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2014-07-31

〔フクイチ核惨事〕 ★ 東京第5検察審査会 東電経営陣の勝俣恒久、武藤栄、武黒一郎の3氏について「起訴相当」の議決!(小森明生氏は「不起訴相当」)――福島原発告訴団の申し立て 認められる / 今後、東京地検が再捜査し、改めて処分を決める。再び不起訴となっても、起訴相当の3人については、検審が2回目の審査で起訴すべきだと議決すれば、検察官役の指定弁護士により強制起訴される。 

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 ★は大沼 ◎ 福島原発告訴団(速報) ⇒ http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2014/07/blog-post_31.html?spref=tw

 「起訴相当」とされたのは、

 ・勝俣 恒久    東京電力株式会社取締役会長(肩書は告訴当時)
 ・武藤 栄   東京電力株式会社 前・取締役副社長原子力・立地本部長(肩書は告訴当時)
 ・武黒 一郎   東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力・立地本部長(肩書は告訴当時)

 ◆ 福島原発告訴団の申し立て ⇒ http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2013/10/blog-post_16.html

 ◆ 申し立て書 ⇒ https://docs.google.com/file/d/0B_9VLQlMN_3sUWZEbnVOOUJDU1E/edit?usp=sharing&pli=1

 ……被疑者らの上記過失によって,本件過酷事故が発生し,大量の放射性物質が大気中に放出され,これにより1800㎢もの広大な土地が年間5msv 以上の空間線量を発する可能性があるとされ,多数の住民が大量の被曝に晒され,更に放出された放射能は日本全土に及び,日本国内に住む者も被曝することになるとともに,現場作業員らに傷害を負わせ,さらに,周辺病院から避難した入続患者らを死亡させたものである。これらの被害と本件事故とが相当因果関係があることは明らかである。

 ◎ 時事通信 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140731-00000050-jij-soci

 東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷容疑で告訴・告発され、不起訴処分となった勝俣恒久元会長をはじめとする東電旧経営陣3人について、東京第5検察審査会は31日までに、起訴すべきだとする起訴相当の議決をした。議決は23日付。

Posted by 大沼安史 at 01:01 午後 |

〔フクイチ核地獄〕 ★ 「金目」石原環境省 栃木県の放射能指定廃棄物(キロ8000ベクレル超)の最終処分候補地を、「名水100選のまち・塩谷町」に決定! / 町役場の前には「断固反対」「放射能は安全じゃない」などと書かれたプラカードを掲げた大勢の町民が詰めかけ、騒然とした雰囲気に。井上副大臣が町役場を後にする際には車を取り囲むなどして抗議した。

 ★ 安倍政権が「高濃度放射性廃棄物処分地」選定の「死の灰の矢」を放つ!

 朝日新聞によると、見形町長は「闘いの場に足を踏み入れねばならない。残念だ」と語ったそうだ。

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 塩谷町には「名水100選」に選ばれた「尚仁沢湧水」がある。
    ⇒ http://www.town.shioya.tochigi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=8968

 ★は大沼 ◎ 産経新聞(ヤフー) : 指定廃棄物最終処分場問題 名水百選の町は騒然 塩谷町長「明確に反対」
 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140730-00000592-san-soci

 ◎ 産経新聞(ヤフー) : 指定廃棄物最終処分場候補地に塩谷町 突然の決定、驚きの声
 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140731-00000053-san-l09

 ◎ 産経新聞(ヤフー) : 町内団体が反対組織設立へ 
 ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140731-00000050-san-l09

Posted by 大沼安史 at 08:41 午前 |

〔フクイチ核地獄〕 ◆ ★ 放射能がれき粉じんプルームが7回、セシウム吸着装置ベント配管トラブルによる放出プルーム(?)が1回、計8波にわたって「死の灰プルーム」が宮城を襲う / 県南 丸森町の大気集塵装置で放射性セシウムを検出 / フクイチから59キロ 東大など調査し、ことし5月、農水省に報告 (→ 隠蔽) / 「風下被曝」が続いている!

 ★ 丸森町役場前での「点」の調査に過ぎない!  (写真は放射能粉じんプルームに襲われた丸森町役場)

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 今後のフクイチ解体プルームの本格放出開始に備え、観測・防護態勢を早急に整えるべきである!

 ★ 東電は(そして政府は、NHKは)、これからは毎回必ず、作業ごとに「風下被曝警報」を発するべきである!

 ★は大沼 ◎ 朝日新聞デジタル : がれき粉じん、7回宮城へ 福島第一原発59キロ先 東大など調査
 (31日) ⇒ http://www.asahi.com/articles/DA3S11275089.html

 東京電力福島第一原発のがれき撤去作業で飛散した放射性の粉じんが2011年12月以降に計7回、約60キロ先の宮城県丸森町まで飛んだ可能性が高いことが東大などの調査で分かった。調査チームは「昨年8月の大規模ながれき撤去以外でも広範囲に飛散したことが分かった。費用をかけてでも防止に万全の策をとるべきだ」…(以下有料サイトで)

               *

 ★ 

 朝日新聞の同日付長官1面の報道には、以下のような表が掲載されている。

 ① 2012年9月7~11日  (鉄骨撤去)        0.9ミリベクレル/立方メートル
 
 ②      9月14~18日  (同)              1.0

 ③      11月16~20日(セシウム吸着装置トラブル)0.5

 ④ 2013年5月28~31日 (コンクリがれき撤去)   0.7

 ⑤      6月28~7月2日(柱などの撤去)      0.4

 ⑥      7月2~5日   (コンクリがれき撤去)   0.4

 ⑦      8月6~9日   (大型がれき撤去)     0.3

 ⑧        16~20日  (同)                 6.7

              *

 

Posted by 大沼安史 at 08:23 午前 |

2014-07-30

〔ガザ発〕 ◆ 国連の学校 砲撃で、少なくとも19人死亡 90人が負傷 / 2校目 /現地の国連当局が声明 「子どもたちは親と教室で寝ていて殺された。全人類的に恥ずべき攻撃だ」 /  チリ、ペルー政府 駐イスラエル大使に帰国を命じる

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 ★ 安倍首相はイスラエルへの武器輸出を白紙撤回するべきだ!

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 ★は大沼 ◎英紙ガーディアン (30日付け)
  ⇒ http://www.theguardian.com/world/2014/jul/30/gaza-another-un-school-hit-in-further-night-of-fierce-bombardment

 ◆ ツイッター写真 

   * 悲しみにくれる
      ⇒ https://mobile.twitter.com/tawfiqyosef/status/494433196977561601/photo/1

   * 幼稚園も標的に
      ⇒ https://mobile.twitter.com/daliaZLababidi/status/493426428990332931/photo/1

 ◆ CNN 発電所空爆でガザ停電 (動画も) 
      ⇒ http://edition.cnn.com/2014/07/30/world/meast/mideast-crisis/

 ◆ コモンドリームズ ⇒ http://www.commondreams.org/news/2014/07/30/world-stands-disgraced-israel-bombs-another-un-designated-shelter-gaza

   * "Last night, children were killed as they slept next to their parents on the floor of a classroom in a UN designated shelter in Gaza," said Pierre Krähenbühl, the Commissioner-General of the United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees (UNRWA), in a statement. "Children killed in their sleep; this is an affront to all of us, a source of universal shame. Today the world stands disgraced."

Posted by 大沼安史 at 09:28 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ ニホンザルの血液異変問題 ワシントン・ポスト、ロサンゼルス・タイムズも報道 / 福島市郊外の群れ 血液異常(赤血球・白血球減少)に加え、筋肉から放射性セシウムを検出! / 日本の研究チームが指摘、「免疫システムがやられ、病気に対する抵抗力が落ちている可能性」

 ★ 英紙ガーディアンが最初に報じた福島のニホンザルの被曝問題が、北米の有力メディアによって拡散報道された。

 このニュースはわたしたちにたいする重大な警報であり、警告である。 

               *

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 ★は大沼 ◎ (28日付け) ⇒ http://www.washingtonpost.com/national/health-science/nuclear-accident-in-japan-may-have-harmed-health-of-wild-monkeys-living-nearby/2014/07/28/117eca86-1416-11e4-98ee-daea85133bc9_story.html

 ◆ ロサンゼルス・タイムズ :Wild monkeys suffer low blood cell counts near Fukushima power plant
  24日付け ⇒ http://www.latimes.com/science/sciencenow/la-sci-sn-fukushima-monkeys-20140724-story.html

 * The monkeys in the vicinity of Fukushima City had detectable levels of radioactive cesium in their muscles, while the northern monkeys did not. Researchers also found that the Fukushima simians had significantly lower white and red blood cell counts.

 * The authors said the consequences of their findings remained unclear but they “may suggest that the immune system has been compromised to some extent, potentially making individual animals and the entire troop susceptible to, for example, epidemic infectious disease.”

 ◎ 本紙ブログ既報 : フクイチから70キロの山林に生息する野性のニホンザルの血液異常 フクイチ放射性降下物と「連関」(Wild monkeys in the Fukushima region of Japan have blood abnormalities linked to the radioactive fall-out )―― 世界的に読まれている英紙ガーディアンが日本人チームの研究結果を世界拡散報道!/ 幼く若いサルに強い被曝の影響 / 冬の間、放射能が蓄積した木の芽・皮を食べたのが原因
  ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/wild-monkeys-in.html

Posted by 大沼安史 at 07:14 午後 |

〔フクイチ・グローバル核惨事〕 ◆ フクシマ・漂流ガレキ 北米西海岸・カナダのランガナ島南西沖合の到達 「腰までの深さ」/ 冷蔵庫、転覆したボート / 沖合になお大量のガレキ

 ★は大沼 ◎ エネニュース 
  ⇒ http://enenews.com/fishermen-fukushima-debris-waist-high-canadian-island-horrifying-catastrophic-death-trapped-nets-rows-floating-trash-15-miles-long-journalist-radioactive-tsunami-debris-found-fukushima-plant-videos

Posted by 大沼安史 at 06:58 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ 海外サイトが、ネットストーカーによるハラスメント被害を訴える竹野内真里さん母子を守るよう、国際社会に支援をアピール! / 新聞掲載写真を手がかりに、避難先の住居を突き止めたと言うネットでの発信も! / 「(日本の)原子力推進エージェントらは、彼女を黙らせようと、しつこくつきまとい、圧力をかけ、脅し続けている」!

  ★ 「放射能ガレキの広域焼却」への反対運動など「脱原発」で活動する一般市民に対する、(電磁波照射さえも含む)「(集団)ストーキング」や「ハラスメント」は、野放し同然の状態である。

 警察の積極的な取り締まりを希望する。

               *

  ★は大沼 ◎  ⇒ http://fukushimaemergencywhatcanwedo.blogspot.fr/2014/07/the-nuclear-attacks-on-mari-takenouchi.html

 * Those pro-nuclear agents are constantly harassing her, pressuring her, intimidating her, in their will to silence her.

 ◎ 竹野内さんのSOSブログ ⇒ http://savekidsjapan.blogspot.jp/2014/07/sos-net-stalker-niimotoharu-josephyoiko.html

Posted by 大沼安史 at 01:37 午後 |

2014-07-29

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> 最新号(8月号) 「福島の母 440人の証言」 (別冊特集)  ◎ まとめ ◆ 広河隆一さん 「今回の福島の母親たちから寄せられたアンケートを読むと、人々の不安には根拠があることがわかるだろう」 

 ★ 事故後3年――その時点でチェルノブイリの地元でも、実は小児甲状腺がんがすでに多発してパニックになっていた。<原子力>という「悪(魔)の歴史」は、これ以上繰り返されてはならない。

 ★(は大沼) 広河隆一さんは、こうも書いている。

               *

 不安を口にする人々の声は、一部の科学者や権力によって「非科学的」という言葉で消される。しかし、非科学的なのははたしてどちらだろうか。

 (フクシマの)母親たちは、事故前の国際的な安全基準を守るよう求めているだけだ。「チェルノブイリでは小児甲状腺がんは事故から4~5年後に現れた」という言葉が独り歩きしている。メディアは本当にそうなのか確かめたのだろうか。

 現地では、原発事故の3年目には、すでに母親や地元の医師たちは病気の多発、特に子どもの甲状腺の異変にパニックになっていた。

 ウクライナの内分泌研究所の甲状腺専門家は、事故後3年目に小児甲状腺がんの多発を学会で発表した。そのとき世界各国から派遣された専門家たち(主にIAEAとICRPの学者たち)が猛烈に反発してこの報告をつぶした。小児甲状腺がん多発が明らかになっては、世界の原子力産業は困るのである。

 1990年から91年にかけて、IAEAはチェルノブイリ被災地に調査団を送り込んだ。地元の医師たちは、小児甲状腺がんの多発を訴え、がんである証拠を突きつけたが、調査団はそれを認めなかった。……

 そこでベラルーシの医師は、独自に海外の専門家を呼んで再検査をして、その結果をネイチャー誌に発表した。IAEAとWHOは多発を認めざるを得なかった。

 調査団によって、住民の病気は「放射能恐怖症」と名付けられた。「事故に起因する病気は発生していないが、放射能が怖いと思う精神的なストレスで病気になっている」というのである。

 チェルノブイリでは、人々の不安は封じ込められ、ほとんどの病気は放射能との因果関係がないとされた。この路線は福島でも受け継がれた。……

               *

 歴史は前進しなければなならない。繰り返してはならない。

 繰り返さない手掛かりを――足場を、わたしたちに与えてくれるもの、それが広河さんら<DAYS JAPAN>の、この「福島の母 440人の声」である。
 
               *

 ※ 主な回答、次の通り。  ↓

               *

 ① 子どもたちは事故後1週間をどうすごした?
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-a8b2.html

 ② ただちに影響はない」「100mSvまでは安全」について 
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/msv-424d.html

 ③ 子どもの健康について不安なことは? 
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-752c.html

 ④ 子どもの食べ物で不安なことは? 
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-5953.html

 ⑤ 子どもの生活環境で不安なことは?  
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-9b3b.html

 ⑥ 除染は満足におこなわれていると思いますか? 
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-f7c3.html

 ⑦ ひたち海浜公園で毎時0.23マイクロシーベルト以上 一部立ち入り禁止に。これに対して福島県では同線量以上の場所で人々が生活。政府は除染目標になっているこの数字さえ引き上げようとしている。どう思いますか?
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-abee.html

 ⑧ 子どものために必要な制度は?
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-3e95.html

 ⑨ その他事故後の対応に対する意見 
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-b123.html

              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 09:23 午前 |

2014-07-28

〔さああじさいの国へ〕 ◆ 関電、歴代首相に年2000万円 計7人、72年から18年献金 内藤(千百里)元副社長が証言 ★ 竹下登氏までの7人の中には、中曽根康弘氏も含まれている / 内藤氏、フクイチ事故で心境に変化、「実名告発」を決意! 地下水が多い場所にフクイチをつくった東電にも疑問投げかけ!

 ★ 朝日新聞28日付け朝刊2面に、内藤氏(ちもり 91歳)の告白の動機などが、以下のように記されている。

             *

 ……さらに2011年の東京電力福島第一原発事故を機に心境が変化した。「東電はなぜ、今も汚染水をコントロールできないのか。地質調査をしたはずなのになぜ地下水の影響が大きい場所に原発を建てたのか」
 「政府の監督の甘さがあった。長年築いてきた三者の関係に問題があった」とも感じ、自らの足跡をたどって戦後の政官電の関係を再考したいと思った。13年に90歳になったことも「実名告白」の背中を押したという。「死を意識するほど自分の歩んで来た道を思い出した。今まで口を割らなかったことを話す気持ちになった時に記者が来た。後世に役立つと思った」

             *

 朝日新聞の藤森かもめ記者の内藤氏に対する取材は昨年12月から今年7月まで23回、69時間に及んだそうだ。

 内藤氏の内心の思いが、粘りに粘った女性記者の記者魂によって、世に出た。

 魂と魂の共感、そこから生れた告白する勇気!

 第二、第三の内藤氏が、第二、第三の藤森記者が、こんごきっと現れるに違いない。

 河北新報ではすでに、東北電力に天下りした宮城県庁のOB(原子力行政担当が、記者の取材に応じ、心境を告白している。

  ⇒ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140727_13009.html

 流れは変わりつつある……いや、もうとっくに変わっている。

 わたしたちの前にあるのは、ともに勇気をもって、正しさに向かう、脱原発のあじさいの道、あるのみ!

             #

 ★は大沼 ◎朝日新聞デジタル (有料)⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140728-00000001-asahik-soci

 関西電力で政界工作を長年担った内藤千百里(ちもり)・元副社長(91)が朝日新聞の取材に応じ、少なくとも1972年から18年間、在任中の歴代首相7人に「盆暮れに1千万円ずつ献金してきた」と証言した。政界全体に配った資金は年間数億円に上ったという。原発政策の推進や電力会社の発展が目的で、「原資はすべて電気料金だった」と語った。多額の電力マネーを政権中枢に流し込んできた歴史を当事者が実名で明らかにした。

 内藤氏が献金したと証言した7人は、田中角栄、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘、竹下登の各元首相(中曽根氏以外は故人)。……

Posted by 大沼安史 at 10:13 午前 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ⑨ その他事故後の対応に対する意見 / 「私たちは半殺し。見捨てるのか支援するのか、はっきりして」/「虚偽報告だけはやめて下さい」/ 「地震で燃料プールが崩れることが……」/「国会議員の秘書からの連絡で避難した家族も」 / 「昨年3月5日 郡山の女子中学生が白血病で死亡」 / 「原発が悪魔になるとは」 / 「金はいらない。故郷を返して」 / 「良心的な記者がもっと……」「美しい言葉を切に」

             *

 ★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの最後、9つ目の質問(Q28)は、「その後事故後の対応に対する意見や要望があれば教えてください」

 
 ※ 回答のいくつかを紹介する。

 * ……私たちは半殺しの中なので、見捨てたのか支援するのか、はっきりしてほしい。

 * 燃料プールが地震により崩れ、さらなる汚染の拡散。

 * 福島市の当時小6の子どもたちは、線量が毎時25マイクロシーベルトなったために卒業式をおこなえなかった。人生初の卒業式の写真がないのは全国で福島市の子どもだけ。子どもたちに政府も県も市も誰一人頭を下げなかった。無責任な政治家たち。東電。子どもがこのような大人の姿に夢が持てるわけがない。……

 * エートス教育の拡大により、県民が洗脳され、あるいは諦めにより、福島が安全とされ、原発再稼働に向けてまい進しようとしているのが許せない。震災の時、国会議員Mの秘書から連絡をもらい、避難した家族がいます。昨年3月5日、郡山の中学校の女子生徒が白血病で亡くなった際、両親は福島医大で口止めされたようです。

 * 周りでも流産した(3件)、3歳の子どもが川崎病になった(2件)、などあります。鼻血が出来るのもよく見たり聞いたりします。……

 * 伯母が急性リンパ性白血病で先日亡くなりました(5月に発覚、入院、治療、1ヵ月足らずで急逝)。これも因果関係などわかりませんが、母の知り合いの人も白血病だと聞き、この病気ってこんなに多いものなの? と思ってしまいます。……

 * 虚偽報告だけはやめて下さい! 真実を報告して下さい。それを聞いて行動するのは自己責任なので、責めたりしません。

 * ……何をもって収束宣言をしたのか。東京オリンピック開催で福島は後回しになるのだろう。……

 * ものすごい圧力で報道規制をかけている。情報隠蔽、健康被害隠蔽、経済優先。洗脳国家はこの先もっとひどくなるのでは。 希望がまったく持てません。

 * 元に戻してほしい。風評? 申し訳ないが実害でしょう。「美味しんぼ」の件も本当のことを書いたまででは? 正しいことを描いても叩かれる。つぶされる。みな現実逃避したいだけ。

 * 石原大臣の「金目」発言に強い憤りを感じるが、役人の本音だろう。金なんかいらない。故郷を返してほしい。私たちがどんな想いで3年間暮らしてきたかわかるか? 悔しいです。

 * ……日本の原発がこのような悪魔になるとは思わなかった。夢であってほしいと何度も思いましたが現実なんですよね。

 * 今、住んでいる仮設住宅もあと2年で退却しなければならないとなると、子どもの義務教育中にホームレス状態になる。とても不安。

 * 報道の仕方でどうにでもなってしまった。良心的な記者さんが多く育つことを望んでいます。私も闘って子どもたちを守ります。

 * ……どうぞ、福島の母たちの不安を煽るような「中央からの目線での発信」ではなく、とも憤り、ともに悩んでくれる、歩く力を与えてくれる情報をお願いします。美しい言葉が聞きたいです。柔らかに呼吸できる、美しい言葉がほしいと切に願います……
              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 09:44 午前 | | トラックバック (0)

2014-07-27

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ アベ(安倍晋三)、日本で「幻滅(disenchantment)」に直面! / 世界的な経済紙、英フィナンシャル・タイムズ(FT)が全世界拡散報道 / 「アベノミクス」を景気よく吹いては来たが、ここに来て不満が吹き出している!

 ★ FTが、遂にアベを見限った! 

  安倍退陣、カウントダウン! 

  思えば、わたしたち日本人は、実にアホな宰相を持ったものだ!

 ◆ アベノミクスへの熱狂が覚めていることが、彼の最大の問題のように思われる!

 ★は大沼 ⇒ http://www.ft.com/intl/cms/s/0/d88ec8dc-1543-11e4-85bc-00144feabdc0.html#axzz3EVk18q9y

 * Shinzo Abe has spent much of his premiership trumpeting his achievements to foreigners, particularly those of Abenomics, his programme to kick-start the Japanese economy. But discontent is stirring at home.

 * But his most worrying problem could be waning enthusiasm for Abenomics, the policy area where support had been strongest.

Posted by 大沼安史 at 07:44 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ 泉田知事「日本の原子力の新規制基準は国際標準を満たしていない」★ 県民を守る知事の発言は、国民を救い、この国を守る! 泉田氏のような公僕意識のある人がこの国の首相になれば、日本はいっぺんに「うつくしい国」になることだろう。

 ★は大沼 ◎ 動画 ⇒ http://www.dailymotion.com/video/x21yrvk_%E6%B3%89%E7%94%B0%E7%9F%A5%E4%BA%8B-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E3%81%AE%E6%96%B0%E8%A6%8F%E5%88%B6%E5%9F%BA%E6%BA%96%E3%81%AF%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%A8%99%E6%BA%96%E3%82%92%E6%BA%80%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%AA%E3%81%84-%E7%AC%AC5%E5%B1%A4%E3%81%8C%E3%81%9D%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E6%8A%9C%E3%81%91%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B_news

Posted by 大沼安史 at 10:57 午前 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ⑧ 子どものために必要な制度は?/ 「被曝者手帳の交付を」 / 「血液検査を含む健康診断の充実」 /「学校単位で長期保養を」/ 「公務員にも一時避難を」/ 「選択できる制度を」 / 福島県外の高線量地域でも同じ補償を」

             *

 ★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの8つ目の質問(Q27)は、「子どものためにどのような制度が必要だと思いますか?」

 回答の分析したところ、①医療(35%)②保養(27%)③避難・移住の権利(14%)④食品(8%)――などの内訳。 

 回答のいくつかを紹介する。

 * 事故当時、福島県内に住んでいた子どもたちや、事故によって明らかに放射線量が高くなった地域の子ども(親も!)たちに被曝証明のようなものを発行し、定期的な健康診断などを無料で受けさせる。

 * 国家プロジェクトの一環として、子どもたちすべてが無料で保養に行けるような制度が必要だと思います。被曝者手帳も配布し、一生涯健康の記録がわかるようにし、医療代も無料とする。そして信頼性のある医師の確保と十分な医療施設の整備。

 * 広島、長崎では非常に長くかかったが、被曝者手帳の交付を一刻も早く実現させる。避難、移住の権利を持たせ、個人が安心できる状況を整える。被災者支援法がもっと活用できるようにするため、行政側の職員の教育と意識を向上させるよう国が責任を持って取り組ませる、医療費の無償化。

 * 高線量の地域に住み続ける子どもたちへの血液検査を含む定期的で充実した健康診断(無償)。夏休みなどに行ける長期滞在型保養施設の充実(無償)。

 * すべての子どもに保養の権利を与えてほしい。共働きの家庭はなかなか長期の保養に連れて行くことができず、子どもが単独に行けなければ保養をあきらめるしかない。一定の期間、福島を離れることを義務化してほしい。

 * 保養の制度を作ってほしい。公務員でも避難できるように(一時的に)。

 * ……移住を進めてほしいけど、せめて保養を制度化して、学校と会社を休めることと補助金を出してほしい。……

 * 学校単位での長期保養は必須。今のままでは、家の経済力などで健康に違いが生まれる。

 * 長い休みの期間の保養を確保するのが、何か月前から探して、落選して、また応募しての状態。学校ごとに保養するような制度があれば、友達が当たらなかったからせっかく当選したものをキャンセルしたりすることがなく保養できると思う。

 * 選択できる制度です。避難区域外でも不安に感じている人には避難できる選択! そのまま住み続ける人は住み続けるリスクに値する保障、その個々の選択に合った保障を東電や国が確約してくれる制度が必要だと思っています。

 * ……福島県外でも、宮城県の丸森や岩手県の水沢など測定値の高い地域にも福島と同じ補償を。

 
              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 10:51 午前 |

2014-07-26

<ガザ発> ◆ 田中龍作・市民特派員 : 殺される命と、生まれる命と / 保育器の中で呼吸を続ける女の子は、母親が爆撃で殺されたことを知る由もない。

 ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009770

Posted by 大沼安史 at 09:13 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆◆◆ ツイッター情報 :福島県(相双:浪江町)の空間線量計。さらに上昇して、25日 午前11時40分――は 140μSv/h を超えました。◆ 25日午後5時 650μSv/hへスパイク! / 原発から30キロの地点。標高400メートルの線量計。★ なお要警戒である! フクイチで再臨界?!

 ★は大沼 ◎ cmk2wl
  ⇒ https://mobile.twitter.com/cmk2wl/status/492501541891223553/photo/1
 

◎ 同
  ⇒ https://mobile.twitter.com/cmk2wl/status/492946652290756608/photo/1
  ◎ 同 : 昨日と今日、高線量を記録した空間線量計の風上には東電福島原発。その線量計の風下には 福島市、伊達市、二本松市がある
  ⇒ https://mobile.twitter.com/cmk2wl/status/492956041244459009/photo/1

  ◎ 参考 スイス気象台 フクイチ・プルーム予報(動画)★ 明日(日曜日)は幸いなことに、海へ吹き出す風向きです。
  ⇒ http://www.meteocentrale.ch/ja/weather/weather-extra/weather-in-japan.html

 ◎ 関連  cmk2wl 東京都下水道局 下水処理における放射能濃度等測定結果試料採取日 平成26年 6月19日~7月4日凄まじい数値です。★ ヨウ素131を検出! そして半減期2年のセシウム134がこんなに! 再臨界は続いている!?
 ⇒ https://mobile.twitter.com/cmk2wl/status/489336108635783168/photo/1

Posted by 大沼安史 at 08:12 午後 |

<ラマラ(ヨルダン川西岸)発>    ◆ 17歳の誕生日に――自分の誕生祝いをせず、ガザでの虐殺に抗議するインティファーダに出た!……そして、西岸の有名レストランの店主の息子で、若きシェフのモハマド・アラジさんは、イスラエル軍に顔面を撃たれて、死んだ! / 西岸の抵抗運動、燃え上がる / 25日: 5人が死亡、250人が銃撃で負傷する事態に パレスチナ人医師は「インティファーダ始まって以来、最悪」 

 ★ 安倍政権は23日の国連人権理事会の「イスラエル非難決議」(賛成圧倒的多数で可決)で「賛成」せず「棄権」! ネタニヤフに防衛協力を約束したからには、「賛成」できない、この「集団的自衛権の美しい国」よ!

               #

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 ★は大沼 ◎英紙ガーディアン:写真(25日に行なわれた葬儀)も 
  (25日付け) ⇒ http://www.theguardian.com/world/2014/jul/25/middle-east-explodes-protes-israeli-onslaught-gaza-fuels-palestinian-anger-west-bank

               #

 ◆ 関連 : 窪田 誠さんのFacebook : 『We love Japan』のTシャツを着るガザの少女たち」  この少女たちは、「We love Japan」のTシャツを着て、毎年東日本大震災の追悼行事をしてくれていた。いま苦境にあるこの子供たちに、今度はわれわれが恩返しをする番ではないだろうか。

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 ⇒ https://www.facebook.com/kubota.photo/posts/711244198943295

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                                 #

 

 ◆ 関連 : 富岡 達彦さんが梁田 貴之さんの写真をシェア Facebook : 日本政府、国連人権理事会におけるイスラエル非難決議案採決で棄権。アメリカ政府の強い要請によるものだろう・・・
  ⇒ https://www.facebook.com/tatuhiko.tomioka/posts/638355722952356

 * <NHK報道>……国連の人権理事会は23日、スイスのジュネーブでパレスチナ暫定自治区での人権の状況を巡る特別会合を開き、ピレイ国連人権高等弁務官がイスラエルとハマスの双方に強く自制を求めました。
そのうえで、アラブ各国などが提出したイスラエルを非難する決議案の採決が行われ、賛成29、反対1、棄権17の賛成多数で採択されました。
 決議案に反対したのはイスラエルを擁護するアメリカだけで、日本やヨーロッパ各国は棄権しました。

Posted by 大沼安史 at 06:10 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ フクイチから70キロの山林に生息する野性のニホンザルの血液異常 フクイチ放射性降下物と「連関」(Wild monkeys in the Fukushima region of Japan have blood abnormalities linked to the radioactive fall-out )―― 世界的に読まれている英紙ガーディアンが日本人チームの研究結果を世界拡散報道!/ 幼く若いサルに強い被曝の影響 / 冬の間、放射能が蓄積した木の芽・皮を食べたのが原因

 ★ これは重大な警報である! サルではなく……フクイチ被曝地に生きる人間――わたしたち人間の血液検査を徹底して行わなければならない!

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 ★ ガーディアンのレポートは、国際的学術誌、「サイエンティフィック・レポート」(電子版)の載った日本獣医生命科学大学の羽山伸一氏らのチームの研究結果を紹介したもの。

 羽山氏らのチームはフクイチから70キロ離れた福島市に生息する野性のニホンザル(wild Japanese monkey (Macaca fuscata) populations inhabiting Fukushima City, the eastern part of Fukushima Prefecture, located 70 km from the NPP  ――この部分の英文は羽山氏らの論文より)の群れ(61匹)の血液と、400キロ離れた下北半島のニホンザルの群れ(31匹)の血液を調べた。

 その結果、福島のニホンザルは血球数が少なく、生息地域の土壌の放射能汚染レベルに関係のある放射性セシウムを体内に蓄積していた。下北のニホンザルからはセシウムは検出されたなかった。
  *  The Fukushima monkeys had low blood counts and radioactive caesium in their bodies, related to caesium levels in the soils where they lived. No caesium was detected in the Shimokita troop.

 とくに福島の若い(未熟な)ニホンザルは白血球の数が最低で、セシウムの体内蓄積は逆に最大だった。これは、幼く、若いニホンザルほど放射能被曝汚染の影響を受けやすいことを示すものだ。 
  * White blood cell counts were lowest for immature monkeys with the highest caesium concentrations, suggesting younger monkeys may be more vulnerable to radioactive contamination.

 ガーディアンの取材に対して羽山氏(教授)は、「人類の最も近い霊長類から得られた、この最初のデータは、人間の放射線被曝による健康への影響を将来的に研究する上で、特筆すべき貢献をなすものだ」と述べた。
 羽山氏らの研究は、病気や栄養不良による血球数の減少の可能性について否定している。

  * “This first data from non-human primates — the closest taxonomic relatives of humans — should make a notable contribution to future research on the health effects of radiation exposure in humans,” he said. The work, which ruled out disease or malnutrition as a cause of the low blood counts, is published in the peer-reviewed journal Scientific Reports

 羽山氏は、福島のニホンザルも冬の間、木の芽や皮を食べるが、それは放射能が蓄積する部位であることがわかっている、と述べた。
  * Professor Shin-ichi Hayama, at the Nippon Veterinary and Life Science University in Tokyo, told the Guardian that during Japan’s snowy winters the monkeys feed on tree buds and bark, where caesium has been shown to accumulate at high concentrations.

 羽山氏はさらに、「血球数の減少などの異常は、低線量被曝による長期的な効果として、チェルノブイリの汚染地域に住む人々間で報告されている」と指摘している。
  * Hayama noted: “Abnormalities such as a decreased blood cell count in people living in contaminated areas have been reported from Chernobyl as a long-term effect of low-dose radiation exposure.”

 これに対して、ガーディアンの記事は、「健康に対する影響で最もダメージを与えるもののひとつは被曝そのものではなく、被曝の恐怖」などとする英国人科学者2人の批判も載せている。

 ★ (これは大沼の疑問だが) 被曝の恐怖が健康を最も健康を損なうもののひとつであるというこの批判に関して――福島のニホンザルも、日本政府の「ただちに影響はない」や「美味しんぼ・鼻血・風評被害」を聞き及んで「恐怖」を感じているのだろうか???

             #

 ★は大沼 ◎ 写真と記事 : Japanese monkeys' abnormal blood linked to Fukushima disaster – studyPrimates in Fukushima region found to have low white and red blood cell levels and radioactive caesium
 (24日付け) ⇒ http://www.theguardian.com/environment/2014/jul/24/japanese-monkeys-abnormal-blood-linked-to-fukushima-disaster-study

 ◎ 「サイエンティフィック・レポート」〔ネーチャー・アジア(日本語)〕: 福島第一原発の近くに生息するサルの血球数が少ない
  (24日付け)⇒ http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/9370

  * 福島市の森林地域に生息する野生のニホンザルの血球数が、青森県のサルと比べて少ないことを報告する論文が掲載される。この結果は、ニホンザルの血球数の変化の一因が、福島第一原子力発電所事故後の放射性物質の被曝であった可能性を示唆しているが、正確な原因は証明されていない。

  今回、羽山伸一(はやま・しんいち)たちは、福島第一原子力発電所から70 kmの地点に生息している61匹のサルと同発電所から約400 km離れた下北半島に生息している31匹のサルを比較した。

  今回の研究では、福島のサルの赤血球数、白血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値が、いずれも下北半島のサルより有意に少ないことが判明した。また、福島のサルの筋中放射性セシウム濃度(放射線被曝の指標の1つ)は、生息地の土壌汚染レベルと関係していたが、下北半島のサルの筋中放射性セシウム濃度は、いずれも検出限界以下だった。

  福島のサルの場合、未熟なサルの白血球数が筋中放射性セシウム濃度と負の相関関係にあったが、成熟したサルには、そのような関係は見られなかった。この点について、羽山たちは、若いサルの方が放射性物質に脆弱である可能性が示されていると考えている。

   また、血球数の少ないことについては、免疫不全の徴候であるとし、そのためにサルが流行性感染症にかかりやすくなる可能性があるという見方を示している。

    羽山たちは、福島のサルの血球数が少ない原因が、感染症や栄養不良ではないとするが、放射線障害が原因であることを確認するためには、さらなる研究が必要なことも指摘している。

 ◎ サイエンティフィック・レポート」〔ネーチャー・コム(英語)〕: Low blood cell counts in wild Japanese monkeys after the Fukushima Daiichi nuclear disaster

   ⇒ http://www.nature.com/srep/2014/140724/srep05793/full/srep05793.html

Posted by 大沼安史 at 05:20 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ⑦ ひたち海浜公園で毎時0.23マイクロシーベルト以上 一部立ち入り禁止に。これに対して福島県では同線量以上の場所で人々が生活。政府は除染目標になっているこの数字さえ引き上げようとしている。どう思いますか?

  「福島県民はどうなってもいいとでもいうのか!! ふざけるのもいいかげんにしてほしい!!」/ 「卑怯です」 / 「だったら言った人間みんなそこに住んでください」/ 「素直で穏やかな県民性。それをいいことにひどい」/ 「引き下げるならまだしも」/ 「オリンピックなどの場合ではない」

             *

 ★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの7つ目の質問(Q25)は、「茨城県の国営ひたち海浜公園は5月、国の放射能被曝限度であるで毎時0.23マイクロシーベルト以上の場所が見つかったとして、一部が立ち入り禁止になりうました。福島県では同線量以上の場所で人々が住んでおり、政府は除染目標になっているこの数字さえ引き上げようとしている。これについてどう思いますか?」

 ※ 回答のいくつかを紹介する。

 * 福島県民はどうなってもいいとでもいうのか!! ふざけるのもいいかげんにしてほしい!!

 * ふざけるな! と言いたい。福島の人間をバカにしているとしか思えない。だったら言った人間みんなそこに住んでください。

 * 政府は目標値を達成できず、私たちに無用な被曝をさせたのに、基準を引き上げるなど卑怯です。

 * まったく信じられません。福島県民は棄民です。他の自治体では健康上危険だと立ち入りが禁止されている地域以上の線量があるところで、私たちは24時間生活しているのです。絶対引き上げてはいけません。

 * 国は福島を馬鹿にしている。政府は首都を福島にしてここで現状を知るべき。政治家は口だけ、金で動いている。

 * 県民性といいますか、素直で穏やかな人が多いです。政府を信じている人がたくさんいます。その性格をいいことにひどいです……

 * ……引き下げるならまだしも、引き上げるだなんて!

 * ……それより事故を起きた原発を早くどうにかしてほしい。茨城をはじめ、放射能が日本全土にばらまかれているのだからオリンピックなんて開催している場合ではない。

 
              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 09:07 午前 |

<辺野古の海よ> ◆ ツイッター写真報告 : 鳩山由紀夫元首相が監視を続けるテント村を訪問(25日) / 鳩山元首相来辺野古ひたすら自分の力不足を詫び、人間としてこれからの人生を捧げたいと、嘉陽のおじい、安次富浩さんの前で誓った。おじいは、自身の非を詫びる人は認めると50点をつけた

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 ◎ 「proton」さん ⇒ https://mobile.twitter.com/protontokyo/status/492541390010593281/photo/1

 ◆ 関連 沖縄タイムス : 30日にもブイ設置 
   ⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=77913

Posted by 大沼安史 at 09:05 午前 |

2014-07-25

<ガザ発> ◆ イスラエル軍 国連(UNRWA)がパレスチナ難民のために開設している「学校」を爆撃 / 赤ちゃん(1歳)を抱いた母親を含む15人が死亡 200人が負傷 / 校舎内外、血の海 / 最初の1発、避難民が待機する校庭を直撃 / 国連のアピールを無視 ★ この蛮行は「ベントハイヌーンの虐殺」として記憶されることだろう! 

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 ★ 安倍政権はことし3月、イスラエルに対して武器輸出が可能とする政府見解を打ち出していた!

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  ◆ 共同通信 : イスラエルへの武器輸出可能 新原則案で政府見解
           ⇒ http://www.47news.jp/smp/CN/201403/CN2014031401001910.html

 イスラエルのネタニヤフ政権としては、これで後顧の憂いなく戦争ができると思ったのではないか!

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 5月の首脳会談での安倍首相の笑顔の握手は、ネタニヤフにとって何よりの励ましだったかも知れない!

                      $$$$

 

◆◆◆ 田中龍作さんもガザの現場から詳報! 「16人死亡!」/ イスラエル軍ヘリが対人用ミサイルを発射の疑い! 
     ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009746

   * イスラエル軍のヘリから発射されたのは、対人用ミサイルで、2004年にハマスの指導者ヤシン師を暗殺した時の物と同型と見られている。

 確実に攻撃対象をヒットすると共に、子爆弾も炸裂し周囲の人間も大勢殺傷する。

                * * *

 ★は大沼 ◆ 写真と記事 ⇒ 英紙ガーディアン : Israeli strike on Gaza school kills 15 and leaves 200 wounded
    ⇒ http://www.theguardian.com/world/2014/jul/24/israeli-strike-un-school-gaza-kills-women-children

   * International scrutiny of Israel's assault on the Gaza Strip intensified on Thursday when more than 15 Palestinians were killed and 200 injured in a strike on a UN school in northern Gaza crowded with hundreds of displaced civilians.

 Most of the injured were women and children. Among the dead was a mother and her one-year-old baby. UN staff had been attempting to organise the school's evacuation when the attack took place.

                 *

 * 学校を開設している国連期間、イスラエル軍に民間人避難のための時間を求めたが、拒否される。

   Chris Gunness, spokesman for the United Nations Relief and Works agency said there had earlier been "firing around the compound" and his organisation had asked the Israeli army for time to evacuate civilians. "We spent much of the day trying to negotiate or to coordinate a window so that civilians, including our staff, could leave. That was never granted … and the consequences of that appear to be tragic."

 * イスラエル軍、24日午後2時50分ごろ、攻撃開始。その時、校庭は避難のために難民家族たちでいっぱいだった。一発目は校庭を直撃。その後、数発が校舎の上階を襲った。

   Thursday's assault on the school – one of the grimmest incidents of the war – occurred at about 2.50pm as the playground was crowded with families waiting to be ferried to safety. According to survivors, one shell landed in the schoolyard followed by several more rounds that hit the upper stories of the building.

 * 校庭に血の足跡。校舎内外、血の海に。教室の机に血吹雪

   Hours after the attack, a trail of bloody footprints could be seen crossing a deserted playground littered with abandoned possessions. There were pools of blood both inside and outside the school building; more blood splashed over wooden school desks.

 * 母親のライラさんは言った、「わたしたちが座っている頭の上で砲弾が4発、爆発した……校庭に(死傷者)のボディーが転がっいた。血と叫び声。息子は死んだ。ほかの子どもたちは負傷した」

   Laila al-Shinbari told Reuters: "All of us sat in one place when suddenly four shells landed on our heads … Bodies were on the ground, [there was] blood and screams. My son is dead and all my relatives are wounded including my other kids."

 * 負傷した人たちは近くの病院に避難。砲弾が病院から50mの距離で爆発。

   Most of the wounded were moved initially to a local hospital where terrified women and children clung to each other, waiting for news of relatives. A shell exploded about 50 metres from the hospital building as they waited.

                   *
  
 ◆ 毎日新聞は「国連の学校に爆撃 避難民ら15人死亡 攻撃者不明」との、エルサレム発電を掲載。
    ⇒ http://mainichi.jp/select/news/20140725k0000m030137000c.html

  
 * イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を拠点とするイスラム原理主義組織ハマスの戦闘は24日も続き、北部ベイトハヌーンにある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の学校が爆撃され、避難民ら少なくとも15人が死亡、150人が負傷した。どちらの攻撃によるものかは不明。ハマスはUNRWA施設に武器を隠し、イスラエル軍がこれまでも3施設を爆撃しているが、避難民のいる学校にまで攻撃が及んだのは初めて。……

Posted by 大沼安史 at 06:46 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ⑥ 除染は満足におこなわれていると思いますか? ◆ 「いいえ」 97% / / 「できないとわかっているのに、やり続けている」 /「何も行われていないから」 / 「4年目には入っても何の連絡もなく」 / 「半永久的におこなうべきでは」 / 「手を抜いている」 / 「形だけのパフォーマンスにすぎない」 / 「山の土を入れたら、逆になった」/ 「現在も原発から、もくもく出ている」

 ★ 石原環境大臣は自ら「除染」を体験してみてはどうか!

        「除染」をめぐる住民公聴会も開くべきだ!

             *

 ★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの4つ目の質問は、「除染は満足におこなわれていると思いますか? <そうは思わない>理由は何ですか?」(Q25)。

 回答のいくつかを紹介する。(太字は大沼)

 * わが家の除染後の数値、一度終了した箇所の地表から約30センチメートル掘り起こした場所は、毎時17マイクロシーベルトという数値が出た。川俣町災害対策本部の立ち会いのもと、さらに再測定・再除染がおこなわれたが、「これ以上は下げられませんから、ADRの提出をすることを勧めます」と職員が言わざるを得ない環境の中で生活している。除染は満足にいかないものと町の職員ももう理解している。できないとわかっているのに除染をやり続けている

 * 何も行われていないから

 * 4年目には入っても何の連絡もなく、あまりに遅い!

 * ひまわりを植えてみたが、下がらなかった。

 * ……自宅アパートなどは一度も除染されていない。

 * やっても下がらない。山の土を入れたら逆に高くなった

 * ……山間に住む人たちは下がらない線量に諦めて生活している。

 * 屋根の下は除染してくれません。また手の届かないところ、器具の入らないところも同じです。……

 * 原発は放ったらしなのに、除染など焼石に水だ。

 * 除染という言葉だけ出回り、実際の手順や除いた汚物の始末など細かいことは公表されないことを少し疑問に思います。除染は半永久的におこなうべきでは!? と思うからです。意味がないのであれば、福島からの避難指示を出し、受け入れ先での対応を早急にお願いしたいです。

 * 意味のないこと。国費の無駄遣い。

 * 屋根をやっていない。今やっている事は除染ではなく「移染」だと思います。除染作業員が言っていました。「原発事故は終わっていない。現在も原発から(放射能が)もくもく出ています」と。

 * 作業員が手抜きをしていると、自ら話しているから。

 * マンションの屋上は毎時0.2マイクロシーベルトだったらしく、除染がおこなわれなかったそうです。

 * 形だけのパフォーマンスにすぎないと思っています。……

 * ……除染しているからの話でも「意味がない」と言われるほど効果がないから。近くの行政センターは毎時12マイクロシーベルト近くもあります!

 * ……福島市は屋根をやってくれない。

 
              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 01:05 午後 |

2014-07-24

〔ガザ発〕 ◆ 英テレビが現地から報道、「これは子どもたちに対する戦争ではないのか?」/ ガザの死者、700人を突破(718人に) 

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 ★ 写真は日本の外務省、および、以下のサイト(現地写真)より。(続きに、さらに悲しく、残酷な写真あり。閲覧注意!)

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   現地の写真⇒ http://thekingmaker.me/gaza-strip/
        ⇒ https://www.google.co.jp/search?q=Gaza&hl=en&gl=us&authuser=0&tbm=isch&source=lnms&sa=X&ei=39bQU7XJCoWl8AWHjYH4CA&ved=0CAUQ_AU

 ★ 安倍首相が5月12日、<「積極的平和主義」の立場から……協力する>と、首脳会談で約束したイスラエルのネタニヤフ政権は、住民虐殺をなおも続けている!

 ◎ 外務省 : 日イスラエル首脳会談 
 ⇒ http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/il/page4_000469.html

 * ……安倍総理は「積極的平和主義」の立場から,地域・国際社会の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献し,自由や民主主義といった価値を共有するイスラエルと協力していく旨述べた……

               *

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 ◆ 英チャンネル4 : Gaza: Is this a war on children?  / ★ ノルウェーの医師は言った、「この24時間に子どもが6人、新たに殺された。子どもの死者は166人になった」
  ユーチューブ ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=4z4TvDbffI0&feature=youtu.be

 ★ 英紙ガーディアン : Gaza crisis: Palestinian death toll passes 700
  ⇒ http://www.theguardian.com/world/live/2014/jul/24/gaza-crisis-palestinian-death-toll-passes-700-live-updates

 ★ 田中龍作さん: 激戦地シジャーイヤで何が起きているのか 記者の同行認めず
  ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009735

 ◎ ヒロシマからイスラエルへ―パレスチナ市民無差別殺傷を今すぐやめるように!14団体声明 14 Groups in Hiroshima Demand Israel Stop Indiscriminate Killing of Palestinian Civilians

 ⇒ http://peacephilosophy.blogspot.jp/2014/07/blog-post_21.html

Posted by 大沼安史 at 07:08 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <福島原発事故後の健康支援を議論する環境省の専門家会議が、あらぬ方向に走り始めている。今月16日の会合でも、外部から招いた研究者が健康診断の拡充を求めると、座長は「議論したくない」とそっぽを向いた> / <エネニュース>が、東京新聞が報じた、環境省専門家会議での驚くべきやりとりを、全世界に拡散報道 

 ★ 「金目大臣」のいる環境省だから、安上がりな「安心神話」の流布にばかりする力を入れているのだろう。

 だから、健康支援を議論するはずの会議で、「座長」が議論を封殺するようなことが起きるのではないか!

 この「会議」のとんでもない議事進行を報じた東京新聞特報部のデスクは、こう書いている。

 <デスクメモ : 専門家会議を長滝さんが仕切っている。この事実だけで、政府が福島原発事故をどう総括したかは明白だ。放射線影響研究所の前身は「治療せず、原爆の効果を調査」した米国の原爆傷害調査委員会(ABCC)だ。そこに連なる人脈が「安全神話」に関与した。いまは「安心神話」の流布に奔走している>

              ##

 ◆ 16日の環境省専門家会議 

  * 疫学者の津田敏秀・岡山大教授 :「早く(福島)県外の住民の症例も把握すべきだ。放射線量の評価ばかりに、こだわるべきではない」

            ↑↓

  * 座長の長滝重信・元放射線影響研究所理事長は「非常にユニークな方がおられる」と、津田教授の指摘を突き放した。

            ↑↓

  * 津田教授は「私はオックスフォード大出版局の教科書に基づいて発言している。先生の方がユニークですね」と応酬

            ↑↓

  * 長滝氏は「先生と議論するつもりはありません。線量に基づいて議論する」と述べ、一方的に話を打ち切った。

              ##

 ★は大沼 ◎ ⇒ http://enenews.com/unthinkable-twist-japan-expert-says-immediate-health-exams-are-urgently-needed-outside-fukushima-govt-officials-i-dont-want-to-discuss-the-issue-discovery-of-cancer-c

  ◎ 東京新聞特報記事 書き起こし :「原発事故後の健康支援で逆走 環境省の専門家会議 」
  「俺敵メモあれこれ」 ⇒ http://magicmemo.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/633-e905.html 

Posted by 大沼安史 at 05:34 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ 放射性物質、飛散量は最大1兆〔1千億〕ベクレル 東電(4兆ベクレル)推定(を激減訂正!) ★ 昨年8月19日、東電は警報が続くなか、3号機のガレキ撤去作業を続け、猛烈な「放射能粉じんプルーム」を風下の南相馬などに送り続けていた! 

 ★ あれまあ、4兆ベクレルと言ったいたのが、いきなり1兆ベクレルに激減!
   ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/07/post-06c3.html

 ★ それでも――これはすくなくともスリーマイル島事故なみの「レベル5」の「事業所外へリスクを伴う事故」――いや、(事故ではなく)「犯罪行為」ではないか!

   * 「国際原子力事象評価尺度」⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E4%BA%8B%E8%B1%A1%E8%A9%95%E4%BE%A1%E5%B0%BA%E5%BA%A6

            ↓ #

 ★は大沼 ◎ 朝日デジタル ⇒ http://www.asahi.com/articles/ASG7R6GR2G7RULBJ012.html
 
   * 東京電力が昨年8月に福島第一原発で実施したがれき撤去作業で、敷地外に放射性物質が飛散した問題で、東電は23日、4時間で最大1兆1千億ベクレルの放射性物質が建屋外に出たとする推計結果を明らかにした。第一原発からは現在も1時間あたり1千万ベクレルが出ていると推計されているが、2万倍以上が出たことになる。……

   * 飛散が指摘されているのは8月19日で、この日は3号機で大規模ながれき撤去作業をしていた。風下での計測データと、構内で放射性物質の粉じん濃度が高まったときに出る警報が4時間続いたことを踏まえ放出量を逆算。原子力規制委員会の検討会に報告した。

Posted by 大沼安史 at 04:50 午後 |

〔辺野古を守ろう〕 ◆ 桟橋工事、始まる / 「桟橋の設置には、県の公共用財産管理規則に基づく許可申請が必要だが、今回、防衛局はその申請をしていない」 ★ 安倍政権が違法着工!

 ★は大沼 ◎ チョイさんの沖縄日記 ⇒ http://blog.goo.ne.jp/chuy/e/f7b7c88d1052921fabfe42e494cd1fbf

 ◎関連 森住卓のフォトブログ : ジュゴンの棲む辺野古の海を壊すな
  ⇒ http://mphoto.sblo.jp/article/101887047.html?utm_content=buffer2c546&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

Posted by 大沼安史 at 12:17 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ⑤ 子どもの生活環境で不安なことは? / 「毎時0.76マイクロシーベルトでマラソン 一瞬だから問題ないと校長」/ 「校庭の砂のついた食べ物を」 / 「先生の駐車場ではなく、プールのそば。あきれました」 / 「遊び場の、木の根元は毎時1~2マイクロシーベルト」 / 「花をつませてあげられない」  / 「福島に縛られる」 / 「気にしない、が偉いような」 / 「福島原発はいまだに不安定」  

 ★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの5つ目の質問は、「子どもの生活環境で不安なことは何ですか?」(Q22)。

 回答のいくつかを紹介する。(太字は大沼)

 * 汚染土の仮置き場が通学路にある。運動会も外でお弁当を食べる。マラソン大会も毎時0.76マイクロシーベルトある場所を走るが、「一瞬だから問題ない」という学校長

 * 学校でクリーン活動という清掃があり、土手や草むらに入ります。マスクをする指導はありません。校長先生は大丈夫だからとプール掃除をさせました

 * 学校での行事は心配でも文句が言えないのが辛いです(給食や校庭での行事)。運動会のとき、風が強く、砂がたくさん付いたものを食べることになったこともあります

 * 幼稚園や学校の屋外活動はすべて不安。屋内プールを作って欲しい、グラウンドは砂が舞い上がって特に不安です。

 * たくさんあって書ききれません。……例えば除染したものを校庭に埋めたこと。先生の駐車場にすれば子どもたちもあまり行かないのに、プールのそば! あきれました

 * 今は外遊びの制限はなくなったが、ちょっとした草むら、除染後の公園でも、木の根元は毎時1~2マイクロシーベルトほどあるところも少なくない。本当に安全と言えるのか。……

 * 車道、歩道、側溝、駐車場、あらゆるところが除染されていない。公園と公共の場と家だけの除染は不足。

 * 線量がどこにどのくらいあるのかわからないし、砂遊びや花つみなどもさせてあげられない

  * 不安だらけ。福島で普通に生活できる環境がない。仕事があるから、学校があるから、みんな福島に縛られる

 * ……「私は気にしていない」と言う人が偉いようになっている。気にするなら出て行けみたいな。

 * ……原発から今も放射能は放出されており、空気、雨水の汚染も続いている。

 * 福島原発はいまだに不安定なので、とても心配です。

              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 09:05 午前 |

2014-07-23

〔ガザ発〕 中心部の病院砲撃で5人死亡 / 10階建てビルにミサイル / 一家28人が死亡した家族も / ★ 5月に来日し、安倍首相と握手を交わしたイスラエルのネタニヤフは、ガザでなおも殺戮を続けている! 

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 ★は大沼 ◆ CNN : 入院患者5人が死亡 うち3人は子ども 30人以上が負傷 / イスラエル軍、ガザ中心部の病院を砲撃 / 現場にフランスのフリーランス女性ジャーナリストが駆けつけ、全世界拡散報道!
  ⇒ http://edition.cnn.com/2014/07/21/world/meast/gaza-hospital-attack-video/

 ◆ 田中龍作さん :中心部も爆撃され始めた 救える命も救えず / 21日午後10時頃(日本時間22日午前4時頃)、ガザ市のダウンタウンにある複合ビルが空爆された。ビルは10階建て。一発目のミサイルは8、9、10階を直撃した。ややあって2発目が5,6,7階に突き刺さった。これまでに10人の死亡が確認された。5階には瓦礫に挟まれた人がいる

  ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009726

 ◆ ガーディアン : イスラエルの空爆で、家族28人が死亡
  ⇒ http://www.theguardian.com/world/2014/jul/21/gaza-hospital-shelling-air-strike-israel-idf

 ◎ 参考 志葉玲さん( フリージャーナリスト): あまりに恥ずべき安倍・ネタニヤフ会談―米国も呆れる「アパルトヘイト国家」イスラエルとの関係強化の愚
  ⇒ http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20140513-00035268/

 ◎ ガザ侵攻の背景解説は、ベルリンの梶村太一郎さんのブログ「明日うらしま」に掲載された土井敏邦さんによる、ラジ・スラーニ弁護士インタビューを参照
  ⇒ http://tkajimura.blogspot.jp/2014/07/blog-post_13.html

Posted by 大沼安史 at 06:29 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ④ 子どもの食べ物で不安なことは? / 「どうしても自分の子どもには」 / 「先生に訴えたが……」 / 「人質にとられているようで」 / 「プルトニウムも検査して」 / 「義母が茸を」 / 「久米島の保養で体調、よくなった」

 ★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの4つ目の質問は、「子どもの食べ物について不安なことは何ですか?」(Q23)。

 回答のいくつかを紹介する。(太字は大沼)

 * 農家や水産業のみなさんや福島の経済のことを考えると、福島の食物を積極的に食べましょう!! という気持ちは理解できるが、どうしても自分の子どもに福島の食べものを食べさせることが心配でできない。水道の水も飲ませられない。魚は太平洋産と書いてあるだけで触りたくもない。

 * 給食が不安。測っていても20ベクレルは高いと思う。

 * ……せめて子どもが食べる給食の産地は遠い産地のものを使ってほしいと先生に訴えましたがまったく変わっていません。

 * 学校給食について、福島市は、3・11前は市内の食材が40パーセントだったそうです。今は50パーセントだそうです。「いいんですか?」と聞きたいです。子どもたちを犠牲にしないでほしい。データがほしいなら私たち69歳以上の年寄りでやってほしい。……

 * 川俣町の小中学校では地元の米が給食で食べさせられている。子どもを人質にとられているようで、文句を言えるような状況がすっかりなくなってしまった。……

 * ……セシウムだけでなくプルトニウム等も検査してほしい。

 * ……セシウムばかり注目されてているが、他の放射性物質はどうなのかきちんと教えてほしい。

 * ……でも親と同居していると、知らぬうちに県内産の物が食卓にある時があり、「そういうのは……」という話になると必ず親と喧嘩となる。

 * まったく気にしない義母が、子どもたちに野性の茸、山菜、タケノコを食べさせる。

 * 久米島の保養に行ってからは体調がよくなったので、北海道の玄米を食べるようにしている。

              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 08:11 午前 |

2014-07-22

〔ガザ発〕 しがみつく少年  / 「神よ、来てください」と叫ぶ男

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 ◆ (ツイッター写真) 傷だらけの少年は、救急隊員にしがみつきながら、叫んだ。

 「お父さんに会いたい、連れてきて」

   ⇒ http://www.smh.com.au/world/palestinian-boy-clings-to-paramedic--story-behind-the-viral-photo-20140721-zv5n1.html#ixzz385LsQ3Lc

          #

 ◆ 田中龍作さん : 生死分ける6㎞ たどり着いても避難所は満杯
   ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009717

 ◆ 7月14日 ガザ・シュジャヤ地区 : 緑のTシャツを来たパレスチナ人男性(住民)は家族を探して、国際ボランティアとともに、ガレキの中に入った。そこでイスラエル軍のスナイパーに撃たれ、倒れた。そこにさらに2発。
 男性は仰向けに倒れ、(たぶん、空に向かって)叫んだ。

     神よ、来てください、来てください
 
  * ISM(国際連帯運動)が21日にユーチューブ公開
   ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=sBakqLUBWP0&bpctr=1406017893

Posted by 大沼安史 at 05:42 午後 |

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ③ 子どもの健康について不安なことは? / 「鼻血3日に1回。甲状腺検査、長女A2、次女A1」 / 「喉から来るような風邪」 / 「1歳児、何の検査もなく安全宣言」 / 「保護者も立ち会えない甲状腺スクリーニング」 / 「がんの子が」 / 「足首の骨が痛い」 / 「避難区域の子の血液検査、結果、公表しないから不安」

 ★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの3つ目の質問は、「子どもの健康について不安なことは何ですか?」(Q24)。

 回答のいくつかを紹介する。(太字は大沼)

 * 今は鼻血が出るくらいで元気にしているが、これから何十年先も元気でいられるか? 病気が出た場合、だれが責任をとってくれるか? 考えたらきりがない。

 * この春は子どもが4人とも鼻血を出しました。特に男の子2人が回数、量も多く、さすがに不安になり、夏は少し保養に出したいと思っています。

 * 鼻血3日に1回。甲状腺検査、長女A2、次女A1の判定

 * 鼻血がよく出る喉から来るような風邪を多くひくようになった。

 * 喉や器官が弱くなって咳をよくしていたり、喉からの風邪が多い。のう胞は本当にがんにならないのか知りたい。
 
 * 上の子が心配です。千葉に住んでいる時はめったに鼻血を出すことはなかったが、こちらで生活するようになって出るようになりました。少しぶつけたときと何でもないときに出ます。本人も鼻血が出るときはわかるようで慣れた手つきで処理します。……

 * ……わが子も1歳でしたが、何の検査もしないのに安全宣言がおこなわれ、とても不満で不安を感じました。当時の1歳児が一番危険だと言っておきながら何のフォローもなく、今後、何か症状が出ても事故とは無関係と言われるのがみえみえなので何とかしてほしい。

 * 鼻血の問題もそのひとつですが、何が原因かわからない症状があります。そのことを言いづらい環境、世相を思うと本当のことはどこへやら、「もしかしたら」の不安ばかりが残る結果にならざるを得ない、怖い社会です

 * ……県民健康調査による第2回甲状腺スクリーニングは、小中高の学校内でおこなわれている状況である。保護者も立ち会えず、説明も画像もないまま実施していることに対して、とても不審に思っている

 * 甲状腺のリンパ転移の数が多かったこと。身近な子どもにがんの子がいる

 * 甲状腺、体力低下、喘息の悪化。今後様々な疾患が出てくるのではないかと不安。

 * 最近、右足首の骨が痛いと訴える事が多くなった。整形外科などで調べても異常なしだったが。今後何かしらの症状が出てきたら不安。……

 * 血液検査をなぜしないのか。避難区域の子どもたちの血液は採取してすでに結果が出ているのに公表しないから不安
 
 
              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 07:47 午前 |

2014-07-21

〔イスラエル軍 ガザで「悪魔の矢弾」を使用〕 ◆ 戦車から発射、空中で炸裂 長さ3.75センチの金属製の矢(ダート)を大量放出! / ★ 安倍政権が「防衛協力協定」を結んだ日本の“同盟軍”、イスラエル軍が使用! 武器輸出の「4本目の矢」(?)を放とうとする安倍首相は、この現実をどう考えているのだろう?

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 ★は大沼 矢弾(フレッシェット)の拡大写真と記事 ◎ 英紙ガーディアン ⇒ http://www.theguardian.com/world/2014/jul/20/israel-using-flechette-shells-in-gaza

 イスラエル軍、白リン弾も、「2つの例外的な場面」(明示せず)で使用していることをみとめる。

 ★ ガザ進行を準備中のネタニヤフを東京に招いて、防衛協定を結んだ安倍政権の愚かしさを、国際社会の人々は嘆き、蔑んでいることだろう。 

 イスラエル軍はガザで2008年、ロイター通信のカメラマンを「矢弾」を発射、近くにいた民間人8人を殺害し、問題になったことがあった。
 軍当局は「矢弾はやめる」と言っていたはず。

 それなのに、今回のガザ攻撃でも平気で使っている。

 ネタニヤフ政権は、日本の防衛産業に、こんどはどんな悪魔の兵器をつくらせようというのだろう?

  ◎ ガザの医師が掲げる矢弾の写真 及び 記事は ⇒ http://in.reuters.com/article/2010/03/14/idINIndia-46904520100314

Posted by 大沼安史 at 08:07 午後 |

〔田中龍作さん・ガザ発〕 ◆ 「イスラエルはなぜ私たちの子供を殺すのか」 / 安倍政権は武器禁輸を緩和して「イスラエルにも兵器を売れるようにする」という。それは少女のような犠牲者を増やすだけだ。

 ★ 龍作さんがガザに入って、からだを張って、がんばっている! 
 ★は大沼 ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009708

          *

 ◎ 龍作さん・ガザ発既報 : 強大な殺傷力 「悪魔の兵器」 イスラエル軍が使用か
  ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009671

 ……海外の専門家や医師は『イスラエルは新型爆弾を使っている。DIM弾と呼ばれ、当たると手足が切断されたり、火傷を負ったりする』と話している

Posted by 大沼安史 at 07:19 午後 |

〔心やすらかなあじさいの国へ〕 ◆ <辺野古ブイ設置> 琉球新報 : 関係者によると、安倍首相は今月上旬、官邸の執務室に防衛省幹部を呼び、移設作業の進捗について報告を受けた際、「なぜ作業が遅れている。さっさとやれ」などとブイ設置や海底調査開始の遅れについて声を荒らげて叱責。机をたたくなどしてまくし立てたという。

 ★ 机をたたいて……!!??

   ヒトラーの邪霊にでも憑依されているのだろうか? 何かに取りつかれ、アンダーコントロールされているのだろうか?

   事実なら、安倍首相の心はフクイチ同様、「アウト・オブ・コントロール」状態だと言わざるを得ない。

 ★は大沼 ◎ 琉球新報 : 辺野古ブイ設置、首相「急いでやれ」 防衛省幹部を叱責
 (19日付け) ⇒ http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-228747-storytopic-3.html

              * 

 *  安倍晋三首相が7月上旬、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う海底ボーリング調査と、移設工事の施工区域などを明示するための浮標灯(ブイ)の設置をめぐり、「急いでやれ」と防衛省幹部らに早期実施を強く指示していたことが分かった。……

Posted by 大沼安史 at 08:24 午前 | | トラックバック (0)

〔いのちのフクシマ〕◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ② 「ただにち影響はない」「100mSvまでは安全」について / 「国際法廷で裁いて。平気で嘘をつく悪魔」/ 「国の偉い人たちはみんなで、国民を騙した」 / 「あの不気味な笑顔を忘れられません」 / 「ではわかるように実証して下さい」 / 「わたしたちは生き証人」 

 ★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの2番目の質問は、「ただにち影響はない」「100mSvまでは安全」報道や発言を今どう思いますか?(Q19)。

 回答のいくつかを紹介する。

 * 殺人です。

 * 犯罪です!! 本人と子どもと孫も100ミリシーベルトまで浴びて生活してほしい。本当に腹が立って腹が立って! そのせいで町中でマスクする人が減り、校庭でセシウムを吸い、皮膚からも吸い、取り返しのつかないことになりました。国際法廷で裁いて、世界に悪行を知ってもらいたいです。はらわたが煮えくりかえります。どうなるのか知っていて安全だと平気でうそをついて悪魔だと思う

 * 福島で安全神話をおっしゃった御用学者や政府および医師たちは一生許せません。命ある限り、福島で何があったかを伝えていきたいと思います。

 * …………周りの人たちのなかには「大丈夫なんだな~」と何の疑いも持たずに畑の野菜を食べている人もたくさんいました。放射能は「目に見えない」「においもない」「味もない」。政府にとってはとても都合がよかったのですね。国の偉い人たちはみんなで、国民を騙したのだと思いました。お金がかかるから除染はほどほどに。お金がかかるから汚水は海に流そう。やりきれない思いです。

 * 原発から30キロ圏外ではまるで大丈夫だというような状態でした。いまでも山下俊一のあの不気味な笑顔を忘れられません。ネットを開けば危険な情報ばかり。一言でも「逃げろ」と言ってほしかった。。

 * 事故直後から1~2か月間自宅が水没したためパソコンが利用できず、テレビからの情報がすべてでした。その言葉に救いさえ感じられ、ふるさとのためにとスーパーに売られている地元の食材をなるべく買っていました。自宅の修復も一段落してパソコンで調べはじめたらもう…………自分のとっていた行動に後悔の日々でした。子どもたちに本当に申し訳ない。そして国への不信感が増しました。

 * ひどい! 許せない! 日本という国が信じられなくなった。民主主義国家ではなく、北朝鮮に似た国、情報をコントロールする国なのだと思った。

 * ふざけるな! では私たちにわかるように実証して下さい。

 * …………私たちが生き証人なんだと思う

              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 08:07 午前 |

2014-07-20

〔いのちのフクシマ〕 ◆ <DAYS JAPAN> が最新号(8月号)で、「福島の母 440人の証言」を別冊特集 ① 子どもたちは事故後1週間をどうすごした? / 「ただちに影響はない」で、マスクをさせなかった / 「3号機爆発の日、4時間、(子どもと一緒に)並び続けた」

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 ★ 別冊特集の掲載されたQ&Aの最初の質問は、「お子様の事故後1週間の過ごし方について、具体的に覚えていることを教えてください」(Q15)だ。

 回答のいくつかを紹介する。(太字強調は大沼)

 * 食品などの生活必需品の調達のために子どもたちを外出することも多かった。マスクなどの装備をしてい出かけるときもあったが、「ただにち影響がない」の報道により、精神的に不安な人のように見られ、あえてマスクをしないで外出することもあった。今考えると、知識がなかったため、子どもたちに悪いことをしたと思っている。

 * マスクをせずに給水所に並んだり、買い物に連れて行った。雨に当たった。

 
 * 外に出るなと言われたが水も止まり、水汲みに子どもを連れてでかけ、2時間並んだ。生きるのに必死だった。

 * …………まさか、その上にもヨウ素が降り注いでいるとも知らず、外で遊びたがる子どもを遊ばせていました。…………

 * 共働きのため普段通り保育園に通わせた。食材の流通が少なく、仕事帰りに滑り込んだ閉店間際のスーパーには売れ残った福島産の食材しかなかった。生きるために、娘に食べさせるしかなかった。

 * 水汲みをした。14日の3号機爆発の日、買い物をするのに屋外に4時間並んだ。ラジオを聞いたが、60キロメートル先なので大丈夫かと思って並び続けた
                  
              #
 
 ★ <DAYS JAPAN>のアンケートへの、母親たち440人の「回答」は、「フクシマの悲劇の証言」として、歴史にのこるものだ。

 それにしても、それにしても。

 政府はなぜ「ただちに影響はない」と言い続けたのか? 

 テレビ・ラジオは――とくにNHKは、どうして「放射能防護」の警告をし続けなかったのか!

              * 

  ★は大沼 ◎ 母親たちの証言 : 2014年8月号(7月19日発売号)
  ⇒ http://www.daysjapan.net/bn/1408.html

Posted by 大沼安史 at 10:14 午前 |

2014-07-19

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ <川内原発再稼働> いわき市の借り上げ住宅で〔いまなお!〕避難生活を送る楢葉町の早川篤雄さん(74) 「被災者の救済さえ進んでいない現状で、再び原発を動かすなど考えられない。被災地の現状を分かっていない」 ⇔ ◆ 安倍首相 18日夜、博多の料亭で、九州財界人に「川内はなんとかしますよ」

 ◎ 福島民報 : 「教訓生かされたのか」川内原発再稼働へ 福島の避難者疑問の声
  (17日付け)  ⇒ http://www.minpo.jp/news/detail/2014071716911
 ◎ 朝日新聞 : 安倍首相「川内はなんとかします」 九電会長らと会食
  (19日付け)⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00000009-asahi-pol

Posted by 大沼安史 at 05:18 午後 |

〔フクイチ核地獄〕◆ <福島第一原発5号機、燃料プールから汚染水漏れ> / <コバルト60など> ★ プールの水を「冷却水」と言わず、「汚染水」としている。となると、「5号機核燃プール」の核燃は(かなり)損傷していると判断せざるを得ない?! 

 ★は大沼 ◎読売新聞 :
 (19日付け) ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00050061-yom-sci

 ★ 読売によると、「東電は、箱の中にある配管のバルブから、プールの水が漏れている可能性があるとみて、原因を調べている」――そうだ。

 それにしても、なぜ、5号機の核燃プールの水が汚染されているのだろう?

 核燃プールの水を「冷却水」と言わずに、なぜ「汚染水」というのだろう?

 結局、5号機核燃プールの燃料棒は、3・11の地震の猛烈な揺さぶりで、ぶつかり合い、ジルコニウム被覆が破れ、破損しているのではないか?

 共有プールが満杯だといって、4号機核燃プールの核燃料の移送先を、5号機ではなく、6号機の核燃プールにした背景には、5号機核燃プールの(ちょっとやそっとではない…………相当ひどい)核燃損傷という隠蔽された事実が潜んでいるのではないか?

Posted by 大沼安史 at 04:48 午後 |

〔あじさいメモ〕 わが友、小笠原信之のお墓に入る約束をした3回忌 / そして仙台の津波の浜で祈り、歌ってくれた吉本有里さんのこと

 昨日、7月18日はわが友、小笠原信之の3回忌。

 湘南までひとりで車を飛ばし、奥さんたちと落ちあって、一緒に墓参り。

 そのあとみんなで、評判の店で、うなぎ弁当を食べた。

             #

 彼――小笠原信之。

 この(フリー)ジャーナリスト魂の化身のような彼が、「この2年間」の経過を目の当たりにしたら、どんな筆で、どんなことを書いただろう。

             #

 お墓にお酒を捧げ、残りをもらった。

 何か、(わたしたちの日本社会に)決定的にいいことが起きて「乾杯」できる、その日までとっておくことにした。

             #

 そして、40年来のつきあいの彼の奥さんと、こんなことを口約束!

  「このお墓、なんか気持ちいいし、東京からもそんなに遠くないので、おれも入れてくれるかな」

  奥さん、「いいよ。一緒に、飲めるから、いいね」

  「おれ、金がないから、タダで入れてくれる?」

  「いいわよ」

             #

 東名で片道3時間の距離。

 自分で、車を運転して、はるばるお墓参りできたことも、うれしかった。

 帰路、SAでなめたソフトクリームもおいしかった。

             #

 そして、今朝(19日)。 つい、いましがた。

 パソコンを立ち上げ、時間をたしかめたら、ぼくのラッキーナンバーの「844」の文字。

 あれっと思って、東北ツアー中の、半農半ミュージシャン、吉本有里さんの「旅日記」ブログを見たら――やっぱり、出ていた。

   ◎ いのちへ帰る旅 仙台コンサート&荒浜で祈る

      ⇒ http://ainohanam.exblog.jp/20921526/

             #

 有里さんは17日の夕方、仙台の荒浜(深沼)海岸で、津波の犠牲者を悼んで、祈って、弾いて、歌った。

 バイオリンを弾いて、ぼくのつくった「いのち」という歌を歌ってくれた。

 この曲、有里さんの次のCDに入るらしい。

             #

 仙台のコンサートで有里さんは、最後に「ふるさと」を会場のみなさんと一緒に歌ったそうだ。

 ステージには、福島の人たちが祈りをこめて刺繍したキルトがかざられていた。

 有里さんに付き添って、福島から仙台入りした「おゆう」さんが、ステージから、こう呼びかけたそうだ。

 「わたしは、まだ ふるさと♪は歌えないんです。この思いを 多くの方々に味わってもらいたくないんです。みんなのふるさとが 末永く健やかでありますように。」

             #

 有里さんの東北ツアーはまだまだ続く。
  
  ⇒  http://amanakuni.net/yuri/2014tour.html

Posted by 大沼安史 at 09:36 午前 |

2014-07-17

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ ツイッター 「ガザの人々は毎年 東日本大震災の追悼行事をしてくれていたのだ。安倍政権はイスラエルに武器を輸出する。とてつもない恥ずかしさで眩暈がした。」 ★ わたしたちの日本は、アベ・シンゾーという、何という愚劣な「首相」を持ったことか!!! 集団的自衛権で、イスラエルとともに戦う? バカもやすみやすみ言いたまえ!

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 ★は大沼 

 ◎ 写真と文 ↓

  ◎ 三原康可さん ⇒ https://mobile.twitter.com/miharayasunori/status/489379326865850369/photo/1

◎ 空爆で母親、兄、妹を亡くした4歳のシャイマ
   ⇒ http://www.webdice.jp/dice/detail/4300/

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◎ ユーチューブ : ガザの救急隊は懸命に浜辺を走った!(閲覧注意)
   ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=n0m_kc_v0ek&feature=youtu.be

#############

★ 外務省HPに載った、安倍・ネタニヤフ首脳会談の写真!

 ⇒ 

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    #######

 

  ★ 安倍首相はこのガザの砂浜の写真を直視すべきである。
 
   安倍氏よ、あなたが5月に「防衛協力」を約束した、イスラエルのネタニヤフ首相が仕出かしたこと。

   あなたにも責任がないとは言えまい。

   ◎ ニューヨーク・タイムズ  写真は閲覧注意!
      ⇒ http://www.nytimes.com/2014/07/17/world/middleeast/gaza-strip-beach-explosion-kills-children.html?_r=1#

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◎ 参考  イスラエル・日本共同声明(5月12日) : <双方は ,両国の 防衛協力 防衛協力 防衛協力 防衛協力 の重要性を の重要性を の重要性を の重要性を の重要性を 確認 し, 閣僚 級を含む を含む を含む 両国の 両国の 両国の 防衛当局間 の交流拡大 で一致 した 。双方 は,自衛隊幹部のイスラエル 訪問 で一致 した 。>

   外務省 ⇒ http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000038473.pdf

                  http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/il/page4_000469.html
        

 ◎ 共同通信 : 日・イスラエル、協力強化で一致 安倍首相、ネタニヤフ首相と会談 / 安全保障に関する初の首脳級対話 / 安倍首相は共同記者発表で「両国の防衛分野での協力で合意した」と強調し、ネタニヤフ氏は「両国のパートナーシップ強化への尽力に感謝する」と応じた。
      ⇒ http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014051201002148.html

 * 日・イスラエル、協力強化で一致 安倍首相、ネタニヤフ首相と会談 (5月12日)
 安倍晋三首相は12日、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、中東地域の平和と安定に向けて両国が協力を強化していく方針で一致した。今回の会談を安全保障に関する初の首脳級対話と位置付け、サイバー攻撃への連携対処や防衛当局間の交流拡大、国家安全保障会議での情報交換などを盛り込んだ共同声明を発表した。

 イスラエルとパレスチナによる中東和平交渉が今年4月末に中断して以降、ネタニヤフ氏が外国を訪れ、首脳と会談するのは初めて。

 安倍首相は共同記者発表で「両国の防衛分野での協力で合意した」と強調し、ネタニヤフ氏は「両国のパートナーシップ強化への尽力に感謝する」と応じた。

Posted by 大沼安史 at 06:32 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ <信濃毎日新聞 社説> 川内原発 再稼働へ拭えぬ不安 / 「川内原発の場合、特に気がかりなのは火砕流の影響だ」/ 官房長官発言、「責任転嫁のように聞こえる。再稼働するかどうかは、あくまで政府の責任で判断する約束だったはずだ」

 ★ かの英フィナンシャル・タイムズへの寄稿で、「第3の矢で経済の悪魔(エコノミック・デーモン)を退治する」と言ってくれた安倍首相のこと、「火砕流」についても、こんな言い方で、太鼓判を押すかも知れない。

  わたしには4本目の矢がありますから、火砕流など心配しないで結構です!

             #

 

 ★は大沼 ◎ (17日) ⇒ http://www.shinmai.co.jp/news/20140717/KT140716ETI090005000.php

 * 審査書案では、自然災害対策と過酷事故対策はいずれも適切とされた。川内原発の場合、特に気がかりなのは火砕流の影響だ。

 南九州には過去に巨大噴火を起こした火山が複数ある。九電と規制委は「危険性は十分小さい」と評価し、噴火の前兆を監視すれば対応できるとする。

 専門家は「噴火の予知は困難」「前兆から噴火の規模が分かるほど火山学は進んでいない」と、見通しの甘さを批判している。

 * 審査書案を受け、菅義偉官房長官は「規制委が責任を持ってチェックするわけだから、その判断に委ねる」と述べた。責任転嫁のように聞こえる。再稼働するかどうかは、あくまで政府の責任で判断する約束だったはずだ。

Posted by 大沼安史 at 01:36 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ 川内原発 : 田中(俊一)規制委員長 「安全だとは私は言わない」/ 規制委は「基準に適合しているかどうかを審査するだけで、稼働させるかどうかには関与しない」との姿勢を崩さず。★ なんのための規制委員会なのだろう?

 ★は大沼 ◎毎日新聞 (16日) ⇒ http://mainichi.jp/select/news/20140717k0000m040063000c.html

 * 現在、川内1、2号機を含め、12原発19基が規制委の安全審査を受けている。事実上の「合格」第1号が出たことについて、田中俊一委員長は「基準への適合は審査したが、安全だとは私は言わない。これがゴールではないので、(九電は)努力していく必要がある」と述べた。

 * ただ、規制委は「基準に適合しているかどうかを審査するだけで、稼働させるかどうかには関与しない」との姿勢を崩さず、政府も「稼働させる政治判断はしない」との立場だ。

  実質的に再稼働の判断は電力会社と立地自治体に委ねられ、国策でもある原発が、国の責任があいまいなまま稼働する可能性もある。

Posted by 大沼安史 at 01:22 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ <川内原発・審査「適合」>/ ロイター電(日本文) <規制基準、世界最高レベルには疑問の声> / 欧州炉のような「コアキャッチャー」なし! 航空機衝突に備えた「二重構造の格納容器の設置」もなし! 

 ★ ロイター電はまた、内閣府原子力委員会の委員長代理を今年3月末まで務めた鈴木達治郎・長崎大学核兵器廃絶研究センター教授の、以下のようなコメントを紹介している。

 「住民に安全を保証するには避難計画の整備をしないといけない。また鹿児島県知事と薩摩川内市長は、再稼動に同意するためにも、規制当局と中央政府とも議論しないといけない」

 「避難計画」もない「原発」だなんて、火山の噴火口で暮らすより、恐ろしいことではないか!

 ★は大沼 ◎ 川内原発は「基準に適合」と規制委、審査最終合格に前進
(16日付け) ⇒ http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0PR0ZO20140716

           #

 一方で、田中委員長が主張する「世界最高レベル」という規制基準の厳格さについては、異論も聞かれる。

 原子力に批判的な有識者が参加する「原子力市民委員会」(座長:船橋晴俊・法政大教授)が今年4月に発表した「原発ゼロ社会への道─市民がつくる脱原子力政策大綱」は、新規制基準について「世界最高水準にはほど遠い」と批判した。

 具体的には、欧州で採用され、建設が進む欧州加圧水型原子炉(EPR)と比較し、1)EPRは、圧力容器外に流出した溶融炉心を格納容器内に貯留する「コアキャッチャー」を設置しているが、新基準は要求なし、2)EPRは、大型商用航空機衝突に耐え、設計圧力を高めた二重構造の格納容器の設置を求めているが、新基準は要求なし──など、日本基準が見劣りする点を挙げている。

 内閣府原子力委員会の委員長代理を今年3月末まで務めた鈴木達治郎・長崎大学核兵器廃絶研究センター教授は、ロイターの取材に対し、規制基準への適合について「再稼動のための最低限の要求を満たしたことにすぎない。2つの重要な点が残されている」と指摘した。同教授は「住民に安全を保証するには避難計画の整備をしないといけない。また鹿児島県知事と薩摩川内市長は、再稼動に同意するためにも、規制当局と中央政府とも議論しないといけない」と述べた。

Posted by 大沼安史 at 09:17 午前 |

〔だからあじさいの国へ〕◆ <川内原発・審査「適合」>/ ロイター電(英文) 規制前に「活動家、反対者の群れ 再稼働反対を叫ぶ!」 / 「グリーンピース」の批判声明も、全世界拡散報道 「子どもと老人、入院患者の実効ある避難計画が立てられていない」「近くの火山のリスク評価も不十分」

 ★ まともな避難計画もなしに、原発再稼働に突き進む――文字通り、「核の金目」に狂って「狂奔」する安倍政権の、憑依されたような姿が、国際社会に知れ渡った!

 ★は大沼 ◎ Japan nuclear plant gets safety OK, key step toward restarts
 (16日) ⇒ http://www.reuters.com/article/2014/07/16/us-japan-nuclear-restart-idUSKBN0FL02R20140716

           #

 * Activists and protesters crowded the regulatory commission's open meeting on Wednesday, yelling at commissioners to vote against the safety review and to halt restarts.

 In approving the Sendai plant, 980 km (600 miles) southwest of Tokyo near the southern tip of Japan's main islands, the NRA is "ignoring unresolved safety issues and rising public opposition," Greenpeace said in a statement.

 The plant has "no effective evacuation plan for the populations in the region, in particular for the elderly, children and those in hospital, no functioning emergency-response center protected against radiation," the group said, adding that there have not been sufficient assessments of the risks from a nearby volcano.

Posted by 大沼安史 at 09:16 午前 |

〔だからあじさいの国へ〕◆ <東京新聞 社説> 川内原発・審査「適合」 ゼロの目標はどこへ / 安倍政権は、その独立性を盾に取り、規制委の審査に通ったものは安全という、新たな原発神話の構築に向かい始めたようにすら見える。/ なし崩しの再稼働は、かえって国民の不信を深めるのではないだろうか。

 
 ◎ (17日付け) ⇒ http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014071702000179.html 

 * 原子力規制委員会の審査で「適合」が示され、川内原発が再稼働へ向かう。だが、もともと規制委は、原発ゼロ目標を前提につくられたのではなかったか。

 前民主党政権は福島第一原発事故の反省に立ち、一昨年九月の「革新的エネルギー・環境戦略」で、二〇三〇年代に原発をゼロにする方針を打ち出した。

 福島事故以前は原発推進の旗振り役だった経済産業省から、原発の規制機関を独立させた。その規制委の基準を満たす原発は、当面の稼働を認めるが、四十年で廃炉にするという原発の“寿命”を厳格に適用し、新増設はしない。そうすれば最も新しい原発の寿命が尽きる二〇三〇年代に、原発は自然にゼロになる、という道筋だったはずである。

 *  ところがその後、自民党政権は「二〇三〇年代原発ゼロ」を「具体的根拠が伴わない」とあっさり覆し、今年四月に閣議決定した国のエネルギー基本計画の中に将来的にも「重要なベースロード電源」とあらためて位置付けた。新増設も否定していない。規制委が昨年夏に定めた規制基準を「世界で最も厳しい水準」として、それを満たした原発を速やかに再稼働させる姿勢を明らかにした。

 歯止めを外し、原発をゼロに導くはずだった規制基準を、原発を動かし続けるための基準にすり替えた。広く民意を問うこともなしに、である。

 * ところが安倍政権は、その独立性を盾に取り、規制委の審査に通ったものは安全という、新たな原発神話の構築に向かい始めたようにすら見える。

 それを裏付けるのが、野党がこぞって反対した委員の交代人事である。活断層に厳しいと言われた委員を辞めさせて、原発関連企業から寄付や報酬を得ていたような人物に入れ替えた。規制委の生命線である信頼性が保てなくなる。

Posted by 大沼安史 at 09:13 午前 |

2014-07-16

〔「トモダチ作戦」洋上被曝 対東電訴訟〕 ★ 原告の一人で――車イス生活を強いられるまでになった、空母「ロナルド・レーガン」の元海軍将校、スチーブ・シモンズさんがインタビューで語る / (被曝水兵らの)多くの命が失われるのも、時間の問題だ。健康悪化がひどく、次に死ぬのは自分だと思わない日はない / 100人も200人もの「トモダチ」水兵が苦しんでおり、原告仲間の1人はすでに〔癌で〕死亡している。わたしの病院仲間には、たぶん半年遅れで被曝症状が進んでいる人もいる。

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 ★ 今回、明らかになった、フクイチ「がれき撤去・放射能粉じん」風下汚染・住宅地被曝問題も、現在、サンディエゴの連邦裁判所で進む審理に、大きな影響を及ぼすことだろう。

 「トモダチ作戦」の水兵たち同様、東電から何もしらされず、被曝の危険を抱え込んだわけだから。

  ★ 左の写真は、シモンズさん夫妻が、被曝と正義のために闘うことをふたりで決意し、ふたりきりの2度目の‘結婚式’を挙げたときの写真だ!

 

 ★は大沼 ◎ エネニュース ⇒ Emotional interview with Navy sailor suffering after Fukushima exposure: Others with same symptoms “told to be quiet… nobody’s heard from them” — Health is worsening, worried I’m going to die — Can’t really use legs or arms, hands ‘barely functional’ — Rashes all over body, spasms, shaking — Doctors tell us “it’s all psychological”

 ★ シモンンズさんは、スリーマイル島原発の1キロのところに済んでいて、あやういところで助かった、リビー・ハレヴィーさんの番組、「ニュークリア・ホットシート」のインタビューに応え、自分の被曝症状などを詳しく語った。
 ◎ 8日付け ⇒ http://www.nuclearhotseat.com/2008/

                  #

 * シモンズさんはリンパ節の肥大で、ワシントン郊外にある米軍のウォーター・リード病院に入院した。足の筋肉が弱まり、動かせなくなった。

 症状は次第に上半身に拡大し、握力もほとんどモノをつかめないところまで低下。

 (自分で排尿できなくなり)4時間ごと、尿道からカテーテルを入れ、膀胱から抜いている情愛だそうだ。

 原因不明の発熱、ビタミンDの欠乏、3~4時間、日光を浴びた竹で2度の火傷を負うありさま。

 発疹が体中に広がり、車イスのなかで、体の震えと痙攣と闘う生活だそうだ。

 ベッドから起き出すこともできないことも。

 医師たちは何も教えてくれず、症状のことを気にしない方いいというだけだった。

 * ウォーター・リード病院では、同じ症状の一人と知り合った。たぶん、わたしより半年遅れで症状が進行しており、奥さんがわたしの妻に、次はどうなるかと聞いてくる。医師たちは身体的に何も問題はないというが、馬鹿げている。彼もまた車イスを余儀なくされている。

                  #

 ◎ 本ブログ 関連既報

  ① 2014-01-13 「トモダチ作戦」参加 空母「ロナルド・レーガン」乗務の海軍将校、「洋上被曝で症状。発汗・痙攣・足の筋肉が麻痺……車いす生活に」 スチーブ・シモンズさん(33歳)、こども3人、家族をかかえ苦闘 !「フクイチ放射能雲の中に少なくとも5時間以上いた」、ワシントンのテレビが報じる! 
  ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/01/post-0e54.html

  ② 2014-01-21 「トモダチ作戦」で洋上被曝 空母「ロナルド・レーガン」に乗務していた、スチーブ・シモンズさん / 筋肉麻痺 足から腕、手に拡大 脳からの神経刺激が切れ、4時間ごとに排尿しなければならない「神経因性膀胱(neurogenic bladder)」に!
  ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/01/neurogenic-blad.html

  ③ 2014-06-19 対東電集団訴訟の原告団のひとり、空母「ロナルド・レーガン」の乗員(海軍将校)、スチーブ・シモンズさん(36歳)の「車いす」での退役(6月9日付け)を、米ワシントンのテレビが報道! 

◆ 「エネニュース」が原告仲間のセオドア・ホルコムさん(38さん)の滑膜肉腫による死亡とあわせ、全世界に告知報道!
  ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/06/post-ddf8.html

                  #

 ★ 「エネニュース」が書き出した、シモンズさんの発言は、以下の通り。

 ● 21:30 in — November 2011 I noticed something was wrong… The black-out was the first thing… I started dealing with gastrointestinal issues, at first I thought I was coming down with a stomach bug… Fevers as high as 102.9°F… January 2012 was the first time I was hospitalized… [They] sent me home with a sinus infection. Three days later I was readmitted to the hospital because my lymph nodes were swelling… that’s when my legs buckled and the muscle weakness started to onset… it’s been ascending from legs, trunk, arms, hands… I can’t really use the muscles much at all. I’m down to about 20 lbs. of grip strength in my hands, which is barely functional… I do have to catheterize every 4 hours in order to empty the bladder. The migraines still get worse. The fevers still come and go, and they keep calling it a fever of unknown origin. My vitamin D is in the gutter, they just keep calling it an unspecified vitamin D deficiency… 2nd degree burns on my legs just from being out in the sun for 3 or 4 hours… that had never been a concern. Nobody can figure it out. I’ve been getting these rashes that come and go; they’ll go up my arms, my neck, around my eyes, back, stomach, legs. I deal with tremors and spasms… I am [in a wheelchair]… There’s days I don’t even get out of bed… for a long time I thought I was the only one. I had no idea there were other individuals that were even sick or dealing with ailments… Doctors wouldn’t tell us anything… I’ve had doctors tell me maybe you’re better off not knowing what you’re dealing with… You can’t have over 100 or 200 people sick, and one who has died last April, and say there is absolutely no health risk.

 ● 35:00 in — Finding out that there’s more people that are sick, finding out there were some other individuals at Walter Reed [Hospital]… almost identical symptoms to what I was dealing with… they we’re told to be quiet, and next thing I know they’re, who knows where they’re at, nobody’s heard from them, nobody has seen them. I have a buddy at Walter Reed right now, whose going through the same exact thing, very similar to what I’m dealing with — maybe 6 months to a year behind on the symptoms… His wife would call my wife and my wife would explain what he could expect next and sure as anything that happens next… Him and I both had doctors who have actively tried to convince us that there’s physically nothing wrong and it’s all psychological… This is ridiculous… He’s also in a wheelchair and when he went to the clinic to get fitted for a wheelchair, this doctor told him that it’s all in his head, and he doesn’t need a wheelchair… This is uncalled for.

 ● 46:00 in — We now realize how bad it was… the worst disaster in history, then it’s time to acknowledge the fact that, yeah there is a problem, and there are going to be some effects on human life… If the worst case happens, and some more folks pass — I would have to be naive to think that nobody else is going to pass away from this — it’s only a matter of time before there’s more lives lost. I would be lying if I don’t think every day that I’m going to be next because of how bad my health keeps going downhill.

Posted by 大沼安史 at 04:17 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ★ ガレキ撤去・放射能粉じん 北北西27キロの南相馬市の住宅地で、通常時の20~30倍 50キロ先の相馬市の住宅地でも6倍の大気中セシウムを検出 / ストロンチウムやプルトニウムを含め、住民が呼吸被曝した恐れがある。東電はこれ以上、放射能粉じんをまき散らしてはならない。

 ★は大沼 ◎朝日新聞デジタル:原発がれき撤去、50キロ先の住宅地にも粉じん セシウム6倍 昨夏、京大調査
 (16日) ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140716-00000001-asahik-soci

 ★ 朝日新聞(16日付け)朝刊1面に掲載された記事は、以下のように報じている。

  * このうち原発から北西48キロの相馬市で〔空気捕集装置で〕集めた昨年8月15~22日分から、他の時期の6倍を超す1立方平方メートルあたり1.28ミリベクレルの放射能を検出。

  北北西27キロの南相馬市では20~30倍だった。(★なぜか南相馬分については検出数値は記されていない)

Posted by 大沼安史 at 09:16 午前 |

〔米、安倍首相訪朝の自制要求 制裁解除にも不快感〕 ◆ ケリー米国務長官が7日の岸田文雄外相との電話会談で、日本政府の拉致問題対応に関し「安倍晋三首相が北朝鮮を訪問すれば、日米韓の連携が乱れかねない」と自制を求めていたことが分かった。

 ★ 共同電は、こうも書いている。

  ―― 核・ミサイル問題での日米韓連携を重視するオバマ米政権が「日朝接近」を警戒している実態が鮮明となった。拉致問題の早期解決と、日米同盟の強化を並行して実現したい首相は難しい立場に立たされた格好だ。

               #

 ★ 米国は安倍政権を見限ったのではないか!

   専門家による言動、表情の分析で、「これはもうダメだ」と判断したような気がする。

   退陣は時間の問題になったようだ。

 
 ★は大沼 ◎ ⇒ http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014071501001819.html

Posted by 大沼安史 at 09:01 午前 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ 福島の鼻血「内部被ばくか」 神戸の医師〔東神戸診療所(神戸市中央区)の郷地秀夫所長〕、〔12日・名古屋の日本社会医〕学会で発表 / 金属粒子、鼻の粘膜付着が引き金の可能性 / 金属粒子は直径数ミクロン、人体のごく小さな範囲に1日100ミリシーベルトを超える放射線を出し、組織を損傷 

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★ 南相馬の大山こういち市議

     のいう

    「地獄玉」が、

    鼻血の元凶だった!


 ★は大沼 鮮明な写真と記事は → ◎神戸新聞 (14日付け) 
  ⇒ http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201407/0007142183.shtml

 * 郷地所長によると、福島からの避難者の2人に1人ほどが家族などの鼻血を体験している。突然出血し、普段あまり鼻血を出さなかった子どもが多いのが特徴。避難後はほとんどの症状が治まっているという。

 * 郷地所長は、金属粒子が鼻の粘膜に付着したのが引き金となった可能性を指摘する。金属粒子は直径数ミクロンで、人体のごく小さな範囲に1日100ミリシーベルトを超える放射線を出し、組織を損傷する。

 * 郷地所長は、金属粒子が鼻の粘膜に付着したのが引き金となった可能性を指摘する。金属粒子は直径数ミクロンで、人体のごく小さな範囲に1日100ミリシーベルトを超える放射線を出し、組織を損傷する。

 郷地所長は「もともと花粉症やアレルギーなどで粘膜が炎症していた人が出血を起こしても不思議はない」と話す。大量に吸い込んだ人も少なくないとみられ、内部被ばくの問題と捉え、早期に科学的な調査と分析をすべきだったと強調する。

Posted by 大沼安史 at 08:53 午前 |

2014-07-15

〔さああじさいが微笑む国へ〕 ◆ ジャパン・タイムズが、最高裁<沖縄密約文書・不開示判決>を(英文記事で)報道 ★ これで、「憲法9条」に対して、ノーベル平和賞が贈られる可能性が、一気に高まった!…………そのわけは?(笑)

 ★ この英文記事を、東京のノルウェー大使館は、特別の興味をもって――悪夢がよみがえる思いで、読んだはずだ。

 ノルウェーの当局者は――この「密約」があったにもかかわらず、輝かしき「ノーベル平和賞」を、安倍首相の大叔父である、かの佐藤栄作氏に授与してしまったことを、いまでも苦々しく思っているはずである。

 だから、このJTの記事は、早速、オスロの本国政府にファクスなどで送られ、ノーベル平和賞の選考委員会へも回されたはずだ。

 選考委員たちは、もちろん「平和」に関心のある人たちだから、まるで戦争の悪霊にとりつかれたような日本の安倍政権の最近の動向に注目しているはずだ。

 そこへ、日本の最高裁こと、「最低裁判所」による、このアンフェアかつ愚劣な判決!

 選考委員たちは、きっと話し合ったはずだ。

 そして、もしかしたら、いや、たぶん――いや、きっと「内々定」くらいは、出したはずだ。

 ノーベル平和賞を愚弄したことへのリベンジのためにも、日本の「9条」に――平和を愛する日本の民衆に、ノーベル平和賞を授与する、と。

 オスロのノーベル平和賞事務局では、選考委員たちの意向を受け、正式決定へ向け、さっそく、授賞式への招待客のリストアップを始めたところだろう。

 その中にはきっと、西山太吉さんも含まれているに違いない!

               *

 ★は大沼 ◎ ⇒ http://www.japantimes.co.jp/news/2014/07/14/national/okinawa-reversion-papers-likely-destroyed/

Posted by 大沼安史 at 08:21 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ 東電が「ガレキ撤去・放射能粉じんプルーム」の風下放出、月内再開・継続を表明! / 汚染拡大の暴挙 「エネニュース」が全世界へ告知 ★ 南相馬への風下放出は、風向きが東京方面でなかったから、平気で強行したのではないか?!

 ★ エネニュースは、ガレキ処理に伴う放射性物質の拡散について、東電が「天気や風向きまかせ」と語ったとの、英文朝日の報道を国際社会に報じた。

 * TEPCO [...] acknowledged that the procedure will still lead to the release of a large amount of radioactive substances, and the spread of the substances will depend on the weather and the wind direction.

 それにしても、東電は「風下」の人々の生活を――いのちを、何と思っているのだろう?

 それと、疑問点を、もうひとつ――東電は、風向きが首都圏方向でも、「放射能粉じんプルーム」を放出し続けたのだろうか?

 わたしは、そうではあるまい、と踏んでいる。

 新聞記者諸君の、さらなる真実の掘り起こしに期待する。

               *

 ★は大沼 ◎エネニュース : 「大量の放射性物質」を間もなく放出! “Large amount” of radioactive substances will soon be released
  ⇒  http://enenews.com/officials-radioactive-substances-released-from-fukushima-plant-areas-far-away-being-contaminated-govt-tracking-plumes-using-emergency-prediction-system-large-amount-of-radioactive-substa

 ◎ 朝日新聞デジタル : 原発がれき汚染で東電陳謝 作業は月内再開、地元は抗議
  ⇒ http://www.asahi.com/articles/ASG7G5TC9G7GUUPI001.html

 * ……中断している撤去作業は月内に再開する考えを明らかにした。放射線量や事前に詳細な作業内容を公表するかどうかについては「作業再開までに検討する」と述べるにとどめた。

Posted by 大沼安史 at 07:48 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ 放出量は最大4兆ベクレル 〔昨年8月の〕がれき撤去で東電 ★ 舞いあがった膨大な放射能が、風下の南相馬を襲い、水田を汚染した。稲だけでなく、人も、空気も、水も、畑も! 

 ★ 東電はこの推定放出量を福島県庁にも伝えていたという!

   情報は、あのSPEEDIのFAX同様、福島県庁内で「消えた」のだろうか?

               *

 * 東電によると、敷地内や同県双葉、浪江町のモニタリングポストで実測した空間放射線量の上昇度合い、気象データを基に放出量を試算。

 がれき撤去で放出されたのは1時間当たり1000億〜1兆ベクレルで、放出時間は計4時間と推定した。

 4兆ベクレルは、事故後の福島第1原発から1日に放出される放射性セシウムの1万倍以上に上る。

               *
 
 ★は大沼 ◎毎日新聞 (14日付け) ⇒ http://mainichi.jp/select/news/20140715k0000m040129000c.html

Posted by 大沼安史 at 08:56 午前 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ <沖縄タイムス社説> 沖縄「密約文書」不開示が確定 : 都合の悪い情報を伏せる政府の不当性を追及し、責任の所在を明らかにするのが、筋ではないか。公開を求める市民の側に重い立証責任を課すことは本末転倒と言わざるを得ない。

★ 「最低裁」のアンフェアで珍妙な判決は、沖縄の人々の「本土権力」に対する不信感をまたも掻き立てたようだ! 

 沖縄県知事選にも影響するだろう。

 ★ 最高裁は「最低裁判所」としての本性を(またも)自ら明らかにした。

 千葉勝美・裁判官は次の国民審査で「×」と書こう!
  × 千葉裁判官 × ⇒ http://www.courts.go.jp/saikosai/about/saibankan/chiba/index.html

★は大沼 ◎ 沖縄タイムス
 
  * 本記: 沖縄「密約文書」不開示が確定 西山元記者らの上告棄却
     ⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=76581

    最高裁は、密約文書が破棄された可能性を認めた二審の判断を維持した上で、行政機関が「存在しない」とする文書は、開示を請求する側がその存在を証明しない限り公にできない、との初判断を示した。

  * 社説:社説[密約「不開示」確定]文書破棄を認めるのか
    ⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=76614

Posted by 大沼安史 at 08:42 午前 |

2014-07-14

〔あじさいメモ〕 (官邸の) 門は開かれている、出て行け!

 滋賀県知事選で、なぜ安倍政権の代理候補は敗北したか?

 「候補は自公推薦、しかも霞が関エリート官僚」という「勝利の方程式」は、なぜ真逆の結果を生み出したか?

               *

 心のどこかで、そんなことを考えながら、昼過ぎ、たまたま読み始めた、読みさしの本に、こんなことが書かれていた。

               *

 チューリッヒ大学のエルンスト・フェール教授らの実験で、わたしたち(人間)とは(猿などと同様)、「フェアじゃない」ことを極端に嫌う(adhor unfairness)ものであることが確認されている。

 そして、「社会契約(social contact)」を侵犯する者に対して、わたしたちは、その不正(アンフェア)に対して懲罰を加えるものである、と。

               *

 わたしたちとはつまり、フェアを好むものであり、アンフェアを罰するものである!

 こういうことが、わたしたちが仲間とシェアする者であるという事実とともに、すでに確認されているのだろうだ。

   ※ lynne McTaggart著、The Bond (123~130頁)

               *

 なるほどと思った。

 そうであるなら、「不義(アンフェア)」を重ねる安倍政権が、民衆のしっぺ返しを受けるのも当然である、と。

               *

 政治家、あるいは政党の党首の選挙前の約束は「社会契約」である。

 そのきわめて大事な「社会契約」を――わたしたちは「公約」と呼んでいる。

 安倍政権は自分たちの公約=社会契約を、政権奪取後、どれだけ守って…………いや、どれだけ破って来たのだろう。

 TPPにしろ、何にしろ。

 論より証拠、以下のユーチューブとブログ記事を読んでいただきたい。

  ◎ ユーチューブ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=VwDMxoOj0u8&feature=youtube_gdata_player
  ◎ ブログ    ⇒ http://saigaijyouhou.com/blog-entry-2243.html

               *

 しかし、TPPや原発もさることながら、なんといってもすさまじき「社会契約」侵犯は、「平和憲法」を「解釈」で「戦争憲法」に変えた、安倍政権の、そのとんでもない臆面のなさであるだろう。

 言うまでもなく、「憲法」とはこの国最高の社会契約である。

 安倍政権は、それを平気で歴史の屑かごにポイ捨てにした! 

 「戦後レジーム」の克服、とか言って!

               *

 だから――である。

 あさましいその姿をまのあたりにして、だから――わたしたちの内なる「不義・不正を許さない心」が、今回、琵琶湖のほとりで、噴出したのだ――。

               *

 上記、引用した、The Bondという、英国の女性ジャーナリストによる世界的な名著は、人間の「本性」は利己ではなく「利他」主義であることも、さまざま実験結果を引いて実証している。

 残業代ゼロとか、首斬り特区とか、弱者への増税とか――安倍政権のやることなすこと、我利我利亡者の権力者の「利己」政策ばかり。

               *

 民心はもはや安倍政権を離れている。

 だから、この辺で潔く、退陣していただくことにしよう。

               *

 「9条の会」を立ち上げ、人生最後の闘いを闘い抜いた、評論家の加藤周一さんに、戦後間もないころ書いた、たしか、こんな文章があった!

               *

   門は開かれている!

   出て行け!

Posted by 大沼安史 at 03:15 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ <朝日新聞> 〔3号機〕がれき撤去で飛散、〔風下〕コメ汚染 福島第一の20キロ先〔南相馬の〕水田 ★ 昨年秋に収穫された稲だそうだ。ストロンチウムやプルトニウムにも汚染された可能性がある! もちろん、稲だけでなく、人も!

 ◆ 原発から20キロ以上離れた南相馬市の避難区域外の水田14カ所と、20キロ圏の避難区域内の5カ所で昨秋に収穫されたコメから基準値(1キロあたり100ベクレル)超のセシウムが検出された。

 農水省が調べたところ、放射性物質は8月中旬に出始めた穂などに局所的に付着。事故当時に飛散した放射性物質を土壌から吸い上げたのなら均一的に検出されるため、穂が収穫された9月末までの間に新たに飛んできたものと分析した。……

               *

 ★は大沼 ◎ (14日付け) ⇒ http://www.asahi.com/articles/ASG7F4JF9G7FUUPI005.html

Posted by 大沼安史 at 01:21 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ <沖縄タイムス> 集団的自衛権に警鐘 元自衛官インタビュー / 「安倍政権になってから、内容が大幅に変わりました。人を標的とする訓練が始まりました。これまでは、相手を捕獲することが基本でしたが、もう今までと違います。軍隊としか思えません」

 ★ 自衛隊が「軍隊」化することを危惧し、3月に辞職した20代の元自衛官が、沖縄タイムスのインタビューに、こうも語った。

 * 今は、自衛隊を辞める時に、予備自衛官や即応予備自衛官になるか、何の関わりも持たないかを選びます。でも、集団的自衛権の行使で、自衛官のなり手が少なくなっていった場合、予備自衛官にならなかった人も有事の場合は召集されるのではないかと考えています。

               *

 ★は大沼 ◎ (14日付け) ⇒ http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=76498

Posted by 大沼安史 at 01:03 午後 |

〔さああじさいの国へ〕 ◆ <滋賀県知事選> 日本の支配政党(自民党)が「サプライス敗北( surprise setback )」に見舞われる! / ウォールストリート・ジャーナルが速報!/ 「アベの新たな脆さを照らし出す」★ 安倍政権崩壊へ、幕は切って落とされた!

 ★ WSJ紙は、安倍首相の支持率急落の多くが、「平和憲法の再解釈」によるものだと解説している。

 ★は大沼 ◎ Japan's Ruling Party Loses Regional Election
Failure in Shiga Prefecture Highlights Abe's New Vulnerability
 (13日付け) ⇒ http://online.wsj.com/articles/japans-ruling-party-loses-regional-election-highlighting-abes-new-vulnerability-1405259605?mod=asia_home

 * Much of that recent slip followed his decision to move forward with a plan to reinterpret Japan's postwar pacifist constitution to allow the country's self-defense forces to play a more-active role in policing the region, in alliance with the U.S. military.

Posted by 大沼安史 at 12:50 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ <ブログ「放射能メモ」> 公明党、もんじゅ廃止の公約違反 / 「廃止」(公明党政策集)が ⇒ <これに対し公明党も理解を示し、当面「もんじゅ」の活用を続けることで大筋で合意しました>」(NHK報道)

 ★ 「もんじゅ」命名にかかわった永平寺は「懺悔することから始める」と自己批判しているのに、仏の教えをたいせつにしているはずの公明・創価の、この迎合ぶりはいかがなものか! 

 「核」こそ、「放射能」こそ「仏敵」ではないか!

 一般の学会員のなかには、公明党の屈辱的な姿を見て、不快感を催した方も多いことだろう。

 それは今回の滋賀県知事選挙にも大きな影を落としたのではないか!

 ★は大沼 ◎ ⇒ http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-1661.html

 ◎ 参考 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/10/post-ff88.html
 
 ◎ 文殊菩薩ウィキ ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%AE%8A%E8%8F%A9%E8%96%A9

Posted by 大沼安史 at 12:49 午後 |

2014-07-13

〔さああじさいの国へ〕 ◆ ロイターが全世界拡散報道 : 一時帰宅した自宅の裏で、前夜、避難先のアパートに戻りたくないと泣いて訴えた妻が、焼身自殺を遂げた / 残された夫は東電を訴えた / 「川俣町山木屋の悲劇」 福島地裁で8月に判決!

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 ★ 渡辺幹夫さんの裁判は、日本の正義が問われる、国際社会が注目する裁判となった。

 それにしても、この裁判のことを、「ロイター」で知るだなんて!

               *

 ★は大沼 ◎ Fukushima farmer takes on nuclear plant operator over wife’s suicide
 (10日付け) 鮮明な写真と英文記事は
  ⇒ http://www.euronews.com/newswires/2591116-fukushima-farmer-takes-on-nuclear-plant-operator-over-wifes-suicide/
 ◎ 日本語版 : 妻の自殺は誰の責任か、原発訴訟が示す福島の静かな危機
 (13日付け)⇒ http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0FH0YY20140712?pageNumber=4&virtualBrandChannel=0

               *

 ★以下は日本語版ロイター電より。

               *

 * 2011年6月30日、幹夫さんははま子さんにせがまれて家に戻った。1泊の約束だった。はま子さんは料理をしたり幸せそうに見えたという。

 はま子さんは言った。「あんた、明日本当に帰るの」

 「帰るよ。朝早く起きて、草刈りを終えたら10時くらいに出るよ」

「私は絶対アパートなんて帰らない。1人だってここに残るから」

 こんな会話を交わした後、2人は夜9時ごろに就寝した。幹夫さんが夜中の1時ごろにトイレから寝室に戻ると、はま子さんに手をつかまれた。「何か言ったと思うが、覚えていない。泣きじゃくっていた。もうどんな言葉だったんだか。手を握り合って寝た」

   翌朝、幹夫さんは草刈りをしていたとき、遠くにある大きな木の下で炎が上がっているのを見た。はま子さんがいつものようにごみを燃やしているのだろうと思い、幹夫さんは草刈りを続けた。

 * 幹夫さんは裁判外で和解することは希望せず、訴訟の取り下げを勧める親類とは連絡を絶った。長男は私利私欲のために母親の死を利用していると同僚から非難され、仕事を辞めたという。

Posted by 大沼安史 at 05:28 午後 |

〔さああじさいの国へ〕 ◆ フクイチ核惨事4年目の夏――被曝地の窮状を全告発! / 「福島の女たち」が3日、日本外国特派員協会での記者会見でアピール! / 「被曝低減策をつくり、すぐに実行せよ!」「犠牲者の声を聴き、いますぐ政策に反映せよ!」/ 英語通訳ビデオと解説記事(英語) 世界拡散開始!

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 ★ 外人記者クラブのジャーナリストたちは、福島の女性たちの訴えに、ちゃんと耳を傾けようとしている!

   なのに、日本のマスコミは…………何をしている!

               *

 ★は大沼 ビデオと英語まとめ記事は →

 ◎ ⇒ http://nuclear-news.net/2014/07/10/fukushima-women-against-nuclear-power-at-the-foreign-correspondents-club-of-japan-july-3-20l4/

Posted by 大沼安史 at 09:49 午前 |

2014-07-12

〔フクイチ・グローバル核惨事〕 ◆ ヘレン・カルディコット博士があらためて警告 : 「放射性降下物はこの先、数百~数千年にわたって、日本の広い地域を覆い、決して“除染(クリーン・アップ)”されることはないだろう」/ 「放射能の元素を呼吸し、放射能の汚染されたものを飲み食いすることで、癌が多発することだろう」 / これは「地球の歴史上、最大の産業事故」である!

 ★ 米国の女性ジャーナリスト、シャーウッド・ロスさんが引く、カルディコット女史の警告は、フクイチ被曝地の苛酷な現実を――苛酷な未来を、わたしたちの目の前に突き付ける、実に苛烈な言葉だ。

 しかし、わたしたちはこの現実から目を背けてはならない。

 女史は、放射能のクリーン・アップは絶対ありえないと断言している。

 たしかに、いまの除染のやり方では移染が関の山だろう。

 しかし、わたしは微生物の力をかりる「生物除染」という手もありうるだろうと考えている。
 
 ほかにも、「なるほど、これならば……」というアイデアを、さる科学者の方から直接、うかがったこともある。

 あきらめるのは、まだはやい!

 子どもたちや妊婦を逃しながら、新たな発想で、さまざまな除染法を徹底して試みる。

 海外派兵の戦費をそっくり、除染に回す。

 世界中の除染テクノロジーを総投入する。

 やれることはなんでもやる。そうすれば、あるいは活路が開けるかもしれないと思っている。

 秋の福島県知事選挙では、現実をごかまさず、現実に目を背けず、徹底して県民の側に立つ、新知事が選出されなければならない。  
 
               *

 ★は大沼 ◎ Fukushima Disaster Will Never End, Dr. Caldicott Warns
  By Sherwood Ross (10日付け) 
  ⇒ http://www.opednews.com/articles/Fukushima-Disaster-Will-Ne-by-Sherwood-Ross-Cancer_Catastrophe_Chernobyl_Disaster-Preparedness-140710-599.html

 * "Radioactive fallout which remains toxic for hundreds to thousands of years covers large areas of Japan and will never be 'cleaned up,'" asserts Dr. Caldicott, a medical doctor who has been showered with honors and awards for her long-time campaign against the dangers of nuclear power production and nuclear war.

 * Instead, "It will induce an epidemic of cancer as people inhale the radioactive elements, eat radioactive food and drink radioactive beverages," the anti-nuclear authority said. "It is the greatest industrial accident in the Earth's history," she points out.

Posted by 大沼安史 at 09:52 午前 |

〔フクイチ・グローバル核惨事〕 ◆ M6.8 未明の地震、フクイチを襲う――CNNが全世界速報! / 「震えるフクイチ」 ライブ監視カメラ映像(ユーチューブ)も世界に拡散! ★ この地震の揺れで、フクイチの劣化はさらに進んだはずだ。排気筒の倒壊も、いまや時間の問題と見るべきではないか。 

 ★は大沼 ◎ CNN ⇒ http://edition.cnn.com/video/?/video/world/2014/07/11/japan-earthquake-fukushima.cnn&hpt=hp_t3&from_homepage=yes&video_referrer=http%3A%2F%2Fedition.cnn.com%2F
 ◎ 監視カメラ映像 ⇒ https://www.youtube.com/watch?list=UUuoE4ixZbEN75entP-kHtiQ&v=qWe6XTFWBnQ&feature=player_detailpage#t=668
 ◎ エネニュース ⇒ http://enenews.com/cnn-breaking-news-strong-m6-8-quake-off-fukushima-tsunami-warning-issued-govt-marine-threat-is-in-place-get-out-of-the-water-and-leave-the-coast-immediately-video

Posted by 大沼安史 at 09:11 午前 |

2014-07-11

〔田中宇さんの国際ニュース解説〕 ◆ 習近平の覇権戦略 / 7月15日にブラジルで開かれるBRICS(中露印伯南ア)のサミットで、各国で100億ドルずつ出し合って、IMFのライバル機関となる「BRICS開発銀行」を今年中に設立することが決まりそうだ。

 ★ 田中宇さんは、いわゆる北朝鮮の「拉致問題」についても、以下のような鋭い指摘をしている。

               *

 ◆ もともと拉致問題は、かつて北朝鮮問題を解決する主導役だった米国が、北が核廃棄したら日朝、南北、米朝が和解し、朝鮮戦争を正式に終わらせて在韓、在日米軍が撤退できる環境を作ろうとしたので、それをやられると対米従属できなくなる日本が、北との敵対を維持するために独自に設けた「外交防波堤」だった。

               *

 それを崩してまで、おのれの政権維持に狂奔する安倍政権!

               *

 ★ 田中宇さんは「拉致問題」の本質を以下のように解説している。

 * 日本では、この韓国の右往左往について、馬鹿にする論調で報じられる傾向が強い。もし日本が中国の覇権拡大に対抗したいなら、韓国と協調する姿勢を強め、韓国を日本の側につかせようと画策するのが得策だ。しかし日本は逆方向で、韓国を馬鹿にしたり嫌悪する姿勢を続け、国際戦略上の愚策をやっている。日本と韓国がうまく組めば、中国の覇権拡大を抑止できるのに、今の日本はそうした可能性を自ら潰している。

 * もともと拉致問題は、かつて北朝鮮問題を解決する主導役だった米国が、北が核廃棄したら日朝、南北、米朝が和解し、朝鮮戦争を正式に終わらせて在韓、在日米軍が撤退できる環境を作ろうとしたので、それをやられると対米従属できなくなる日本が、北との敵対を維持するために独自に設けた「外交防波堤」だった。日本が今回と同じ条件で拉致被害者を帰国させることは、以前にも可能だったが、外交防波堤の機能があったので、日本政府は拉致問題を解決せず据え置いた。北朝鮮問題を解決する主役が米国から中国に移りつつあるので、外交防波堤として拉致問題を据えておく必要が低下し、せっかく終わるのなら拉致問題を終わりにすることを安倍政権の人気取り政策に使おうというのが今回の策だ。

 ★は大沼 ◎ ⇒ http://tanakanews.com/140710china.htm

Posted by 大沼安史 at 07:55 午後 |

〔さああじさいの国へ〕 ◆ 「平和の申し子たちへ! 泣きながら抵抗を始めよう」 なかにし・れい / * 君は銃で人を狙えるのか 君は銃剣で人を刺せるのか 君は人々の上に爆弾を落とせるのか 若き友たちよ! 君は戦場に行ってはならない

 ………………

 * だから今こそ!

 もっともか弱きものとして

 産声をあげる赤児のように

 泣きながら抵抗を始めよう

 泣きながら抵抗をしつづけるのだ

 泣くことを一生やめてはならない

 平和のために!

               *

  ◎ブログ「田舎暮らしの愉しみ」
   ⇒ http://blog.goo.ne.jp/ezofukurou588/e/8d35b5a066e05b9f96b3274f07f8b368

               *

 ★ 北海道・羊蹄山麓発のブログに、毎日新聞に掲載された、なかにし・れいさんの、若い世代へのアピール(詩)が紹介されていた。

 これはしかし、わたしのような老人世代への叱咤激励でもある。

 わたしたちはこの世に生れて泣いたのだから、この世を去る、その時が来るまで、泣き続けようではないか!

 泣きながら抵抗を続けようではないか!

Posted by 大沼安史 at 04:11 午後 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ 解釈改憲「将来に禍根残す」 山崎元自民副総裁インタビュー / 日本の自衛隊は悪く言えば、米国の「警察犬」になるということだ。 / ひょっとしたら「戦争ごっこ」が好きなんじゃないか。

 * 解釈改憲で容認すれば、憲法の法的安定性を損ない、これからも時の政権によって憲法解釈はどうにでもなるという前例をつくってしまう。これは避けなければならない。

 * 安倍首相には、集団的自衛権行使を認めた政権として後世に名を残したいという情念的なものを感じる。海外において武力行使を行おうとしているが、これは日本の防衛政策の大転換だ。戦前への回帰でもあり、将来に大きな禍根を残すのではないかと心配している。

 * 日本の自衛隊は悪く言えば、米国の「警察犬」になるということだ。世界中に展開している米軍がどこかで戦うことになれば、日本の自衛隊も一緒に戦うということに将来なりかねない。つまり、インド洋、中東、欧州にせよ、自衛隊が海外に出るときは派遣ではなく、派兵になる。

 * 日中の軍事衝突は米中の軍事衝突になり、ひいては、日中戦争、米中戦争、日米対中国の戦争になる。この恐ろしいシナリオが尖閣をめぐって想定され、誰も口には出さないが、日米中3国が心配しているのは事実だ。あってはならないことなので、日本は外交の力で、中国に対し自重を求めなければならない。ところが、日中首脳会談もできない状況だ。

 * ひょっとしたら「戦争ごっこ」が好きなんじゃないか。そんな世代に入っているような気さえする。軍事力で対等になりたいという考えがある。米国に日本を守らせようという考えは確立しているが、今の安倍政権の集団的自衛権の議論は日本が米国を守ってやろうという話だ。それだけでなく、集団的自衛権行使の対象国は限定しないという。対象は「密接な関係にある国」というが、その定義がない。軍事的に密接な関係にある国は米国しかないが、軍事的とは書いていない。何をもって密接な関係と言うのか。米国以外はどこか。国連加盟国全部だと言っているのか。そんな馬鹿な話はない。これは非常に大きな穴だ。そんなことを言えば中国だって密接な関係にある国だ。自衛隊が世界中を回って各国に加勢するというのか。

 <時事通信> 5月15日付け ⇒ http://www.jiji.com/jc/pol-interview?p=yamasaki_taku02-01

Posted by 大沼安史 at 03:56 午後 |

〔あじさいの歌〕 ◆ 内田ボブさん、♪ 「いのちの道の上」

 ♪ ユーチューブ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=9JOjJ50TR4I

  ◎ CDの案内 ⇒ http://amanakuni.net/cd/inochino.html

Posted by 大沼安史 at 11:10 午前 |

〔フクイチ・グローバル核惨事〕 ◆ ことし5月、ロサスゼルスのデル・レイ・ハーバーで魚が大量死 カタクチイワシ(アンチョビー)が7万尾 ⇔ 日本では2012年6月、千葉・大原漁港、神奈川・三浦市でイワシが謎の大量死を遂げていた! ★ フクイチ放射能海洋プルームとの関係は?

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 ★は大沼 

  ◎ (2014年5月18日付け) NBCテレビ 
  ⇒ http://www.nbclosangeles.com/news/Thousands-of-Dead-Fish-in-Marina-Del-Rey-259709801.html

               * 

◎ 関連 ◆ 日本

 * ★ 千葉県大原漁港に大量のイワシが打ち上げられる!
   <ロケットニュース> 2012年6月4日付け ⇒ http://rocketnews24.com/2012/06/04/218077/  

 * ★ またもフィッシュ・キル(Fish-kill) 三浦市でもイワシの大量死 1万尾 千葉・大原漁港に続き/◇ 魚の集団被曝死が始まった?
  2012年6月14日午後、確認 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2012/06/fukushima-di-38.html

◎ 関連 ◆ 米西海岸

 * エネニュース : ロサンゼルス・タイムズが報道 : 「米西海岸のイワシ激減 生態系被曝の可能性(Alarming West Coast sardine crash likely radiating through ecosystem )」
 2014年1月5日付け ⇒ http://enenews.com/l-a-times-alarm-as-west-coast-sardine-crash-likely-radiating-throughout-ecosystem-experts-warn-marine-mammals-and-seabirds-are-starving-may-suffer-for-years-to-come

Posted by 大沼安史 at 10:15 午前 |

2014-07-10

〔フクイチ・グローバル核惨事〕 ◆ <Straight.com > 「放射能汚染土」除染は、途方もなく、絶望的な姿を曝け出した! ◆ 日本の環境省は、バンクーバーの巨大ドーム「プレイス・ドーム」23杯分、2900万立方メートルもの膨大な“除染”土を貯蔵するというが、東大のモリグチ教授によれば、それでは済まず、80杯分になるという! / 石原環境大臣の「金目」発言も紹介!

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  ★ ドーム23杯と80杯との4倍近くもの開き!

  おまけに除染は、山からの「降灰」と、フクイチからの放出フォールアウトの持続で、イタチごっこである!

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  生物除染などを含む、抜本対策が急務だ。

  「金目大臣」にはまかせておけない!

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  ★は大沼 ◎ (4日付け) ⇒ http://www.straight.com/news/680196/fukushimas-radioactive-soil-sparks-fights-exposes-enormity-and-hopelessness-clean-task

               *

 * In the months after the 2011 earthquake-and-tsunami catastrophe, environment ministry experts estimated that the amount of radioactive topsoil from parts of four surrounding prefectures that would have to be “decontaminated” and stored could be as high as 29 million cubic metres.

 That would be about enough dirt to fill the 59,000-capacity B.C. Place Stadium 23 times.

 However, Yuichi Moriguchi, a University of Tokyo environmental-engineering professor, pegged the amount at closer to 100 million cubic metres, enough to fill 80 B.C. Places.

 * Minister Ishihara had told reporters in Tokyo on June 16 that the dragged-out and often acrimonious soil-storage negotiations between Abe’s Liberal Democratic Party–led administration and local and state governments in Fukushima would be solved once the issue of “monetary value” was settled.

Posted by 大沼安史 at 01:43 午後 |

〔フクイチ核・熱・水地獄〕◆ <原発隣接地帯から:脱原発を考えるブログ> 凍らないトレンチ配管の中には何か“相当温かいものが”…………規制委・検討会

 ★ 相当温かいものとは、核燃破片の「崩壊熱」に違いない! 

 だから、こんな指摘が出たのだ。

  「管のあるところが13℃とか15℃とかになっていますよね、普通、現在の地中温度だと・・・こうはなりませんよね・・・配管の熱源なんかも検討していただきたい・・・せっかく観測しているのだから、観測値を用いて熱量計算できるのだから、そんなに難しい計算ではないと思いますから、配管の中に実際にどういうものがあるのか、必ずしも外側の空気の影響だけではなくて、やっぱり相当温かいものが入ってきているっていう可能性が十分考えられますので、・・・、そこも含めた上で、きちんとやってもらいたい」

 フクイチ水地獄の中に、核の熱源が潜み、凍結を阻んでいた!

 それだけではない! 

 なんと――

 「要するに何かというと、(トレンチの超高濃度汚染水が)漏れてる」

 「「このデータを単純に見ると、プラス0.5くらいまで水位が上がって、下の流速が上がってきたと見ることもできる。漏れてないとこういう方向は出ないのではないか」

  ――との指摘さえも!

 猛烈な放射能に汚染された1万1000トンもの「死の灰」汚染水が漏れ出している! 

 行き先はもちろん、、目の前の海!

 <原発隣接地帯から:脱原発を考えるブログ>のこの追及記事(ブログ)で、フクイチ核地獄が、「熱地獄水地獄複合地獄であることが、明らかになった! 

               *
  
 ★は大沼 ◎ ⇒ http://fkuoka.blog.fc2.com/blog-entry-1218.html

Posted by 大沼安史 at 01:32 午後 |

〔さああじさいの国へ〕 ◆ <河北新報> 仙台空襲69年 戦災と震災体験の女性 平和と復興を「仮設」から願う  87歳の元看護師、斎藤清子さんにとって<集団的自衛権の行使容認が閣議決定されたことも気掛かりの一つだ。「世界のあちこちで戦争ばっかり。人間の欲望なんでしょうか」。斎藤さんは被災地の復興とともに、静かに平和を祈っている。>

 ★ 空襲から69年=3・11から3年4ヵ月……安倍政権は震災・津波被災者にまだ――なおも「仮設住宅」暮らしを強い、国民を「戦争」に動員しようとしている!

              *

 ★は大沼 ◎河北(ヤフー) (10日付け) ⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140710-00000006-khks-l04

               *

 ★ わたしの母も仙台空襲で炎に巻かれた。倒れていた母を軍人さんが手を引いて立たせ、いっしょに逃げてくれた。

 「あのとき、手を引っ張られいなければ、死んでだんだっちゃ。戦争は、やんだ(いやだ)」

 「戦争は、やんだ」――は、亡くなった母の口癖だった。

 「やすし、ヨグ、きげよ」と、なんども聞かされた。

Posted by 大沼安史 at 10:59 午前 |

2014-07-09

〔さああじさいの国へ〕 ◆ <西日本新聞が暴露報道> 自衛権行使「新3要件」公明が原案 自民案装い、落としどころ / <……だが、実はその原案は、公明党の北側一雄副代表が内閣法制局に作らせ、高村氏に渡したものだった。解釈改憲に反対する公明党が、事実上、新3要件案の「下書き」を用意したのだ>

 * 集団的自衛権の行使を可能とする憲法解釈変更の閣議決定は、19日に行われた安倍晋三首相と公明党の山口那津男代表の党首会談で最終局面に入った。

 解釈改憲の核心は、自民党の高村正彦副総裁が提案した自衛権行使の「新3要件案」だ。特に「他国に対する武力攻撃が発生し、これにより国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される恐れがある」という集団的自衛権行使に絡む文言をめぐり、自公間で調整が続く。

 だが、実はその原案は、公明党の北側一雄副代表が内閣法制局に作らせ、高村氏に渡したものだった。解釈改憲に反対する公明党が、事実上、新3要件案の「下書き」を用意したのだ。……

 * ……政府筋は「公明党幹部から『まだ騒ぎますけどすみませんね』と言われた」と打ち明ける。

 

 ◎ 6月20日付け朝刊 ⇒ http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/96159

               *

 ★(大沼) わたしは1970年代の半ば、北海道の小樽警察署に詰めていた。警察回り(新聞記者)をしていたのだ。

 わたしはいま、小樽署の地下の食堂のことを思い出す。

 まかないのおじさんが留置人に食べさせる食事をつくっていた。娘さんと2人で。

  そのごはんを、ときどき、わたしも食べさせてもらった。

               *

 その小樽警察署(場所は、違うが)で、創価学会の初代会長の牧口常三郎さんは、若き頃、給仕をしていた。

 そうやって苦学して、札幌師範を出た。

 それが牧口常三郎さんである。

  Wiki ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A7%E5%8F%A3%E5%B8%B8%E4%B8%89%E9%83%8E

 牧口さんは戦中の権力と闘い、転向を拒否し、昭和19年(1944年)11月、巣鴨で獄中死を遂げた。

               *

 牧口さんが獄死を遂げて、ことしで70年――。

 いま、創価の創始者はどんな思いで、公明・学会の現状を見ていらっしゃるのだろう。

               *

 わたしは公明・創価がここまで自民に押しまくられているのには、それなりの理由があるとみている。

 わたしは学会の内部から、改革の動きが出ることを期待している。

               *

 いま、牧口常三郎さんが生きていらしたら、どうするか? あるいは、どうしないか?

 それが改革の基準になるだろう。

 その改革は、日本の政治情勢に激変をもたらすものになりうる。

 浄化とはそのために行なうもの。

 仏敵は、ほんとうはどこにいるか、見極める必要がある。 

Posted by 大沼安史 at 07:20 午後 |

〔さああじさいの国へ〕 ◆ 7月7日、吉永小百合さんは記者会見で言った! / 「これだけ地震の多い国で原子力の発電というのは、やめてほしい、もうサヨナラ原発にしてほしいという思いがずっとそれからありますし、そう意味では声を出して行きたいと思っています」

 ◎ 共同通信ビデオニュース ⇒ http://www.47news.jp/movie/general_topics/post_146/

 7日、東京の日本記者クラブで。共著の対談本を出版した女優の岸恵子さんとともに会見し、原発問題や日中関係について、以下のように語った。(文字起こし)

 *  原子力も……原子力発電所というのは、原子力の平和利用というのが言われていて、なんとなくそういう感じで、ずっとわたしね、思ってきてしまった。でも3月11日にあんな事故が起きて、やっぱり人間は原子力とは一緒にやっていけないものじゃないか――ま、レントゲンとか、そういうものは別ですけども――これだけ地震の多い国で原子力の発電というのは、やめてほしい、もうサヨナラ原発にしてほしいという思いがずっとそれからありますし、そう意味では声を出して行きたいと思っています。

               *

 * あの、わたし日中文化交流協会に入ってまして、やっぱり文化の面で、とっても中国の人たちから、いろんなものを教わってきたし、わたし自身も何度も行って。お友だちもいるので、とにかくいい関係に戻ってほしいということを思っています。

Posted by 大沼安史 at 06:34 午後 |

2014-07-08

〔さああじさいの平和な国へ〕 ◆ 滋賀県知事選 「三日月応援歌♪(アルプス一万尺で)」/ ♪ あかるい三日月 びわこの上に昇ってやがてはまんまるに ♪ 危険な原発廃止のために滋賀県知事を誰にする ♪ 平和な日本を戦火に巻き込む自公の候補に肘鉄だ

 ◎ ユーチューブ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=p5aDdoVEvm4&feature=youtu.be

Posted by 大沼安史 at 06:35 午後 |

〔だから平和なあじさいの国へ〕 ◆ <東京新聞> 安倍政権に抗議の焼身自殺を図ったの男性(63歳)は、<「70年間平和だった日本が本当に大好きでした。集団的自衛権で日本が駄目になってしまう」>と言い、与謝野晶子の詩、<「君死にたまふことなかれ」の一部を朗読したあと、ペットボトルに入れたガソリンのような液体に火をつけた」>

  ★は大沼 ◎ ツイッター写真報告 ⇒ https://mobile.twitter.com/soleil22544/status/486284397671231488/photo/1

               *

 ★ あゝおとうとよ、君を泣く

   君死にたまふことなかれ

   末に生まれし君なれば

   親のなさけはまさりしも

   親は刃をにぎらせて

   人を殺せとをしへしや

   人を殺して死ねよとて

   二十四までをそだてしや ……

  ◎全文は ⇒ http://www.geocities.jp/the_longest_letter1920/kimi_shinitamou_koto_nakare.htm

Posted by 大沼安史 at 05:52 午後 |

〔フクイチ・グローバル核惨事〕 ◆          <Mother Jones 誌が警告> 恐ろしいスーパー台風が日本を……列島の原発を打ち負かそうとしている! /「安全は十分、保障されているのだろうか」と疑問を提起!

 ★ A Scary Super Typhoon Is Bearing Down on Japan…and Its Nuclear Plants
 

Neoguri_cropped

 (7日付け)⇒ http://www.motherjones.com/environment/2014/07/supertyphoon-neoguri-japan-nuclear-plants-fukushima

 * After Fukushima, Japan shut down its reactors. Now, they're in Super Typhoon Neoguri's path. Are they safe enough?
  

Posted by 大沼安史 at 11:10 午前 |

〔フクイチ・グローバル核惨事〕 ◆ <Fukushima Diaryが英仏記事で世界に警告> 史上「最強レベルの台風」 7月11日に フクイチ直撃 の恐れ 

 ★ ⇒ http://fukushima-diary.com/2014/07/strongest-level-typhoon-neoguri-may-hit-fukushima-plant-area-711/
 ★ この先、何10年、何100年…………と、こういう厳しい事態が続いてゆく。
 気象変動で、台風の巨大モンスター化は進み、その一方で、海水を注入したフクイチの放射能&塩分による劣化は加速度的に進行して行く。
 そして――いうまでもなく、火山列島の日本は地震列島!
 大津波も来る!
 安倍首相よ、「敵はフクイチ(および日本の原発など核施設)にあり」!
 間違ってはならない! ごまかしてはいけない!

Posted by 大沼安史 at 10:58 午前 |

〔フクイチ・グローバル核惨事〕 <米FOXニューズ> 5号機核燃プール 漏水でメルトダウンの脅威ふくらむ! 

Strongestleveltyphoonneogurimayhitf

★ 「過去最大クラス」といわれる台風8号の直撃で、たとえば猛烈に汚染された「排気筒」が倒壊し、構内に作業員が立ち入ることもできなくなる最悪の事態も予想される! 

 安倍首相よ、「海外派兵」にうつつを抜かすこときではない!

 ★は大沼 ◎ Leak at Fukushima nuclear plant threatens dangerous meltdown
 (7日付け) ⇒ http://www.foxnews.com/world/2014/07/07/leak-at-fukushima-nuclear-plant-threatens-dangerous-meltdown/

Posted by 大沼安史 at 10:38 午前 |

2014-07-07

〔フクイチ核地獄〕 ◆ <ロシア・ツデー> 5号機使用済み核燃プール 冷却を停止! 漏水が発覚! プール水温、危険なレベルに達するまで、あと「9日間」の余裕!

 ★ RTによると、東電が冷却を止めたのは、日曜日の正午。

   その時の水温は23度C。

   東電は毎時0.193度C上昇する、としている。

   水温が65度Cになると、危険なレベルに達し、沸騰・蒸発に向かう。

 
 ★は大沼 ◎ ⇒ http://rt.com/news/170800-fukushima-water-leak-temperatures/

Posted by 大沼安史 at 09:14 午前 | | トラックバック (0)

〔フクイチ・放射能・水地獄〕 ◆ 「凍土遮水壁」ピンチ 汚染水抜き取り難航 / 「建屋とトレンチの接合部で汚染水を凍らせて流れを止め、水抜きする計画だが、十分に凍結しない」 ★ もはや、アウト・オブ・コントロール状態ではないか? 東電にはもう、まかせておけない!

 ★ 東電は、このままでは「トレンチ内1万1000トンの猛烈な汚染水があふれだす」と言っているようだが、すでに、あふれだしているのではないか?

   東電アドバイザーのデール元NRC委員長らの反対を押し切って強行した東電執行部の責任問題に発展することは必至だが、経営トップを更迭するだけでは済まない。

 安倍政権は「アンダーコントロール」などといって無責任に逃げ回らず、政府としてフクイチ封じ込めに総力をあげて取り組まねばならない!

               *

 ★は大沼 ◎毎日新聞:福島第1原発:凍土遮水壁ピンチ 汚染水抜き取り難航
 (5日付け) ⇒ http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20140706k0000m040056000c.html

  

             *

 ★ 毎日は以下のように報じている。

 東京電力福島第1原発で、2、3号機タービン建屋から海側のトレンチ(配管などが通る地下トンネル)に流れ込んだ汚染水を抜き取る作業が難航している。建屋とトレンチの接合部で汚染水を凍らせて流れを止め、水抜きする計画だが、十分に凍結しないためだ。水抜きできなければトレンチ内の汚染水が漏れる恐れがあり、汚染水低減策の柱として1〜4号機を取り囲むように建設する凍土遮水壁の工事ができない。

 トレンチは2、3号機にそれぞれあり、高さ、幅とも約5メートルで、地下22メートルに埋まっている。建屋から流れ込んだ汚染水計約1万1000トンがたまっている。

 東電は、建屋とトレンチの接合部に、冷却液を流す凍結管計17本を差し込んで付近の水を凍らせる作業を4月から開始した。6月中に氷の壁で接合部を塞いで止水し、7月中旬から汚染水を抜く予定だった。しかし、7月に入っても水は十分に凍っていない。

 原因について、東電は「建屋とトレンチの間を汚染水が行き来するため」と推測する。今後、凍結管を2本追加して冷却能力を高めるが、効果は未知数だ。

 東電は「海側の凍土遮水壁の着工は10月以降なので、水抜きの時間はある」と楽観するが、更田(ふけた)豊志・原子力規制委員は「トレンチに滞留している汚染水は、今の福島第1原発で最も懸念されるリスクだ。(氷の壁での)止水ができなければ、遮水壁の議論などできない」と指摘する。

Posted by 大沼安史 at 08:54 午前 |

〔だから平和なあじさいの国へ〕 ◆ フランシス・ローマ法王8月訪韓で、元「従軍慰安婦」のオモニたちをミサに招待! / 法王、「慰安婦」問題で全世界にメッセージを発する見通し / オモニたちと面会し、直接、慰める場面も 

 ★ カトリック世界からも批判されることになる安倍政権!

   安倍政権はバチカンに抗議したらどうか! 

               *

   ミサは8月18日に。

   宗派を超え、わたしたちも、オモニたちの祈りを、ともにしようではないか。

               *

       世界的な情報網を持つバチカンには、旧日本軍の「慰安婦問題」に関する調査資料があるはずだ。

               *   
 
 ◎ * コリアン・ヘラルド ⇒ http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20140701001102

  * グローバル・ポスト(英文共同電)Kyodo News International) "Comfort women" invited to Mass by Pope Francis during August visit
 ⇒ http://www.globalpost.com/dispatch/news/kyodo-news-international/140630/comfort-women-invited-mass-pope-francis-during-august-

 ◎ TBS ローマ法王が訪韓時に元慰安婦と対面へ
  ⇒ http://news.tbs.co.jp/20140630/newseye/tbs_newseye2237866.html

Posted by 大沼安史 at 08:05 午前 |

2014-07-06

〔さあ平和なあじさいの国へ〕 ◆ <バンクーバー平和哲学センター> ニューヨーク・タイムズの安倍首相憲法再解釈批判・社説「日本とその軍事力の限界」日英対訳(全訳)―― アジアの緊張緩和が必要なときに「納得し難い転換」★ 日本の主要マスコミが読んで見ぬふりした、歴史にのこるべき、手厳しい社説! 拡散を希望します!

 ★は大沼 ⇒ http://peacephilosophy.blogspot.jp/2014/07/blog-post_4.html

Posted by 大沼安史 at 07:53 午後 |

〔さあ平和なあじさいの国へ〕 ◆ <田中龍作ジャーナル> 「さよなら晋三」 集団的自衛権にNO突きつけ / 中学校の制服を着た、都内に住む12歳は筆談取材の紙に書いた。安倍首相「すぐにやめるべき」――「憲法をぜったい守りたい」。少年の目は真剣そのものだった。

 * 安倍政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定して初めての週末、市民たちが新宿で抗議の声を上げた。(「ファシズム許すな!安倍政権打倒デモ@新宿」 主催:怒りのドラムデモ)

 * 公園には新宿西口の地下道で反戦を訴えつづける大木晴子(せいこ)さんの姿もあった。大木さんは1969年新宿西口フォークゲリラの生き証人でもある。ベトナム戦争に反対する若者の熱気が西口広場を埋め尽くした現場を知っている。

 大木さんは七色のパラソルを持って参加した。「今日はどうしても来なければと思って来た。安倍政権の動きが早すぎる。この早さが気持ち悪い。そういう世の中だから神経を研ぎ澄まして生きなければならない」と話す。

 * 中学校の制服を着た、まだ幼さを残す少年もいた。少年は都内に住む12歳で、母親と叔母と連れ立っての参加だ。ドラムとコールがすさまじいため、筆談でインタビューした。

 安倍首相のことをどう思うか?「すぐにやめるべき」。どんな気持ちでデモに参加したか?「憲法をぜったい守りたい」。少年の目は真剣そのものだった。

 
 ◎ 6日 ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009616

Posted by 大沼安史 at 07:38 午後 |

〔さあ平和なあじさいの国へ〕 ◆ 「9条にノーベル平和賞」署名 急増10万人突破! ★ 9条を守り、「原発(核)=放射能」という最悪・最凶の敵と戦い、「戦争」という人殺しに使われる「戦費」を、フクイチ被曝地の人々を救援する、「いのち」を守る資金に使おう! 

  ★は大沼 ◎ 「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会
   ⇒  http://nobel-peace-prize-for-article-9.blogspot.jp/
  ◎ 神奈川新聞 ⇒ http://www.kanaloco.jp/article/74040/cms_id/89741
  ★ わたしも署名して郵送! 上記実行委サイトより、署名用紙をダウンロードできます!

Posted by 大沼安史 at 05:32 午後 |

〔フクイチ核地獄〕 ★ 東電のいう、4号機核燃プールの「未使用燃料」とは、「損傷燃料」のことだった!? まさか部分的に溶融し、再固化したものでは???……/ 6号機プール移送で隠蔽疑惑が浮上! 4号機プールの「未使用燃料」を受け入れる空きスペースをつくるため、6号機プールにある「未使用燃料」を「新燃料貯蔵庫」に移す――だと? 4号機プールの「未使用燃料」を直接、「新燃料貯蔵庫」へ持っていけばいいだけのことじゃないか!

 
  ★は大沼 ◎参考記事 共同通信 福島第1原発の現状】(2014年6月30日) 苦肉の燃料移送先変更 福島第1原発4号機
   ⇒ http://www.47news.jp/47topics/e/254859.php

               *

 ★ 共同通信の上記記事を読んでいて、ひっかかるところを感じたので、書いておく。

 まず、共同の記事に目を通そう。

               *

 * 東京電力は、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出し作業で、未使用燃料180体の移送先を当初予定していた別棟の共用プールではなく、6号機原子炉建屋内のプールに変更した。

 * 東電は共用プール(容量6750体)内のスペースを空けるため、もともと入っていた燃料を空冷式の「乾式キャスク」と呼ばれる金属製容器に入れて屋外保管設備に移送するという「玉突き」方式で対応してきた。

 しかし乾式キャスクの製造が間に合わず、製造を待つと年内に取り出し作業を完了できなくなる。6号機への移送先変更はまさに苦肉の策だ。

 *  ただ6号機のプールにも現在、1706体の燃料が入っており、空きスペースがあるわけではない。東電は10月にまず6号機プールから未使用燃料230体を取り出して同じ建屋内の新燃料貯蔵庫に移しスペースを確保した上で、11月から4号機の未使用燃料180体を6号機に移送する。……

               *

 単純に考えれば、同じ「未使用燃料」であれば、「新燃料貯蔵庫」というものに――あるいは(共用プールの「空き」をつくるために移して来た「乾式キャスク」に――直接、持っていけば済むはずのもの。

 それをわざわざ6号機核燃プールの水の中に入れなければならないということは、4号機プールの「未使用燃料」が、東電がこれまで主張していたように、「無傷の未使用燃料」ではない、ということになる。

               *

 考えて見れば、4号機プールでは事故当時、火災も発生しており、貯蔵されていた核燃料が無傷であるはずがない。

 「損傷燃料」の存在とその対策を、政府・東電は早急に国民――そして国際社会に対して、示すべきではないか? 

Posted by 大沼安史 at 12:31 午後 |

2014-07-05

〔フクイチ核地獄〕◆ <エネニュースが警告> 半径数マイルのゾーンで、放射能蒸気、地表噴出の恐れ! チャイナシンドローム化が進行し、核燃溶融マグマが地下深く沈降して、地下水脈と接触、フクイチは「死の灰蒸気」を噴き上げる「放射能の間欠泉」と化している!?

 ★ 広域的な地下水脈放射能汚染調査を実施すべきではないか!

               *

 ★は大沼 ◎ Top U.S. Official: “The reality is, no technology exists anywhere to solve problem ” of Fukushima’s melted fuel — TV: Molten mass “will scorch into the earth” if not cooled, a ‘China Syndrome’; Geysers of radioactive steam shooting up for miles around (VIDEOS)
(3日付け) ⇒ http://enenews.com/top-official-reality-technology-exists-anywhere-solve-problem-fukushimas-melted-fuel-tv-molten-mass-will-scorch-earth-cooled-china-syndrome-geysers-radioactive-steam-shooting-miles-around-videos

               *

 ★ <エネニュース>のこの報道で、フクイチ・チャイナシンドローム化にともなう放射能放出のあらたなカタチ――「死の灰まじりの放射能蒸気・地表噴出」の恐れが現実化している可能性が明らかになった。

 フクイチ構内の地下水は、すでに地下25メートル・レベルのものまで放射能に汚染されていることがあきらかになり、海側地下26.4メートルまで凍結させる「凍土遮水壁」が無意味なものになるのではないか、と心配されている。

 しかも、この「地下25メールの地下水汚染」は、25メートルよりも深い地下水が汚染されてはいない、ことを意味しない。

 たとえば地下30メール、あるいは40メートルまで――あるいはそれよりも深い地下水まで汚染されているとこともあり得る。

 こうした地下深部における汚染の元凶はひとつ――それは、そこまで沈降している核燃溶融マグマの存在である。

 <エネニュース>は、スリーマイル島事故に関する米「ヒストリー・チャンネル」報道(ユーチューブ版)を引用。

 * チャイナシンドロームが起きて溶融マグマが「地下水面」(water table)に到達すると、現場周辺数マイルの駐車場、道路、街路、住宅地で、地表から汚染された蒸気が噴出するとした、ニューヨーク・タイムズ記者の指摘とともに

 * チャイナシンドロームによって最大4万人が死亡するとした調査結果も

 ――併せて紹介し、警告した。

 しかし、これはあくまで、事態が収束した「スリーマイル島」の話であって、破局規模が桁違いのフクイチの場合は、より苛酷な事態が起こり得ると覚悟しなければならない。

 これまでわたしたちは、在日スイス大使館資料のイラストで、

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 核燃溶融マグマの沈降でできた穴が「パイプ」状になり、そこから圧力容器へ向け、熱湯が上昇! ⇒ 格納容器内へ ⇒ そこで「沸騰状態」! ⇒ 格納容器頂部から建屋を「湯気」を放出 

 ――されていることは分かっていたが、スイス大使館イラストの蒸気放出が、いわば「点」の噴出であるのに対し、今回の<エネニュース>報道は、半径数マイルにわたる「面」的な(間欠的)蒸気地表噴出の可能性に触れた点で、重大な意味を持つ。

 最近、フクイチ周辺もモニタリング・ポストで、空中放射線の異常値の検出があいついでいる。

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 たとえば ⇒ https://mobile.twitter.com/TOHRU_HIRANO/status/484567924888199169/photo/1

 これも、放射性蒸気の間欠噴出と関係ありはしないか、と心配になる。

 で、――<エネニュース>が警告したこの可能性がかるに事実だとすると、フクイチ及びその周辺地区は、すでに「放射能サウナ状態」になっているわけ。

 安倍政権は「おぼっちゃま戦争ごっこ」にうつつを抜かさず、内なる究極の脅威である「フクイチ核地獄」との闘いに全精力を傾注してもらいたいものだ。

Posted by 大沼安史 at 12:01 午後 |

2014-07-04

〔あじさいの言葉〕 ◆ 「戦争は永劫不滅の罪悪なり。故に戦争廃止運動は戦争に対する防戦にして誠に止むを得ざる神戦の一なり。これ仁を為すの実事にして新人に進むの真道なり」/ 「足尾鉱毒」と闘った田中正造翁の精神的支柱となったキリスト者、新井奥邃(おうすい)は、戦争廃止を「神戦」と言った。「フクイチ核毒」と闘うわたしたちも、安倍政権の「9条破壊」に対する「神戦」を挑まなければならない。

 ★ 「僕の前に道はない」の高村光太郎は、新井奥邃の影響を受けた人である。

 わたしたちの前に、「閣議決定」以前の、道はない。

 安倍首相を退陣させ、「決定」撤回と秘密保護法廃止を目指す、わたしたちのデモクラシーと9条を守る「防戦」は、世界的な戦争廃絶に向かう、「神戦」の真なる道だが、それはわたしたちが、「閣議決定後」の状況を生きる者として、そこに向かって歩むことによってしかできない、「後ろに出来る道」であるだろう。

 わたしたちが進めるべきは、この平和のための「神戦」である。

 「相戦殺する」海外派兵ではない。

               *

 ◎ 新井奥邃(おうすい)Wiki
 ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%BA%95%E5%A5%A5%E9%82%83

 ◎ 関連 本ブログ記事 : 〔あじさいの言葉〕 「万国は一族なり。血殺血伐の悪業永く全廃すべし」(新井奥邃) / 足尾鉱毒事件の田中正造翁は非戦論者としても知られるが、翁が師と仰いだ新井奥邃(おうすい)は、第一次大戦で憚ることなく「絶対非戦」を主張した人だった!
 ⇒ http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2014/05/post-141a.html

Posted by 大沼安史 at 09:18 午後 |

〔フクイチ・グローバル核惨事〕 ◆ <Fukusihma Diary> 福島! そして東京も! 下水道汚泥の放射能汚染の苛酷な現実、英仏訳で世界拡散開始 / * 福島市・堀河町終末処理場 セシウム合計87100ベクレル/キロ *  東京・江戸川区・葛西水再生センター 3800ベクレル/キロ ★ 終末処理場へ到達した都市排水がこれほどまでに汚染されているとは! 住民の人体にはどれほど残留していることだろう!

 ★ ことし4~5月段階での測定値である。

    ああ、これだけのセシウムが下水道で流れている

     フクイチ被曝国家=日本!

      安倍氏よ、わたしたちの最大の脅威は、海外の敵でなく、

       フクイチ放射能だ。

      ただにちフクイチ対策にあたりなさい!

      戦争の前に、フクイチと闘いなさい!

               *

 ★は大沼 ◎  ⇒ http://fukushima-diary.com/2014/07/87100-bqkg-from-sewage-sludge-in-fukushima-3800-bqkg-from-tokyo-sewage-sludge/
 ◎ソース ◆ 国土交通省「汚泥 核種分析結果」(5月20日発表)
 ⇒ http://www.mlit.go.jp/common/001045368.pdf

 ◆ 福島市 堀河町終末処理場          87,100

 ◆ 郡山市 県中浄化センター                1,820

  ◆ 仙台市 南蒲生浄化センター                   1,020

  ◆ 多賀城市 仙塩浄化センター                    307

 ◆ 宇都宮市 川田水再生センター                  921

  ◆ 東京江戸川区葛西水再生センター            3,800

 ◆ 東京都板橋区新河岸水再生センター         1,810

 ◆ 東京足立区みやぎ水再生センター             1,660

 ◆ 東京・国立市北多摩二号水再生センター     1,370

 ◆ 東京・府中市北多摩一号水再生センター     1,260

 ◆ 東京・立川市錦町下水処理場                   3,520

 ◆ 横浜市北部下水道センター                        670

 ◆ 川崎市入江崎総合スラッジセンター              699

 ◆ 鎌倉市山崎浄化センター                          1,220

Posted by 大沼安史 at 08:54 午前 |

〔だからあじさいの国へ〕 ◆ <田中龍作ジャーナル> 福島住民、環境省訪れ 「石原金目大臣は辞任を」

 ◆  「お金は1円も要りませんから、きれいな福島を返して下さい」

    「除染してカネを儲け、今度は焼却して儲け、ということですか?」

 ◎ ⇒ http://tanakaryusaku.jp/2014/07/0009602

Posted by 大沼安史 at 08:21 午前 |

〔集団自衛権・閣議決定〕 ◆ <真実を探すブログ> 7月1日の官邸前抗議デモ、警察が山本太郎議員らを暴力で排除!山本太郎氏は大激怒!「市民を排除するな!」

20140702200730yamamo

 ⇒ http://saigaijyouhou.com/blog-entry-3020.html

Posted by 大沼安史 at 08:20 午前 |

〔集団自衛権・閣議決定〕 ◆ 憲法専門家が「ごまかし」を指摘! <敵国に拘束された自衛隊員は捕虜としての権利を主張できず、軍人ではなくテロリストとして扱われる恐れがある> / ◆「閣議決定文」の、この甘過ぎる認識 ⇒ 「国家に準ずる組織」が敵対するものとして登場することは基本的にないと考えられる」

 ◎ 毎日新聞 : 集団的自衛権の行使容認 閣議決定文の「ごまかし」 憲法専門家らがキーワードで読み解く
 (3日夕刊)⇒ http://mainichi.jp/shimen/news/20140703dde012010003000c.html

Posted by 大沼安史 at 08:18 午前 |

2014-07-03

〔集団自衛権・閣議決定〕 ◆◆◆ ニューヨーク・タイムズが社説 「日本、そしてその軍事の限界(Japan and the Limits of Military Power )」 できびしく批判 / 安倍首相の平和憲法の再解釈は日本の多くの人々の心を掻き乱し、アジアに不安を掻き立てた! 安倍氏のこの転換が、緊張緩和されるべき地域で受け入れられることは、さらに困難になった!

 ◆ 安倍首相は国会で安定多数を占めているが、日本の市民にはまだ時間がある。

   安倍氏にこう訊くことは〔彼自身が明言したことなのだから〕フェアなことである。

   「これで日本は戦争をする国にはならないのですよね」と!

               *

  ★ 安倍政権に不信感を持つニューヨーク・タイムズが、日本の私たちを代弁するような社説を、国際社会へ放った!

  集団的自衛権・閣議決定にあたっれ安倍首相が「断言」した、「日本は戦争をする国にはならない」は――安倍氏の、国際社会に対する「公約」となった!

  安倍氏の「明言」はタイムズ紙の社説によって、世界がその真実性をこんご、監視し続けるものとなった。

  タイムズ紙の安倍氏の欺瞞性批判は鋭い!

               *

  ★は大沼 ◎ (2日付け) ⇒ http://www.nytimes.com/2014/07/03/opinion/japan-changes-limits-on-its-military.html?ref=opinion#

 * Prime Minister Shinzo Abe has disturbed many in Japan and increased anxiety in Asia by reinterpreting his country’s pacifist postwar Constitution so that the military can play a more assertive role than it has since World War II. While a shift in Japan’s military role was never going to be readily accepted by many, Mr. Abe’s nationalist politics makes this change even harder to swallow in a region that needs to reduce tension.

 * Mr. Abe’s governing coalition has a comfortable majority in both houses, and the revisions are expected to pass. Even so, there is time for citizens to be heard through their elected representatives. It is fair for them to ask Mr. Abe to prove that the shift “is not going to change Japan into a country that wages wars.”

Posted by 大沼安史 at 12:15 午後 |

2014-07-02

〔集団自衛権・閣議決定〕 ◆ <バンクーバー平和哲学センターが声明> 2014年7月1日は日本の戦後最大の「屈辱の日」 Day of Infamy だ。自国が攻撃されていなくても世界にどこに行っても武力行使ができる道が開かれてしまった。少数の時代錯誤的好戦家に完全に国がハイジャックされ憲法が覆された。いや本当に覆されたのか。これは違憲行為である。闘いはこれからだ。

 ⇒ http://peacephilosophy.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html

Posted by 大沼安史 at 07:30 午後 |

〔集団自衛権・閣議決定〕 ◆ ツイッター かえ歌&戯画 / 『あめふり』 ♪ 安倍 安倍フレー フレー 公明が 上目で 迎合(おむかえ)さもしいなぁ~

Brhr8ezcqaao1tk

 ◎写真は本ブログによる縮小版です。

  かえ歌と風刺画(拡大版)は原ツイッターで
  

  ⇒ https://mobile.twitter.com/Z_PIPPA/status/484255640966017024/photo/1

               *

◎ 関連 写真ツイッター : 聖教新聞「国民守る安全保障法制の整備へ 従来の憲法解釈と整合性保つ」と報道
  ⇒ https://mobile.twitter.com/oscarexpress/status/484087314306433024/photo/1

Posted by 大沼安史 at 07:20 午後 |

〔集団自衛権・閣議決定〕◆ 日弁連が抗議し撤回を求める会長声明  <集団的自衛権の行使等を容認する本閣議決定は、立憲主義と恒久平和主義に反し、違憲である。かかる閣議決定に基づいた自衛隊法等の法改正も許されるものではない>

 * ……憲法の基本原理に関わる重大な変更、すなわち憲法第9条の実質的な改変を、国民の中で十分に議論することすらなく、憲法に拘束されるはずの政府が閣議決定で行うということは背理であり、立憲主義に根本から違反している。

 ⇒ http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2014/140701.html

Posted by 大沼安史 at 07:04 午後 |

〔集団自衛権・閣議決定〕 ◆ 朝日新聞が<ニューヨーク・タイムズ電子版は「日本は重要な一歩を踏み出した」と歓迎>と報道! ★ 原文記事に該当箇所、見当たらず!?

 ★ 朝日新聞は2日付けの夕刊(12面)で以下のように報じた。(太字&赤字強調は大沼) ◎ ⇒(朝日新聞デジタル) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140702-00000037-asahi-pol

               *

 ニューヨーク・タイムズ電子版は「日本は重要な一歩を踏み出した」と歓迎

 「長い平和主義国家では想像もできなかった大規模で高度な軍事力が使えるようになる」と指摘。

 「日本の安全保障のルネサンス。注目すべきはほとんど議論を呼ばずに平和憲法の解釈を変えたことだ」という専門家のコメントを紹介した。

               *

 ニューヨーク・タイムズが「歓迎」した!?

 タイムズの電子版で、まずそれらしき社説を探した。

 「歓迎」とは、同紙の評価である。新聞が新聞として評価を下すのは、その「社説」である。

 社説にあるかと思ったら、なかった。

               *

 「アジア・太平洋」ニュースとして、それらしき記事がひとつあった。

 Japan Announces a Military Shift to Thwart China

 (1日付け)⇒ http://www.nytimes.com/2014/07/02/world/asia/japan-moves-to-permit-greater-use-of-its-military.html?_r=0

 東京支局長のマーチン・ファクラー氏とワシントン支局のデイヴィッド・サンガー記者の連名の記事――解説記事でもなく、あくまで客観報道のストレートニュースである。

 そのどこに「ニューヨーク・タイムズが歓迎」と書かれているか?

 ない!

               *

 朝日の記事には、<「日本は重要な一歩を踏み出した」と歓迎>とも書いてある。

 「歓迎」はなくても、「日本は重要な一歩を踏み出した」というくだりくらい、原文記事にあるはずだと見込んで、またも目を凝らした。

 それも、ない。

  ★ 記事のなかで welcome は1回出て来る。それは、「オバマ政権は火曜日に歓迎すると言った」という部分のみで、ニューヨーク・タイムズが歓迎しているわけではない。記事はこの「オバマ政権は歓迎すると言った」のあとに、アベの動きは大統領への挑戦を提起するものだ」と書き、韓国との同盟関係、中国の緊張管理の面で、安倍政権がオバマ頭痛のタネになっていることを指摘している。

   The Obama administration said Tuesday that it welcomed Japan’s action, adding that it would aid the country’s armed forces to “do more within the framework of our alliance.” But the Abe government’s move also posed challenges for the president. His administration has struggled to patch up differences between Japan and South Korea, which is also bitter over Japan’s imperialist history, and managing the tensions with China may now prove more difficult than ever before.

               *

 それにしてもこれは一体、どうしたわけか。

 タイムズ電子版には、朝日の記者だけが読める特別な記事があるのだろうか?

 念のため<「長い平和主義国家では想像もできなかった大規模で高度な軍事力が使えるようになる」と指摘>に対応する原文があるかどうかたしかめたら、あった!

 The decision by the government of Prime Minister Shinzo Abe will permit Japan to use its large and technologically advanced armed forces in ways that would have been unthinkable even a decade ago when they were limited to defending the country.

 
 <「日本の安全保障のルネサンス。注目すべきはほとんど議論を呼ばずに平和憲法の解釈を変えたことだ」という専門家のコメントを紹介した。>についても、似通った米国の学者のコメントがたしかに載っている。

 “Japan is experiencing a security renaissance,” said Andrew L. Oros, director of international studies at Washington College in Chestertown, Md. “What is remarkable is not that things are changing, but that they are changing with so little fanfare.”

 ここでの問題は朝日の記事の日本語訳のこの部分――「注目すべきはほとんど議論を呼ばずに平和憲法の解釈を変えたことだ」である。

 原文は「ファンファーレなしに(that they are changing with so little fanfare.)」。

 ファンファーレは、「議論」ではなく、「祝福の鳴りもの」の意味だ。

 憲法解釈変更という国家的な出来ごとが、沈黙のうちに――こっそり進んだことへの驚きの表現である。

               *

 安倍政権の乱暴な「閣議決定」を、国際世論に大きな影響力のある、天下のニューヨーク・タイムズ紙が「歓迎した」という、この書きっぷり。

 意図的な誤訳報道としか考えられない。

Posted by 大沼安史 at 05:52 午後 |

〔梶村太一郎さんのベルリン通信〕 ◆ ドイツ紙がこぞって、NHKの集団自衛権抗議の焼身自殺報道の欠落を指摘 / 報道不作為で自殺したNHKはAHK(安倍放送協会)である / ★ スイス・チューリッヒ紙 「日本の大メディアはひるんでいる」

 ★は大沼 ⇒ http://tkajimura.blogspot.jp/2014/06/nhknhkahk.html

               *

 * スイスのドイツ語主要紙であるノイエチューリヒャー紙は東京から→「安倍の計画への抗議・東京で焼身自殺」と伝えていますが、その中でNHK以下の日本の大メディア全体を批判しています。

               *

 新宿は東京で最も往来の多い駅出あるので、自焼行為は何百人にも目撃された。

  直ちにソーシャルネットワークでは無数の画像とコメントが現れた。

  それに反して古典的なメディアでは、極端な形の抗議をほとんど伝えていない。

  公共放送NHKは国民的な夕刻のニュースで焼身自殺について全くふれなかった。

  NHKは政府に取り入ろうとしていると長い間批判にさらされている。大メディアは全般的に安倍のやり方に強く疑問を呈することにひるんでいる。

  ひとりのジャーナリストは、彼の編集部では、この問題は誰も拾おうとはしない火中の栗であると打ち明けた。彼はこの発言を決して氏名を挙げて引用してほしくないと望んでいる。

Posted by 大沼安史 at 04:40 午後 |

2014-07-01

〔さああじさいの国へ〕<IWJ映像記録 「集団的自衛権反対!」 6.30 決壊寸前、官邸前抗議> ◆ 6・30 国会前 「このようなやり方をしたのは、ヒトラーなんです」

 ◆ 元自衛隊レンジャー部隊員は叫んだ! 「安倍首相と閣僚は1週間、ヘビや蛙を食って人を殺すレンジャ-訓練を受けてみよ!」

 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=cqXZMeG6SAY&feature=youtu.be

Posted by 大沼安史 at 06:18 午後 |

〔さああじさいの国へ〕 ◆ 竹野内真理さん こどもたちと妊婦の避難支援を呼びかける国際キャンペーンを開始!

 ◆ 真里さんは訴える。

 <日本政府に汚染地帯から子供と妊婦を避難させるよう圧力をかけるべく、この署名を拡散ください。>

 同じ子をもつ母親として、叫ばずにはおれないのだろう。

 ◎ Change.org ⇒ http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/to-government-of-japan-and-citizens-of-the-world-please-evacuate-fukushima-kids-and-pregnant-women

Posted by 大沼安史 at 02:32 午後 |

〔あじさいのお知らせ〕 ★★★ 吉本有里さんが今月、東北コンサートツアー

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 ★(大沼記) 吉本有里さんは、長野の「半農半ミュジーシャン」。

   今回の東北ツアーでは、津波で犠牲になった方の霊を慰め、別離を強いられた方を励ます「いのち」という新曲を――もしかしたら、アンコールなどで歌ってくださるかも知れません。

   吉本有里さんご自身、辛い体験を乗り越えられた方です。

   有里さんのHPのどこかに、家の近くの神社境内で躍っていたとき、出てきた虹の輪が映った写真があります。

   有里さんは、そういう人です。

               *

 ◎ 吉本有里さんの公式HP ⇒ http://amanakuni.net/yuri/index.html?64,9

 ◎ ネットで聴ける有里さんの歌(全曲リストも) ⇒ http://amanakuni.net/yuri/music.html

 ◎ ★ 17日の仙台コンサート「いのちに帰る旅」のチラシ 
  ⇒ http://kokucheese.com/event/index/187464/

 ◎ ★ 東北ツアーの日程、申し込み、などは以下でご確認ください。

     ☆ 2014年 Liveスケジュール 

      ⇒ http://amanakuni.net/yuri/2014tour.html

Posted by 大沼安史 at 01:04 午後 | | トラックバック (0)

〔さああじさいの国へ〕 LinkAsia が動画映像で、安倍政権への大抗議デモと、新宿焼身プロテストを、全世界に拡散報道 ★ (閲覧注意) 焼身プロテストをした男性は、炎の中で立ち上がり、抗議を続けていた!

  ★は大沼 ◎ ユーチューブ ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=vBsq1d_-LVg#t=54 
 ◎ 関連 : ロイターが東京「1万人」(主催者発表)大デモを全世界拡散報道 :Thousands denounce Japanese PM Abe's security shift / ドラム、唱和、サキソフォン …… 「わたしたちのこどもたちや自衛隊員たちが死ぬのを見たくない」
   ⇒ http://www.reuters.com/article/2014/06/30/us-japan-defense-idUSKBN0F503U20140630

 * Organizers said 10,000 demonstrators joined the march to the sound of drums, chants and saxophones.

Posted by 大沼安史 at 10:10 午前 |

〔あじさいの言葉〕  土壌浄土

 今朝、目覚めたら、ふと、こんな言葉が浮かんだ。

   土壌浄土

 海苔の宣伝文句みたいな、そんなことばが浮かんだあと、意識を土壌と考えれば、これもありだな、と思った。

   意識浄土

               *

 今朝も30分、ジョギングをした。

 右手に、農業用ミネラルを1滴入れた、ちいさなペットボトルを持って、「土壌浄土/意識浄土」と音頭をとりながら、走った。

 高台にある古刹の、お地蔵さんの裏にある井戸水で薄め、帰り途の、電信柱のわきで、病気で苦しんでいるアジサイの根のところにまいてあげた。

 かれこれ1週間になる、あたらしい朝の日課。

               *

 緑茶色になっていた葉っぱの何枚かが、明るい緑色になっている!

 農業用ミネラルで、アジサイの根元の土の浄土化が進んでいる!

 うれしくなって――へへへ、楽しくなって――こちらの心も浄化された。

   意識浄土。

               *

 ぼくがあじさいにあげている農業用ミネラルは、つくばに研究所をもつ、川田薫先生が岩石から抽出したものである。(⇒ http://www.kawada-labo.com/taskguide.htm )

 農家の方々から、効能を聞いてはいたが…………。

 病んだあじさいにあげることで、それがいかにいのちを助け、育てるものか、自分でも納得した。

               *

 農地の疲弊、農業の危機が指摘されている。

   川田薫先生のミネラルは救いだ。

 心の疲れ、精神の危機が叫ばれている。

   岩から取り出されたミネラルは救いだ。

               *

 土壌浄土 意識浄土

 わたしたちはたぶん、物質・精神の両面で癒されなければならない。

 病んだあじさいとは、わたしたちであり、この日本のことでもある。

Posted by 大沼安史 at 09:15 午前 |