〔いのちのフクシマ〕 ◆ <福島原発事故後の健康支援を議論する環境省の専門家会議が、あらぬ方向に走り始めている。今月16日の会合でも、外部から招いた研究者が健康診断の拡充を求めると、座長は「議論したくない」とそっぽを向いた> / <エネニュース>が、東京新聞が報じた、環境省専門家会議での驚くべきやりとりを、全世界に拡散報道
★ 「金目大臣」のいる環境省だから、安上がりな「安心神話」の流布にばかりする力を入れているのだろう。
だから、健康支援を議論するはずの会議で、「座長」が議論を封殺するようなことが起きるのではないか!
この「会議」のとんでもない議事進行を報じた東京新聞特報部のデスクは、こう書いている。
<デスクメモ : 専門家会議を長滝さんが仕切っている。この事実だけで、政府が福島原発事故をどう総括したかは明白だ。放射線影響研究所の前身は「治療せず、原爆の効果を調査」した米国の原爆傷害調査委員会(ABCC)だ。そこに連なる人脈が「安全神話」に関与した。いまは「安心神話」の流布に奔走している>
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◆ 16日の環境省専門家会議
* 疫学者の津田敏秀・岡山大教授 :「早く(福島)県外の住民の症例も把握すべきだ。放射線量の評価ばかりに、こだわるべきではない」
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* 座長の長滝重信・元放射線影響研究所理事長は「非常にユニークな方がおられる」と、津田教授の指摘を突き放した。
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* 津田教授は「私はオックスフォード大出版局の教科書に基づいて発言している。先生の方がユニークですね」と応酬
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* 長滝氏は「先生と議論するつもりはありません。線量に基づいて議論する」と述べ、一方的に話を打ち切った。
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◎ 東京新聞特報記事 書き起こし :「原発事故後の健康支援で逆走 環境省の専門家会議 」
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Posted by 大沼安史 at 05:34 午後 | Permalink