〔さああじさいの国へ〕 ◆ <西日本新聞が暴露報道> 自衛権行使「新3要件」公明が原案 自民案装い、落としどころ / <……だが、実はその原案は、公明党の北側一雄副代表が内閣法制局に作らせ、高村氏に渡したものだった。解釈改憲に反対する公明党が、事実上、新3要件案の「下書き」を用意したのだ>
* 集団的自衛権の行使を可能とする憲法解釈変更の閣議決定は、19日に行われた安倍晋三首相と公明党の山口那津男代表の党首会談で最終局面に入った。
解釈改憲の核心は、自民党の高村正彦副総裁が提案した自衛権行使の「新3要件案」だ。特に「他国に対する武力攻撃が発生し、これにより国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される恐れがある」という集団的自衛権行使に絡む文言をめぐり、自公間で調整が続く。
だが、実はその原案は、公明党の北側一雄副代表が内閣法制局に作らせ、高村氏に渡したものだった。解釈改憲に反対する公明党が、事実上、新3要件案の「下書き」を用意したのだ。……
* ……政府筋は「公明党幹部から『まだ騒ぎますけどすみませんね』と言われた」と打ち明ける。
◎ 6月20日付け朝刊 ⇒ http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/96159
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★(大沼) わたしは1970年代の半ば、北海道の小樽警察署に詰めていた。警察回り(新聞記者)をしていたのだ。
わたしはいま、小樽署の地下の食堂のことを思い出す。
まかないのおじさんが留置人に食べさせる食事をつくっていた。娘さんと2人で。
そのごはんを、ときどき、わたしも食べさせてもらった。
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その小樽警察署(場所は、違うが)で、創価学会の初代会長の牧口常三郎さんは、若き頃、給仕をしていた。
そうやって苦学して、札幌師範を出た。
それが牧口常三郎さんである。
Wiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A7%E5%8F%A3%E5%B8%B8%E4%B8%89%E9%83%8E
牧口さんは戦中の権力と闘い、転向を拒否し、昭和19年(1944年)11月、巣鴨で獄中死を遂げた。
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牧口さんが獄死を遂げて、ことしで70年――。
いま、創価の創始者はどんな思いで、公明・学会の現状を見ていらっしゃるのだろう。
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わたしは公明・創価がここまで自民に押しまくられているのには、それなりの理由があるとみている。
わたしは学会の内部から、改革の動きが出ることを期待している。
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いま、牧口常三郎さんが生きていらしたら、どうするか? あるいは、どうしないか?
それが改革の基準になるだろう。
その改革は、日本の政治情勢に激変をもたらすものになりうる。
浄化とはそのために行なうもの。
仏敵は、ほんとうはどこにいるか、見極める必要がある。
Posted by 大沼安史 at 07:20 午後 | Permalink