〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ③ 子どもの健康について不安なことは? / 「鼻血3日に1回。甲状腺検査、長女A2、次女A1」 / 「喉から来るような風邪」 / 「1歳児、何の検査もなく安全宣言」 / 「保護者も立ち会えない甲状腺スクリーニング」 / 「がんの子が」 / 「足首の骨が痛い」 / 「避難区域の子の血液検査、結果、公表しないから不安」
★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの3つ目の質問は、「子どもの健康について不安なことは何ですか?」(Q24)。
回答のいくつかを紹介する。(太字は大沼)
* 今は鼻血が出るくらいで元気にしているが、これから何十年先も元気でいられるか? 病気が出た場合、だれが責任をとってくれるか? 考えたらきりがない。
* この春は子どもが4人とも鼻血を出しました。特に男の子2人が回数、量も多く、さすがに不安になり、夏は少し保養に出したいと思っています。
* 鼻血3日に1回。甲状腺検査、長女A2、次女A1の判定。
* 鼻血がよく出る。喉から来るような風邪を多くひくようになった。
* 喉や器官が弱くなって咳をよくしていたり、喉からの風邪が多い。のう胞は本当にがんにならないのか知りたい。
* 上の子が心配です。千葉に住んでいる時はめったに鼻血を出すことはなかったが、こちらで生活するようになって出るようになりました。少しぶつけたときと何でもないときに出ます。本人も鼻血が出るときはわかるようで慣れた手つきで処理します。……
* ……わが子も1歳でしたが、何の検査もしないのに安全宣言がおこなわれ、とても不満で不安を感じました。当時の1歳児が一番危険だと言っておきながら何のフォローもなく、今後、何か症状が出ても事故とは無関係と言われるのがみえみえなので何とかしてほしい。
* 鼻血の問題もそのひとつですが、何が原因かわからない症状があります。そのことを言いづらい環境、世相を思うと本当のことはどこへやら、「もしかしたら」の不安ばかりが残る結果にならざるを得ない、怖い社会です。
* ……県民健康調査による第2回甲状腺スクリーニングは、小中高の学校内でおこなわれている状況である。保護者も立ち会えず、説明も画像もないまま実施していることに対して、とても不審に思っている。
* 甲状腺のリンパ転移の数が多かったこと。身近な子どもにがんの子がいる。
* 甲状腺、体力低下、喘息の悪化。今後様々な疾患が出てくるのではないかと不安。
* 最近、右足首の骨が痛いと訴える事が多くなった。整形外科などで調べても異常なしだったが。今後何かしらの症状が出てきたら不安。……
* 血液検査をなぜしないのか。避難区域の子どもたちの血液は採取してすでに結果が出ているのに公表しないから不安。
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★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html
Posted by 大沼安史 at 07:47 午前 | Permalink