイルス」の開発にも関与した、サイバー戦争の最前線組織でもある。イスラエル最高裁の元判事や財務省高級官僚も「部隊」に参加していたことがわかっている。

 そうしたイスラエルのエリート組織が、「 not clean(きれいでない)」、パレスチナ人の人権を無視した諜報活動を続けてきたことが、今回、43人の連名の抗議書簡で明らかになったわけだが、イスラエルでは2002年にも空軍予備役パイロット27人が、ガザ地区での暗殺攻撃に抗議し、作戦への不参加を通告する手紙を発表している。

 「8200部隊」の有志による内部告発に対して、イスラエル国防軍スポークスマンは「そうした事実関係の記録はない」などとして、「公表」に踏み切った43人を非難、事態の鎮静化に務めているが、こんご追加の暴露もある可能性があり、注目される。

 今回、明るみに出た「全面諜報活動」は、その名の通り、電子的手段などを通じ、地域社会をまるごと、あらゆる側面から支配し、操作することを狙った、究極の「治安活動」とも言える。

 この手法が、わたしたちの日本社会においても、ひそかに使われる(使われ続ける)ことのないよう、わたしたちは監視を続けなければならないが、なによりも、こんかいの「43人」のような、勇気を持った内部告発者が現れることが重要である。

 
  ★ 英紙ガーディアン Israeli intelligence veterans refuse to serve in Palestinian territories /Innocent people under military rule exposed to surveillance by Israel, say 43 ex-members of Unit 8200, including reservists.
 (12日付け)⇒ http://www.theguardian.com/world/2014/sep/12/israeli-intelligence-reservists-refuse-serve-palestinian-territories

Posted by 大沼安史 at 06:06 午後 |