〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ① 子どもたちは事故後1週間をどうすごした? / 「ただちに影響はない」で、マスクをさせなかった / 「3号機爆発の日、4時間、(子どもと一緒に)並び続けた」
★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの最初の質問は、「お子様の事故後1週間の過ごし方について、具体的に覚えていることを教えてください」(Q15)だ。
回答のいくつかを紹介する。(太字強調は大沼)
* 食品などの生活必需品の調達のために子どもたちを外出することも多かった。マスクなどの装備をしてい出かけるときもあったが、「ただにち影響がない」の報道により、精神的に不安な人のように見られ、あえてマスクをしないで外出することもあった。今考えると、知識がなかったため、子どもたちに悪いことをしたと思っている。
* マスクをせずに給水所に並んだり、買い物に連れて行った。雨に当たった。
* 外に出るなと言われたが水も止まり、水汲みに子どもを連れてでかけ、2時間並んだ。生きるのに必死だった。
* …………まさか、その上にもヨウ素が降り注いでいるとも知らず、外で遊びたがる子どもを遊ばせていました。…………
* 共働きのため普段通り保育園に通わせた。食材の流通が少なく、仕事帰りに滑り込んだ閉店間際のスーパーには売れ残った福島産の食材しかなかった。生きるために、娘に食べさせるしかなかった。
* 水汲みをした。14日の3号機爆発の日、買い物をするのに屋外に4時間並んだ。ラジオを聞いたが、60キロメートル先なので大丈夫かと思って並び続けた。
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★ <DAYS JAPAN>のアンケートへの、母親たち440人の「回答」は、「フクシマの悲劇の証言」として、歴史にのこるものだ。
それにしても、それにしても。
政府はなぜ「ただちに影響はない」と言い続けたのか?
テレビ・ラジオは――とくにNHKは、どうして「放射能防護」の警告をし続けなかったのか!
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★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html
Posted by 大沼安史 at 10:14 午前 | Permalink