<電磁波メモ 「1996年」③> ◆ 全米図書賞に輝いた米国黒人女性作家、グロリア・ネイラーさんが、実録体験小説「1996年」で、電磁波照射攻撃を非難・告発 / 「彼ら」の攻撃は「わたしは死にたい」など、脳内への「声」の注入送信にとどまらなかった。「彼ら」が次に仕掛けてきたのは、「合成テレパシー(synthetic telepathy)」という極秘テクノロジーによる「思考盗聴」だった。「声」の送信器との併用で、ターゲットを「対話」で追いつめてゆく、恐ろしいマインド・コントロール攻撃だった。
★は大沼 ◎ グロリア・ネイラーさんの原書、112~113頁。
★ グロリアさんのニューヨークのマンションで、隣室から電磁波攻撃を行ったのは、米国の諜報機関。
グロリアさんは、音声攻撃が続くなか、精神科医のカウンセリングを受けるのだが、その諜報機関のエージェントが精神科医に対して、彼女のカルテを提供するよう求める。
不審に思った精神科医は、念のため、オフィスの「掃除」(スイープ)を専門業者に依頼。
その結果、テーブルの下に盗聴器が仕掛けられていたことを発見し、グロリアさんの異様な「訴え」に信憑性があることに気付く。
諜報機関が「合成テレパシー」を、「声の送信」と合わせ、使い出したのは、そうした出来事のあと。
マンション隣室の攻撃拠点に現れた諜報機関の指揮者と、現場のエージェントは、こんなやりとりをする。(原文は省略、拙訳のみ)
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「このマシンは、ターゲットの頭に浮かんだ言葉を聴くことができる。そして、それをスクリーンにプリントさえできる」
「すごいことさ。考えてみたらいい。人の心を読めるようになることで、どれだけ諜報活動の可能性が広がることか?!」
「秘密なんてない世界が生まれる」
「そう、秘密なき世界が」
「秘密を保つ最後のフロンティアのカギをこじ開けたわけだ。つまり、ヒューマン・マインドのカギを」
「(読み取れる言葉の)語彙数は?」
「英語では10万語。英語以外の言語のプログラムも開発してある。この装置の最大の強みは、ターゲットの思考(言葉)を読み取ったら、マイクロ波で相手に聴かせるデバイスを使って、ターゲットに返すことができることだ」
「ということは、あの女は、われわれと会話することになるわけだ」………
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★ グロリアさんによれば、この「合成テレパシー」は、EEGの中のEGG、究極のEEG(脳波読み取り)だそうだ。
日本でも、これに類する被害報告が絶えないが、それにしても、おそろしいことだ。
それと、これがいまから20年近く前の技術水準。
いまは、どこまで進歩(?)していることだろう!
それにしても――ここでもまた、幽霊の正体見たりである。
正体がわかれば、耐えることができる!
あとは真実の究明あるのみ!
(続く)
◎ シリーズ既報
① <電磁波メモ 「1996年」①> ◆ その年、1996年の夏、ニューヨークのマンションの自宅で、<それ>は始まった。頭の中で突然……「わたしはビッチ! 自殺したい!」と! / 「全米図書賞」を受賞した米黒人女性作家、グロリア・ネイラー(Gloria Naylor)さんが、電磁波照射「神の声」被害体験小説、『1996年』で告発!
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/06/gloria-naylor-a.html
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② <電磁波メモ 「1996年」②> ◆ マイクロ波を使った音声送信装置は、タイプ入力するシステム。たとえば「ハロー」なら、「hello」と打ち込む。装置に登録された単語数は「7万2000語」で、音声到達距離は「マイクロ波ディッシュから50フィート(15m以上)」だった。
⇒ 原書97頁。その関連箇所の一部を紹介する。
“What's the vocabulary range?”(ボキャブラリーの容量は?)
“Seventy-two thousands words,”……(7万2千語)
“Whithin fifty feet of the microwave dish.”(〔有効距離〕マイクロ波ディッシュから50フィート)
“These apartments aren't fifty feet deep,”……(このアパートはそんな広くない)
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★ グロリアさんの被害は、いまから18年前のことだ。
こうした装置はもともとは軍事用に開発されたもの(現在も開発中)といわれる。
その後、この20年近くの間に、どれほど進化したものか!?
日本では、脱原発派など市民活動家などに対しても、使われているような気がする。
被害は――最初は、「原因不明のひどい体調不良」から始まっていく。
要注意である!
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★ わたしはこのブログを原発問題(と日本の政権)の問題に特化したものとするべく、電磁波問題にふれるのは最小限にとどめていた(いる)。
わたしたちの日本がかかえる最大の問題は、フクイチにあると考えているからだ。
とにかく、そこに集中しようと考えてきた(いる)。
そんなわたしが上記ブログ(③)を書こうと思い立ったのは、イスラエルの「8200部隊」(イスラエル版NSAといわれる諜報機関)による、パレスチナ人社会に対する「全面諜報活動」が、内部告発で明るみに出たからだ。
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/09/unit-8200all-en.html#more
「8200部隊」は、上記のような、(おそらくは)電磁波を使った「思考盗聴」までしているのではないか、とも思ったからだ。
電磁波兵器開発の本家本元(?)である米軍は、イラク戦争中、バグダッドで、「ポッパー」と呼ばれる装置を使って、地域住民に対し、電磁波照射攻撃を行っていたことが、カナダ人ジャーナリストによって、明るみに出されている。
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/03/post-40ee.html
米軍はまたイラク過激派に対して、「アラーの声」という、「神の声」をピンポイントで送信する装置を使ったことも明らかになっている。
⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/06/voice-of-allah-.html