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2014-07-19

〔あじさいメモ〕 わが友、小笠原信之のお墓に入る約束をした3回忌 / そして仙台の津波の浜で祈り、歌ってくれた吉本有里さんのこと

 昨日、7月18日はわが友、小笠原信之の3回忌。

 湘南までひとりで車を飛ばし、奥さんたちと落ちあって、一緒に墓参り。

 そのあとみんなで、評判の店で、うなぎ弁当を食べた。

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 彼――小笠原信之。

 この(フリー)ジャーナリスト魂の化身のような彼が、「この2年間」の経過を目の当たりにしたら、どんな筆で、どんなことを書いただろう。

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 お墓にお酒を捧げ、残りをもらった。

 何か、(わたしたちの日本社会に)決定的にいいことが起きて「乾杯」できる、その日までとっておくことにした。

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 そして、40年来のつきあいの彼の奥さんと、こんなことを口約束!

  「このお墓、なんか気持ちいいし、東京からもそんなに遠くないので、おれも入れてくれるかな」

  奥さん、「いいよ。一緒に、飲めるから、いいね」

  「おれ、金がないから、タダで入れてくれる?」

  「いいわよ」

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 東名で片道3時間の距離。

 自分で、車を運転して、はるばるお墓参りできたことも、うれしかった。

 帰路、SAでなめたソフトクリームもおいしかった。

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 そして、今朝(19日)。 つい、いましがた。

 パソコンを立ち上げ、時間をたしかめたら、ぼくのラッキーナンバーの「844」の文字。

 あれっと思って、東北ツアー中の、半農半ミュージシャン、吉本有里さんの「旅日記」ブログを見たら――やっぱり、出ていた。

   ◎ いのちへ帰る旅 仙台コンサート&荒浜で祈る

      ⇒ http://ainohanam.exblog.jp/20921526/

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 有里さんは17日の夕方、仙台の荒浜(深沼)海岸で、津波の犠牲者を悼んで、祈って、弾いて、歌った。

 バイオリンを弾いて、ぼくのつくった「いのち」という歌を歌ってくれた。

 この曲、有里さんの次のCDに入るらしい。

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 仙台のコンサートで有里さんは、最後に「ふるさと」を会場のみなさんと一緒に歌ったそうだ。

 ステージには、福島の人たちが祈りをこめて刺繍したキルトがかざられていた。

 有里さんに付き添って、福島から仙台入りした「おゆう」さんが、ステージから、こう呼びかけたそうだ。

 「わたしは、まだ ふるさと♪は歌えないんです。この思いを 多くの方々に味わってもらいたくないんです。みんなのふるさとが 末永く健やかでありますように。」

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 有里さんの東北ツアーはまだまだ続く。
  
  ⇒  http://amanakuni.net/yuri/2014tour.html

Posted by 大沼安史 at 09:36 午前 |