〔あじさいメモ〕 わが友、小笠原信之のお墓に入る約束をした3回忌 / そして仙台の津波の浜で祈り、歌ってくれた吉本有里さんのこと
昨日、7月18日はわが友、小笠原信之の3回忌。
湘南までひとりで車を飛ばし、奥さんたちと落ちあって、一緒に墓参り。
そのあとみんなで、評判の店で、うなぎ弁当を食べた。
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彼――小笠原信之。
この(フリー)ジャーナリスト魂の化身のような彼が、「この2年間」の経過を目の当たりにしたら、どんな筆で、どんなことを書いただろう。
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お墓にお酒を捧げ、残りをもらった。
何か、(わたしたちの日本社会に)決定的にいいことが起きて「乾杯」できる、その日までとっておくことにした。
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そして、40年来のつきあいの彼の奥さんと、こんなことを口約束!
「このお墓、なんか気持ちいいし、東京からもそんなに遠くないので、おれも入れてくれるかな」
奥さん、「いいよ。一緒に、飲めるから、いいね」
「おれ、金がないから、タダで入れてくれる?」
「いいわよ」
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東名で片道3時間の距離。
自分で、車を運転して、はるばるお墓参りできたことも、うれしかった。
帰路、SAでなめたソフトクリームもおいしかった。
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そして、今朝(19日)。 つい、いましがた。
パソコンを立ち上げ、時間をたしかめたら、ぼくのラッキーナンバーの「844」の文字。
あれっと思って、東北ツアー中の、半農半ミュージシャン、吉本有里さんの「旅日記」ブログを見たら――やっぱり、出ていた。
◎ いのちへ帰る旅 仙台コンサート&荒浜で祈る
⇒ http://ainohanam.exblog.jp/20921526/
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有里さんは17日の夕方、仙台の荒浜(深沼)海岸で、津波の犠牲者を悼んで、祈って、弾いて、歌った。
バイオリンを弾いて、ぼくのつくった「いのち」という歌を歌ってくれた。
この曲、有里さんの次のCDに入るらしい。
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仙台のコンサートで有里さんは、最後に「ふるさと」を会場のみなさんと一緒に歌ったそうだ。
ステージには、福島の人たちが祈りをこめて刺繍したキルトがかざられていた。
有里さんに付き添って、福島から仙台入りした「おゆう」さんが、ステージから、こう呼びかけたそうだ。
「わたしは、まだ ふるさと♪は歌えないんです。この思いを 多くの方々に味わってもらいたくないんです。みんなのふるさとが 末永く健やかでありますように。」
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有里さんの東北ツアーはまだまだ続く。
⇒ http://amanakuni.net/yuri/2014tour.html
Posted by 大沼安史 at 09:36 午前 | Permalink