<電磁波メモ 「1996年」①> ◆ その年、1996年の夏、ニューヨークのマンションの自宅で、<それ>は始まった。頭の中で突然……「わたしはビッチ! 自殺したい!」と! / 「全米図書賞」を受賞した米黒人女性作家、グロリア・ネイラー(Gloria Naylor)さんが、電磁波照射「神の声」被害体験小説、『1996年』で告発!
★ グロリア・ネイラーさん(1950~ )は1983年、小説"The Women of Brewster Place" で、米国の最高の文学賞、「ナショナル・ブック・アワード」を受賞した人だ。
ニューヨーク・ブルックリンの一画に生きる女性たちを描いたこの小説(★ わたしもペンギン・ブックスで読み進んでいるが、すばらしい!)は、オプラ・ウィンフレーによる大人気テレビシリーズとなった。
そんなグロリアさんを、電磁波照射攻撃が襲う。
場所はブルックリンの自宅。
隣室からの――それも、音声を直接、頭脳に吹き込む、いわゆる「神の声」攻撃だった。
グロリアさんはその体験小説、「1996」で、自分の頭に、突然、脈絡もなく現れた以下のような「言葉(文)」を記録しているので紹介する。(同書99頁より)
I am a bitch.(わたしはビッチ〔女性を罵る言葉〕)
I am the worst bitch in the world. I want to kill myself.(わたしは世界で最悪のビッチ。自殺したい)
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グロリア・ネイラーさんの「1996」を入手して、少しずつ読み進んでいる。
彼女が年号を小説の題にしたのは、ジョージ・オーウェルの「1985」を意識してのことだと思う。
日本でも、このような「神の声」電磁波照射攻撃が組織的に行なわれ、自殺に追い込まれた人も多いと聞く。
グロリアさんの被害から20年近くが経過した。
照射テクノロジーはどれだけ高度化しているのだろう?
「1996」のポイントを、少しずつ、紹介する。
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◎ Gloria Naylorさん Wiki ⇒ http://en.wikipedia.org/wiki/Gloria_Naylor