〔だからあじさいの国へ〕 ★ 安倍(自公)政権がフクイチ核惨事・被曝地域の「空気放射能=毎時0.23マイクロシーベルト基準 生活の場の<面的放射能除去>」方針を放棄 :「個人被ばく線量に基づいた除染へ転換」「線量計貸与や(いまごろ)道路側溝への遮蔽(しゃへい)物設置などで被曝低減」――だと! / 「金目」環境省、なんと、「毎時0.23マイクロシーベルトにとらわれる必要はない」と説明! / 住民の除染の打ち切り懸念には、「専門の相談員を配置する方針」
◆ 避難者から批判の声
「国、やりたい放題」
「ずさんな対応に言葉も出ない」
★は大沼 ◎福島民報 : 被ばく低減に防護策示す 線量計貸与や遮蔽物
(2日付け) ⇒ http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/08/post_10472.html
★ 「民報」は以下のように報じている。
* 環境省の井上信治副大臣が1日福島市の福島ビューホテルで開かれた環境省と福島、郡山、相馬、伊達の4市との勉強会で「発表」。<★ 井上副大臣はどうして県内の住民・市民団体と「勉強会」をしないのか?>
* 井上副大臣は、「空間線量から、個人被ばく線量に基づいた除染への転換」について、「個人線量を基準とすることで、きめ細かい対応ができる。除染を加速し、復興を進めたい」と強調。
* 「新方針」では、4市の調査結果として、「平均で年間1ミリシーベルトの被ばく線量になる」のは空間線量が毎時0.3~0.6マイクロシーベルトの地域の住民だったと記載。
* 環境省の担当者は「毎時0.23マイクロシーベルトにとらわれる必要はない」と説明し、「(毎時0.23マイクロシーベルトが)誤って伝わってしまい、反省している。今後はしっかりと理解を求めていきたい」と述べた。
* 除染の本来の目的である被ばく線量の低減に向け、線量の高い場所を重点的に除染するほか、放射線を遮蔽する対策を講じるなど地域の実情に合った手法で進める考えを示した。
* 一方、住民からは除染の打ち切りにつながるとの懸念もあり、専門の相談員を配置する方針だ。
*
★ これに対して、河北新報は、こう報じている。
◎ 除染見直し 「国はやりたい放題」 母子避難者憤り
(2日付け)⇒ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140802_63012.html
* 環境省が福島第1原発事故の除染に関し、個人被ばく線量重視にシフトしたことについて、子連れで県内外に避難する母親からは一斉に不安や疑問の声が上がった。
福島県浪江町から福島市の仮設住宅に避難する大島まゆみさん(44)は「毎時0.23マイクロシーベルトを達成できないから基準を変えたのではないか。国はやりたい放題だ」と不信感をあらわにした。
* 島県外の避難者にとって、除染の進み具合が帰還するかどうかの判断基準になっている。
南相馬市から兵庫県西宮市に夫と息子と避難する鹿山真里さん(32)は「新方針はとにかく避難者を帰したいから、としか思えない」と指摘。いわき市から広島市に自主避難する三浦綾さん(41)は「ずさんな対応に言葉も出ない。帰ろうとしている人の気持ちが、これでまた遠のいた」と憤った。
Posted by 大沼安史 at 06:39 午後 | Permalink